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2018年09月24日
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1985年のクラッシュ・ギャルズ

2015年12月10日

著者:柳澤健
発売元:文藝春秋社


クラッシュギャルズ。

いまや、この名前を知っている人が、どれくらいいいることか。

1980年代のトップアイドル。

全日本女子プロレスのアイドルにして、日本のトップアイドル。

全女のトップレスラーじゃなかったってのがミソね。

トップにはジャガーが君臨していたから。

まぁ、ライオネス飛鳥も、長与千種も、全女のトップになれずに、全女を去っていったんだけれどね。


そんなアイドル女子プロレス黄金時代の話がしっかり詰まっているのですわ。

1990年代の女子プロレス団体抗争戦の話ではないのですね。

いや、団体抗争戦の話もあるのですけれど、その時代、長与千種も、ライオネス飛鳥もメインじゃなかったんだよな。

時代は移り変わっていた。

その時代のヒロインはブル中野であり、アジャ・コングであり、北斗晶であり、神取忍であり、井上京子であり、井上貴子だったんだよな。

そんな女子プロの話がぎっしり詰まっている話。

いや、プロレスがぎっしり詰まっているな。

プロレスに男も女もないもの。

ほんと、この著者はプロレスを愛しているわけですよ。

80年代初頭の絶対王者、ジャガー横田に対して

強いだけで退屈なレスラーという烙印を押された王者。

と称しているもの。

プロレスはスポーツではない。スポーツマンは勝利を目指すが、プロレスラーが目指すのは勝利ではなく、観客を満足させることだからだ。


とか、まさにそうだもの。

プロレスって。

あと

プロレスは言葉だ。口から出るものばかりではない。相手にフォールされた時に、必死で跳ね返せば、観客には選手のやる気が伝わる。全ての動くをkと場として観客に伝えること。それがプロレスラーの仕事なのだ。

って、フレーズも刺さるなぁ。

そして何より刺さったのが

プロレスラーが人の心を動かすためには、一種の怪物に変貌しなければならないのだ。

という一文だな。

人工的にでも、この怪物を生み出すことが出来なければ、女子プロは沈んだままなんだろうと思った。

いや、それじゃつまらなさすぎるよ。



1985年のクラッシュ・ギャルズ (文春文庫)


タイトル:1985年のクラッシュ・ギャルズ
著者:柳澤健
発売元:文藝春秋社
おすすめ度:☆☆☆☆☆(名著)
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世界史88の裏側をのぞく

2015年12月02日


著者:裏世界史研究会
発売元:クリエイターズギルト

なんかフリーメーソン的な、ロスチャイルドの陰謀的なものを期待していたのですが、違いましたね。

ちょっとしたクイズネタでした。



世界史88の裏側をのぞく: 摩訶不思議な裏歴史の真相を紐解く


タイトル:世界史88の裏側をのぞく
著者:裏世界史研究会
発売元:クリエイターズギルト
おすすめ度:☆(うむ)

佐治敬三と開高健 最強の二人

2015年11月18日
著者:北康利
発売元:講談社

サントリー二代目社長とその盟友、開高健の関係を描いた珠玉の一冊ですな。

鳥井信治郎から引き継いだサントリーを世界的な大企業に育てた鳥井信治郎と、洋酒天国の初代編集長で、芥川賞作家の開高健。

どちらも輝かしい人生で、誰もが羨むわけですけれど、まぁ、そんなにかんたんじゃない。

ってか、悲しすぎる人生だな。

悲しさと引き換えに、輝かしい人生を手に入れたと思うと、あれだな。

平凡な人生で良いと思ってしまうわけですわ。

まぁ、鳥井信治郎の後を継いだのが佐治敬三である理由も、

開高健が世界中を旅して、オーパな旅を楽しんだ理由というのも、あるわけだな。

毎日毎日すごす、いわゆる日常が平々凡々で幸せであったら、そんなことをしようと思わないわけだな。

最初のうちは純粋に「羨ましい」と思っていても、読み進めていくうちに辛くなっていってしまう。

何度も繰り返すけれど、誰よりも悲しい人生を送っているからこそ、誰よりも派手で楽しげな人生を送っているのだろうな、と思ってしまう。

もう、本書の第四コーナーを回ってから綴られる、開高健ががんになってからの話はやばすぎる。

がんを告知するなんて発想がなかった時代の、辛い辛い話。

そして、それより辛い開高健亡き後の話。

ほんと、娘には幸せに育って欲しいと思ってしまう今日この頃。

そんな不思議な読後感を得られる1冊。



佐治敬三と開高健 最強のふたり

タイトル:佐治敬三と開高健 最強の二人
著者:北康利
発売元:講談社
おすすめ度:☆☆☆☆☆(名著だわ)

本当にあった奇跡のサバイバル60

2015年10月16日

編集:ナショナルジオグラフィック
発売元:日経BPマーケティング

やばい。

この本面白い。

面白すぎて、痛い。

それは内容がアチャー・・・というのではなく、リアルな話がリアルに描かれているので、そこから想像される痛みがやばいんだよ。

もう、ハヤカワ・ミステリ―以上の話ばかり。

もう、事実は小説より奇なりですわ。

いろいろな奇跡が紹介されているのだけれど、その中でも一番やばかったのが

「岩にとらわれて」

というお話。

ユタ州のホースキューキャニオンで、岩に挟まれてしまったアローン・ラルストーンが自分の意志で、自分の右腕を、自分の余りきれないナイフで切り落として脱出するというお話。

ここに書いているだけでも、そのリアルな描写を思い出して、背筋が凍ってくる。

骨を自分の全体重をかけて折り、腱や神経は切るのが大変だった。

って。

ひぇぇぇぇぇぇ

という話が盛り沢山です。



本当にあった 奇跡のサバイバル60


タイトル:本当にあった奇跡のサバイバル60
編集:ナショナルジオグラフィック
発売元:日経BPマーケティング
おすすめ度:☆☆☆☆☆(最高)

なぜ、システム開発は必ずモメるのか?

2015年09月24日


著者:吉田啓二
発売元:日本実業出版社

これ、タイトルは「●●が△△だから□□」ってタイトルな、そんな本な気がしましたが

いろいろ読んだ、要件定義な本の中で一番良かったかも。

「こうすればいいことありますよ」という書き方ではなくて「こうだから、ダメなんだよ~お前は~」と上司から怒られるような書き方となっているので、骨身にしみます。

あぁ・・・ごめんなさい

と、素直に思えてしまいます。

まぁ、失敗こそが最大の教科書といいますからね。

そんなわけでして、この本はものすごい良い教科書だったりしますわ。


たとえば、要件定義した後に、多くのユーザーさんは「アレもしたい。これもしたい」って騒ぎ出すのですけれど、そういう場合はどうすればいいのかがちゃんと書かれている。

それは

◎要件変更要望があった際には、そのメリット・デメリットをユーザに説明し、一緒に賛否を検討する
◎追加要望の場合には必ず費用を見積もる
◎見積りの際には、要件変更の賛否検討や要件変更の管理工数を予測して、プロジェクト管理費に含んでおく


のだとな。

で、こういう話をすると、機能の話に落ちるのですけれど、機能の話はベンダーとユーザーの間の思いの差が大きかったりするわけですよ。

なので何やるのか?何の機能なのか?を明らかにして、お客さんと握らないとヤバイ。

そして、それは機能要件以外、非機能要件でも発生するので、注意ということですわな。


で、要件定義をやり慣れているSierや、Web開発のベンダーと、事業会社の方々は違うわけですよ。

事業会社の情シスの人たちだって、年がら年中、要件定義をしているわけではない。

要件定義のスキルに関しては、ユーザー側が大きく劣る。

そりゃ、業務用権ではユーザー側のほうが知見は多いけれどね。

で、そんな要件定義に関してはユーザーを導くことが求められるわけですよ。

ユーザーにおまかせではなくな。

で、それを本書では

◎ベンダはユーザの決めること、調べることを積極的にガイドする
◎要件定義は、役割を超えてチームで徹底的に議論する
◎要件定義チームには出来る限り多くの利害関係者を入れる


事が重要だと、書いておりますわ。


あと、最初から1つのツールにこだわるな、とも書いてあるね。

これ、ものすごく重要。

あと、重要そうなこととして

システム開発の要件すべてが、要件定義工程の完了時点までに決まることは稀有です。決まらない要件は未決定事項とし、解決担当者や期限等を定めて継続的に管理することが大切です。

と書いてありますわ。

まぁ、期限と担当者が重要ですがね。

これが漏れちゃダメ、と。


で、お客さんのやりたいことって山ほどあるんですけれど、それをきっちり全部、最初の開発で実装できるわけがない。

順を追って実装していくのですけれど、この考え方をていぎしたものあるのね。

MSCoW分析っていうのね。

何かというと

一つ一つの要件をMust(必須)、Should(できればやる)、Cold(あれば尚良い)、Won't(将来的にはやりたい)に分類する

のだとな。

いままでなんとなく思っていた&やっていたことを定義してくれたのが嬉しい。

あと、機能の有り無しは目につくけれど、その機能があっても実行還流するまでの性能に関してはあまり定義していなかったりするので、注意ねっていう話も良かったわ。

あと

「塔子のチェックリスト」

っていうのが良い。

開発プロセスをレビューするためのチェックリストが使えるよ。

これをなぞるだけでも、クォリティはものすごく上がるよ。

あと、参考文献がいろいろ紹介されているのも良い。

『成功する要求仕様 失敗する要求仕様』



『アメリカ国防総省直伝プロジェクト・マネジメント実践教練ブック』



『ソフトウエアの要求「発明」学 誰も書かなかった要求仕様の勘違い』



『要求仕様定義ガイドライン&非機能要求仕様定義ガイドライン』



を読みたくなりましたわ。




なぜ、システム開発は必ずモメるのか?

タイトル:なぜ、システム開発は必ずモメるのか?
著者:吉田啓二
発売元:日本実業出版社
おすすめ度:☆☆☆☆☆(名著)

はじめよう!要件定義 ~ビギナーからベテランまで~

2015年09月06日


著者:羽生章洋
発売元:技術評論社

いやはや、要件定義に関して、しっかり勉強できる本ですわ。

まぁ、若者にとっては勉強でして、年行った方々にとっては再確認というか、整理ですな。

そもそも要件てなんだか知ってますか?

これ、辞書引いても出てきませんわ。

それは作って欲しい人が一方的に要求をならべるだけでは要件とは言えないということです。どういうことかというと、創る側の人が「これなら作れます」と言える注文でなければ、実現不可能な依頼だということです。

そうなんだよね。

要求確認は夢を語る場面ですけれど、要件定義っていうのは現実を見つめる作業なんですわな。

「これならできる」という実現可能性を語るわけなんですわな。

で、実現可能性って何かといいますと

「これなら作れます」とすんなり言える場合はよいのですが、「これは難しいです」あるいは「これは無理です」という場合、それがどういう理由によるのかが裏側に存在するからです。たとえば、「作る人の実力が足りない」のであれば、それは依頼先を別の人にすれば実現できるかもしれません。あるいは「現実的に無理:というような場合があれば、要求自体を改める必要があるでしょう。他にも「予算が足りないから無理」とか「基幹が足りないから無理」というようなケースも現実には多く見受けられます。

できる、できない、こうだったらできるというのを要求に対して行っていくのが要件定義なわけですな。

そうやって、作って欲しい人と作る人の間の合意を取っていくことが要件定義なわけですな。

ちなみに要件定義は・・・

作って欲しい人の要望

作って欲しい人の要求(要望の整理)

作る人の検討

作るひとの提案

作って欲しい人の検討(作る人の提案に対してね)

作る人と作って欲しい人の合意(これが要件定義)

あとね、要件定義というのは要件定義をするのが目的じゃないのよね。

作って欲しい人が求めているのは、

完成したソフトウェアがもたらしてくれるであろう期待している便益(ベネフィット)

なのよね。

要件定義書というドキュメントを作って欲しい人は求めているのではない。

ベネフィットを手に入れる手段として要件定義書というドキュメントが欲しいのだ。

無論、いきなりベネフィットを顧客に提供することができないので、プロジェクトおゴールは「そのソフトウェアを利用できる状態にする」ことなのだな。


とはいえ、要件定義の元になるというか、そのサービスを作る最初の企画というのがあるわけで、その企画がずれてしまっては元も子もなくなるわけですよ。

その企画をまとめる、つまり企画書を作るのに必要な情報は

①プロジェクトの名称
②なぜ・目的
③何を・目的達成のために作るもの・作るものの説明・作るものを利用する人・利用する人が得られる便益
④作るための体制・期限


なんだとな。

こういうところをベースに要件定義を進めていくのですわな。

無論、要件定義は設計・開発という後工程が待っているので、後工程を請け負う人々と歩調を合わせていかなければならないわけですわな。

いきなり、確定した要件定義書をぽ~んと投げて、後工程を担う人たちから「できません・・・」という声が聞こえてきてはダメなんですわな。





はじめよう! 要件定義 ~ビギナーからベテランまで

タイトル:はじめよう!要件定義 ~ビギナーからベテランまで~
著者:羽生章洋
発売元:技術評論社
おすすめ度:☆☆☆☆☆(良い本ね)

21世紀の資本

2015年06月30日

著者:トマ・ピケティ
発売元:みすず書房

今一番売れている経済書。

ってか、こんな分厚い経済の専門書が10万部以上も売れているってびっくりだわ。

で、民主党や、社民党など「労働者が国の基本です。でも、その労働者は正社員だけですが、何か。そんな労働者を代表する労組の幹部が資本家な見に報酬をもらっていて何が悪いんですか?( ー`дー´)キリッ」という方々のバイブルになっているらしいですが

どっちも、「ほんとか?」と思ってしまう。

格差発生のメカニズムと、格差が引き起こす問題点には触れているが、格差は絶対悪で、格差を生み出してしまう仕組み自体が間違いなのだという、ポルポト的な主張はどこにも見当たらなかったと思ふ。

そもそも、なんで格差というか、経済的問題が発生してしまうのか?というそもそも論に対して、ピケティは歴史的アプローチを見せるのですけれど

それは人口の爆発的増加によるもので、近代(中世?)ヨーロッパではそれが問題にあっていたということが書かれているのですよ。

それは5ページ

フランスの人口は更に18世紀を通じて、ルイ14世時代の終わりからルイ16世の処刑までずっと安定して増加し、1780年には3000万人近くになった。1789年の爆発に先立つ数十年で農業賃金が停滞し、地代が上昇したのは、どう考えてもこの空前の急激な人口増のおかげだ。

に記載されているわけですなわ。

これが、この本の柱になる考え方ですわな。

財政政策も、金融政策もへったくれもなかった時代にあって、人口の増加=需要の増加が神の見えざる手であって、人口が増えれば増えれほど、商品の希少性が上がり、インフレ的状況になるってわけなんですわな、と。

で、この辺の話や疑問に答えたのがリカードや、マルクスであった、と。

で、この辺の話を含めて資本収益率が、経済の成長率を大幅に上回ると云々かんぬんという話、この本の柱ですな、底に行くわけですよ。

で、

r>g

という不等式が出てくるのですな。

しかし、29ページに

私の結論は、マルクスの無限蓄積の原理と永続的格差拡大の含意ほど悲惨ではない(というのもマルクスの理論は暗黙のうちに、長期的な生産性増大がゼロだという厳密な想定に依存しているからだ)。私が提案するモデルでは、格差拡大は永続的ではないし、富の分配も将来の方向性としてあり得るいくつかの可能性のひとつでしかない。だが考えられる可能性はあまり心やすまるものではない。

で、

資本市場が完全になればなるほど、rがgを上回る可能性も高まる。

と、話を続けるわけだ。

で、累進課税とか重要だけれど、これは国際協調が必要なんだよねぇ・・・と話を続ける。

これ、30ページくらいまでの話なんだけれど、菅直人とか、ここまでも読んでいないんじゃないのかしら?なんて思ってしまうわw

あと

r>g

という式以外に、これも重要だと思ふ。56ページ。

資本主義の第一基本法則 α=r✕g

これで資本主義の第一基本法則を提示できる。これは資本ストックを、資本からの所得フローと結びつけるものだ。資本/所得比率βは、国民所得の中で資本からの所得の占める割合(αで表す)と単純な関係を持っており、以下の式で表される。

α=r✕β

ここでrは資本収益率だ。

例えばβ=600%でt=5%なら、α=r✕β=30%となる。
言い換えると、国富が国民所得の6年分で、資本収益率が5%なら、国民所得における資本のシェアは30%ということだ。


なにげに、個人的にこの本の肝はここな気がするんだよな。

で、この第一法則を受けて、第二法則に話が移るわけですわな。

資本主義の第二基本法則は

β=s/g

βは資本/所得比率、sは所得率、gは成長率

となるのですな。

で、これは何を意味しているかというと

175ページ
ほとんど停滞した社会では、過去に蓄積された富が、異様なほどの重要性を確実に持つようになる。

って、ことを証明している式なわけですわな。

で、繰り返しになるけれど、この本は「格差、ダメ!ゼッタイ」的なことを説いている本ではなく、経済学の本なわけですわな。

クメール・ルージュマンセーじゃないんだからさ。

ただ、発生してしまう格差はなんとかしなければならない。

そして、その格差解消方法が書かれているのですよ。

それは、まず教育と技能への投資(325ページ)

労働者の質を上げて、賃金をたくさんもらえるようにしましょうって話だな。

で、次は戦争(412ページ)

すべてがガラガラポンされるので、格差どころの騒ぎでなくなる。

世界の経済誌において、格差が採用化されるのって戦争が起きた時なんだよな。

きっちり、それはこの本に書いてある。

なので、「格差、ダメ!ゼッタイ」は戦争賛成派なのかしら?と思ってしまふ。

で、次はインフレ(色んな所で書かれているけれど、472ページには「インフレの主な影響は、資本の平均収益を減らすことではなく、それを再分配することなのだ」という記述あるのでね)。

で、次は累進所得税も含まれるであろう、資本税(514ページ以降のもろもろ)。

金持っているやつから金を奪えば、そりゃ格差はなくなりますね、と。

みんな揃って貧乏になりましょうということに近い気がすんだな。

ちなみに強制的に格差をなくした国がある。

それがソヴィエト連邦。

ソヴィエト連邦が何をやってどうなったかという話も、この本に書かれている(557ページから)。

なもんで、繰り返すのですが

民主党や、社民党など「労働者が国の基本です。でも、その労働者は正社員だけですが、何か。そんな労働者を代表する労組の幹部が資本家な見に報酬をもらっていて何が悪いんですか?( ー`дー´)キリッ」という方々のバイブルになっているらしいですが

どっちも、「ほんとか?」と思ってしまう。

ちなみに本としては非常に面白い本。

そして、この本を読んでいたら

『貧乏人の経済学』



『殺人ザルはいかにして経済に目覚めたか?』



『善意で貧困は無くせるのか?』



『最底辺のポートフォリオ』


を読みたくなりましたわ。



21世紀の資本


タイトル:21世紀の資本
著者:トマ・ピケティ
発売元:みすず書房
おすすめ度:☆☆☆☆☆(名著だよ)

鉄道と国家

2015年05月22日

著者:小牟田哲彦
発売元:講談社

鉄は国家なり

ではなく、まさに

鉄道は国家なり

ってコトを教えてくれる本ですな。

内容的には鉄ちゃんよりも、日本史好きや、ミリオタにオススメだな。

タイトル:鉄道と国家
著者:小牟田哲彦
発売元:講談社
おすすめ度:☆☆(ですな。)

職業としてのAV女優

2015年05月17日


著者:中村淳彦
発売元:幻冬舎

なんちゅうか、本中華。

風俗嬢とか、AV嬢にスケベ心以外の変な感情を抱いたことはなく、どちらかと言えば応援する方が多かったりするのですが

この本を読んで、余計に応援したくなりましたな。

そして、そんなに甘くねーぞって思えるようにもなりましたな。

うちの娘さんが、「やりたい」とか、言い出したら、全面的に否定する前に、よく考えるようにこの本を読ませますな。

この本を読んでわかったこと、ぶっちゃけ、AV女優になっても、今や簡単にお金を稼ぐことができないという現実だわ。

これは、お水の世界でも同じだわ。

堅気の世界以上に努力と才能が求められる世界だって事がよくわかったわ。

それなのに、体を壊すリスクが大きい。

心を病むとか、変な病気をもらうという意味でなく、体を壊すリスクが大きいわけですよ。

常時裸で仕事をしているわけですから。

そう考えると、堅気の仕事をしていたほうがいいんでないかと。

一夜にしてすげぇ金が稼げるわけでも、もはやなくなったのですから。

そして、こっちの世界って女の人で社会に適応できなかった方の受け皿だったりしたのですけれど、そういう方向では機能しなくなってしまっていることの怖さだね。

まぁ、それは男の社会でもそうなんだけれどさ。


アングラなセイフティネットが機能しなくなっている世界が怖いわな。

どちらにしろ、夢や希望を持ってAV女優というお仕事をしている方は応援しますわ。

そして、これからAV女優になろうとしている方には、この本をおすすめしますわ。

いや、深い本だね。


職業としてのAV女優 (幻冬舎新書)



タイトル:職業としてのAV女優
著者:中村淳彦
発売元:幻冬舎
おすすめ度;☆☆☆(考えさせられる本ですね)

東京スカイツリーと東京タワー

2015年04月30日



著者:細野透
発売元:建築資料研究社

いやはや

これは東京タワーと東京スカイツリーの建築だけについて語るのではなく

太田道灌に遡る江戸の町の開発についてのお話ですな。

で、そんな太田道灌の時代から存在していた陰陽道の考え方にさかのぼりますねって話ですわ。

で、今の東京の形を作ったのは空海上人で、空海上人は江戸の街の発展を考慮し、江戸城の鬼門と裏鬼門にそれぞれ寺社を配置した

なんて話になるわけですな。

で、そんな江戸のエッセンスを汲みとった建築家が丹下健三で、丸の内の東京都庁舎も、新宿の東京都庁舎も、太田道灌から脈々と受け継がれる考え方に則った設計になっているのですよ

って話なんですな。

で、そんなレイラインにきっちり乗っかっているのが東京タワーであり、東京スカイツリーなのです、と。

断片断片では聞いたことがあるようなお話ですが、それが綺麗につながっているというのが本書のコア部分なのですわ。

松本清張の点と線ではないですがって。


東京スカイツリーと東京タワー―鬼門の塔と裏鬼門の塔


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タイトル:東京スカイツリーと東京タワー
著者:細野透
発売元:建築資料研究社
おすすめ度:☆☆☆(やっぱ、風水とか陰陽道って重要なのねと考えさせられますわ)

ハイパーインフレの悪夢

2015年04月24日


著者:アダム・ファーガソン
発売元:新潮社

すごいいい本だわ。

歴史の教科書に必ず出てくる、ドイツのハイパーインフレ。

それがどのように発生し

ドイツ国民にどのような影響を与えたのかということが、よく分かる。

「で、ヒトラーがだてきたんでしょ?」なんて短絡思考じゃダメよ。

最初、インフレはいいものだと迎え入れられていた。

途中まで、インフレはいいものだと迎え入れられていた。

少し変かな?と思っていたけれど、インフレはいいものだと迎え入れられていた。

気がついたら、どーにもこーにもできなくなっていた。

このへんの状況を一言で言い表しているのが317ページ
正しいと信じて行っていたことが、実は自分の身の破滅を招いていたことに、もうどうしようもない状況に陥ってから、ようやく気がつく。

ってやつですな。

あと307ページ
ハイパーインフレの最中には、家族の銀器よりも1キロのじゃがいものほうが、グランドピアノより豚の脇腹肉のほうが一部の人にとっては価値があった。家族の中に売春婦がいるほうが、赤ん坊の亡骸があるよりもよかった。餓死するより盗む方がましだった。名誉より暖房のほうが心地よく、民主主義より衣類のほうが不可欠で、自由よりも食べ物のほうが必要とされていたのだ。


ってフレーズですな。

まさに貧すれば鈍するですわ。

ハイパーインフレになってもいいように、農地を手にしていよう。

しかし、ドイツがどーやってハイパーインフレを克服したのか?それがもう少し細かく描いてあったら嬉しかったわ。

これからはインフレ、大変だ!!って本だけでなく、古今東西、ハイパーインフレに襲われた国家がどのように復活したのか?復活しない間でも、どうやって押さえ込んだのか?を調べていこう。

タイトル;ハイパーインフレの悪夢
著者:アダム・ファーガソン
発売元:新潮社
おすすめ度:☆☆☆☆☆(おもろい)

バチカン株式会社

2015年04月23日


著者:ジャンルイージ・ヌッツイ
発売元:柏書房

すげーな、この本。

著者、よく殺されなかったね。

バチカン株式会社とはバチカン銀行を指している。

バチカン銀行とは、いわばバチカン市国の中央銀行。

長期金利を云々とかしないけどね。

バチカン市国は、説明しなくてもみんなが知っているカトリックの総本山。

そんなバチカン銀行から手に入れた秘密文書で本書は構成される。

まぁ、裏金手に入れたり、あんなことしたり、こんなことしているわけですよ。

神に使える身ですがね。

しかし、イトマン事件や、そっち系の事件のようなおどろおどろしさや、仁義なき戦い系のやり取りはあまりない。

いや、マフィアの件もあるけどね。

しかし、そこまで否定的にならないのは、宗教を語って、もっと悪さする集団みあるし、カトリックの方々の多くが慈善活動を行なっていることをしっているからなのでしょうかね。

いや、そのオヤダマがアレなんだけど

って、本なのですがね


バチカン株式会社―金融市場を動かす神の汚れた手


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タイトル:バチカン株式会社
著者:ジャンルイージ・ヌッツイ
発売元:柏書房
おすすめ度:☆☆☆☆☆(超オモロイ)

戦争論 下巻

2015年03月31日


著者:クラウゼヴィッツ
発売元:岩波書店

概念的な説明に終始する上巻に比べ、下巻は実務的

まさに、戦争論ですわ

って話ですな。

森林地防御

とか

戦場防御

とか

山岳攻撃

とか

まず絶対に、フツーのビジネスでは使わないっすね。

でも、第八章の「戦争計画」は使えますな。

その章の中にある

戦争は政治の道具である。

というパートは、まさに!という話ですわ。


戦争論〈下〉 (中公文庫―BIBLIO20世紀)



タイトル:戦争論 下巻
著者:クラウゼヴィッツ
発売元:岩波書店
おすすめ度:☆☆☆☆☆(素晴らしすぎる)

戦争論 上巻

2015年03月30日


著者:クラウゼヴィッツ
発売元:岩波書店

いや~読んでよかったわ。

世界屈指の戦略書。

すべてのビジネス書の基本ですわ。

特に上巻は概念的といいますか、抽象的といいますか、しっかり伝えるべきことのみにそぎ落として伝えているので、それはそれは素晴らしいわけですわ。

戦術と戦略についてわかりやすく説明しているわけですよ、当然ですが。

で、それは何かといいますと
戦術は戦闘において戦闘力を使用する仕方を指定し、また、戦略は戦争目的を達成するために戦闘を使用する仕方を指定する

と定義されているのですわ(143ページ)

ちなみに、一番の基本の「戦争って何か?」ということもきっちり定義されているわけですわ。

そのへんは第1章にしっかり書かれておるのです。

それは

・緒言
・戦争の定義
・強度の強力行使
・戦争の目的は敵の防御を完全に無力ならしめる
・彼我双方の力の極度の使用
・現実における手直し
・戦争は孤立した行動ではない
・戦争は継続のないただ一回の決戦からなるものではない
・戦争とそれから生じる結果とはいずれも絶対的なものではない
・そこで現実の戦争において確実と認められるところのものが概念における極端なもの絶対的なものに変わるのである

・・・と説明が続くのですわ。

まぁ、これは『失敗の本質』にもあるように、精神論的な一発勝負じゃねーよって話なのですわ。

このへんの重要な話をピックアップすると、本を丸ごと書き写すようになってしまうわけですよ。


これ、仕事全体に置き換えてみるといいかもね。

それで本を書くと、おっと、ビジネス書になりますね。

そんな本を書いてみたいですわなw


戦争論〈上〉 (中公文庫)



タイトル;戦争論 上巻
著者:クラウゼヴィッツ
発売元:岩波書店
おすすめ度:☆☆☆☆☆(素晴らしすぎる)

世界史 下巻

2015年03月29日


著者:ウィリアム・H・マクニール
発売元:中央公論新社


著者はアメリカを代表する歴史学のセンセイなわけですわな。

歴史というのは勝者が作るものですから、そりゃ、日本で教わる歴史というのは日本政府に都合の良いようになっているわけですよ。

そんなわけで、やっぱりこの手の本は定期的に読まないとダメですな。


タイトル:世界史 下巻
著者:ウィリアム・H・マクニール
発売元:中央公論新社
おすすめ度:☆☆☆(でも、面白くはない)
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