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プラスチックスープの海

2017年02月19日


著者:チャールズ・モア/カッサンドラ・フィリップス
訳者:海輸由香子
発売元:NHK出版

サブタイトルは「北太平洋巨大ゴミベルトは警告する」ですな。
そうなんですよ。ハワイの沖合、ハワイ都北米大陸の間には、巨大なゴミの海域がある。世界中から海に排出されたゴミが溜まってるんだよね。それは、海流の関係上そうなっているわけで、太古の昔から、陸から出てきたゴミが流れ着いていた場所なのだけれどね。

でも、それが20世紀後半から大きく変わってきた。

それまでは、海に流れ着いたゴミは、時間が立つと消えてなくなるものばかりだった。でも、今は、未来永劫残るものばかり。なぜならば、そのゴミの殆どがプラスチックだから。最近は、生物分解できるプラスチックが増えたとはいっても、それは最近の話。

過去数十年間に排出されたプラスチックゴミは、なくなることなく、北太平洋巨大ゴミベルトに漂い続ける。

なぜそんなことが起きるのか?

我々は便利と引き換えに地球環境を破壊しているんですよ、と。

この悲しい現実を知るために、この本は世界中の若者に読ませるべきだよな。

自分だけが良い、よいう考えがすべてを駄目にしてるんだよな。大きいプラスチックゴミは、波によって破壊され小さく分割されても、腐ってなくなることはない。小さくなったプラスチックは、食物連鎖の最下層に入り込む。

そんな食物連鎖がいいわけ無いだろう。

水銀や、鉛の食物連鎖と同じようなことが起きようとしているわけだ。

ストップ!ゴミの不法投棄。



プラスチックスープの海―北太平洋巨大ごみベルトは警告する


タイトル:プラスチックスープの海
著者:チャールズ・モア/カッサンドラ・フィリップス
訳者:海輸由香子
発売元:NHK出版
おすすめ度:☆☆☆☆☆(名著)
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ザ・プラットフォーム

2017年02月18日

著者:尾原和啓
発売元:NHK出版

プラットフォームという切り口で、ITサービスの本質を描いた名著ですな。

駅に行けば電車に乗ることができる。クレジットカードを使えば、お金が払える。本当に浸透したプラットフォームは、人に考える事すら求めることはなくなる。ITの世界にも同じようなサービスが、続々生まれつつある。

それは当然アメリカから大量に生まれているし、日本からも生まれている。
そして、日本から生まれるITプラットフォームは、世界の標準と違っている特徴がある。何が違っているのかといえば、日本のIT プラットフォームはB to B to Cであること。

そんな日本のプラットフォーム企業として紹介されているのは、リクルート、iモード、そして楽天市場。どれもが見た目の綺麗さや、おしゃれさを売りにしてはおらず、本質的なサービスを売りにしている。

リクルートであれば、編集力・・・皆が感じるメリットを紹介するのではなく、考え方や、見方を変えた時にはじめて見えてくる本質的な良さを紹介できるのが編集力

iモードであれば共存共栄のサービス設計・・・そりゃそーだ。iモードなんて、できた時は「なにこれ???」と思われるようなサービスで、そんなサービスの未来を巨大なリスクとともに取った企業と共存共栄するとな。

楽天市場といえばアジアのマーケット・・・見た目汚いですけれど、なにか?日本の個人商店や、零細小売りにECというプラットフォームを提供し、販路拡大野道を開いた。お客は「具体的に欲しいものが決まっている」のではなく「何かいいものないかしら?」とやってくる人がメインとな。

こういう成功した企業だけでなく、成功していたのに失敗しちゃったmixiも紹介しているのが、良いですなぁ。
だよね。mixiがTwitterの後を追ってしまったのが間違いだよね。日記と足跡とクローズコミュニティが売りだったのに。それを全部否定してしまったのだから。

ちなみに、著者は、最初のサービスをきっかけに、どんどん高度なサービスを利用していくことをラダー効果とよんでおります。はしごを登っていくように、サービスを使っていく、とな。

著者はプラットフォームは人を幸せにするツールであると、言い切っているのがスバラシイ。ITプラットフォームが発達することで時間や場所の制約なく勉強が出来るようになるし、買い物も出来るようになるし、仲間もできるよになる。それに、企業だってカンタンに出来るようになる。

この考え方には激しく同意ですな。

で、最後に、成功するプラットフォームには何が必要か?なのですが、著者いわく
情報の収穫逓増が起きなければならない

のだとな。

情報の収穫逓増とはWikipediaによると
収穫逓減(しゅうかくていげん、英: diminishing returns)は、経済学用語であり、収穫逓減の法則とも呼ばれる。固定および可変の入力(例えば工場規模と労働者数)のある生産システムで、可変入力がある点を過ぎると、入力の増加が出力の増加に結びつかなくなっていく。逆に製品をより多く生産するのにかかるコストは増大していく。これを相対費用逓増の法則[1]あるいは機会費用逓増の法則[2]、限界生産力逓減の法則[3]とも呼ぶ。表面上は完全に経済的概念だが、収穫逓減はテクノロジ的関係も暗示している。収穫逓減の法則は、企業の短期限界費用曲線が結局は増大することを示している。

ん!わからん。

著者いわく
一般的なSNSに置き換えると、日記や記事を投稿する「送り手」が増えないと、それを読みにくる「受け手」が増えません。有益で面白い内容の記事を書く人(送り手)がいるから、その記事の面白さを求める読者(受け手)が集まってきます。

と。

やはり、コンテンツが重要なのだねと思う今日このごろ。



ザ・プラットフォーム―IT企業はなぜ世界を変えるのか? (NHK出版新書 463)


タイトル:ザ・プラットフォーム
著者:尾原和啓
発売元:NHK出版
おすすめ度:☆☆☆☆☆(名著ですな)

ナショナルジオグラフィック 2016.10

2017年02月17日


発売元:日経ナショナルジオグラフィック

表紙は「多摩川 輝きを取り戻す大都会のふるさと」

多摩川と言ったら汚れた川の代名詞だったのに、いまや、鮎が遡上してくるほど綺麗な川になったわけで。汚れきってしまった川であっても、復活させることができるのね、と。

下水処理技術ってすごいんだな。

この技術を世界に輸出して、汚れきった川を復活させて欲しいですわ。

あと、面白かったのが「欧州の新しい顔」と言う記事。

ヨーロッパに大量にやってきた難民のお話ですね。

アメリカが移民の国として成り立ったのは、アメリカに歴史がなかったからなのじゃないかと思うのですよ。

キリスト教的な思想が日常生活の隅々にまで入り込み、そしてその習慣を持つ歴史が千年以上続いた地域なわけですから、他の習慣を持った人間が馴染むのは難しいんだろうあ、と思うのですわ。

チャイナタウンや、インド人街のような街を作ればいいじゃないの。。。と思ってしまうのは、八百万の神の国で、他の神様がいてもなんとも思わない日本人ならではの発想なのでしょうな。




ナショナル ジオグラフィック日本版 2017年1月号 [雑誌]


タイトル:ナショナルジオグラフィック 2016.10
発売元:日経ナショナルジオグラフィック
おすすめ度:☆☆☆(定番ですわな)

日経ビジネス 2016.12.12

2017年02月16日

発売元:日経BP社

大特集は謝罪の流儀 一夜明ければ社会の敵にですね。もう、メディアと仲良くして何かしましょうということは無理なので、問題が起きたら、速攻、正しく謝ることが重要なわけですよ。ネットの時代なので、マスコミ対応だけではどーにもならない。ってか、マスコミ対応をしていることがバレると、逆に大炎上する。
それが一番難しいのですけれどね。その基本ができていれば、舛添元知事も、ベッキーも、長谷川豊も、PCデポも、三菱自動車も、ここまで燃え上がることはなかった。同じゲス不倫であっても、三遊亭円楽師匠は、素直に謝って丸く収まりましたしね。同じ燃費偽装でも、スズキの鈴木修会長は神対応を見せて、不利な状況を一気に逆転させましたからね。

で、では具体的にどうすればいいのか?ということを国際大学グローバル・コミュニケーション・センターの山口真一講師は次のように述べている。
問題が発覚した場合の鉄則として
①すぐに情報を収集
②事実関係を完全に把握して発表
③隠蔽工作や言い訳と受け取られることをしない
④謝罪すると同時に問題を明確にし、具体的な改善策を明示
を徹底すること

が重要なのだとな。

で、そんな今週号を読んでいて他に面白かった記事。

半分が「おとり物件」の衝撃
客寄せパンダの囮物件が成り立っていたのは媒体やお店側と顧客側の情報格差があったからなのですが、コレだけネットが発達してくると、無理だろうな。「あそこのあれは囮物件だ!」ってのが、一気にネット上に駆け巡るようになるのだろうな。事故物件まとめサイトのようなものができてね。
そうなると、たいへんだよね。でも、そういう未来がやってくるね。

DeNA炎上の末に全情報サイト休止 「焦りはあった」、森保社長吐露
パクリ問題と薬事法違反問題で世の中を大騒ぎさせているDeNA。WELQは二度と再開されることないでしょうね。そして、WELQと同じようなキュレーションサイトが復活することはないでしょうね。こうやって自浄作用が働くだけ良いですよ。
サイバーエージェントや、リクルートも同様なことをしているらしく、バタバタとキュレーションメディアサイトを閉じていますな。でも、キュレーションメディアサイトって、それ以外の会社もやっているわけで、他のサイト、とくにハフィントンポストとか、ブロゴスのように、勝手にコンテンツを掲載してメディアという体をなしているサイトはどーすんだろうね?
そしてなにより、一番割りを食うのがランサーズや、Crowdworksなどの、クラウドソーシングサービス企業だろうね。ライターには1文字0.1円とかの報酬しか払わないけれど、こういうキュレーションメディア運営元がそんなサービス企業に払う金額は、結構な金額人るはずだから。
コレによってWebメディアが正しい方向にすすめば良いですよね。
そして、 本当に高品質な情報を手に入れるには、それ相応お金を払うという文化が日本に根付くと良いですな。

華為技術 中国発世界企業の実力

ファーウェイ・マンセー!な記事ですね。もう、日本企業もうかうかしてられないですよね。ってか、負けてますよね。純粋な技術力だと。日本政府の入札要件をファーウェイが満たしてきたら、すげーことになりそうですね。でも、ナカナカそれって難しいのではないでしょうかね?
それと、ファーウェイ製スマホのバックドア問題が一切触れられていないのですが、なぜなのでしょうか?これは、いわゆるステルスマーケティングだから???ネイティブアドだから???

Androidスマホの中国製ファームウェアにバックドア、中国サーバーに情報を送信
米国防高等研究計画局(DARPA)から分離したセキュリティ解析ツール提供会社、米Kryptowireは15日(現地時間)、Shanghai ADUPS Technologyが開発したファームウェアを採用した中国製スマートフォンにバックドアが仕組まれていると発表した。

 Shanghai ADUPS TechnologyはFirmware Over-The-Air(FOTA)アップデートサービスを提供する中国の大手企業である。クラウドベースのサービスを展開しており、同社が開発したファームウェアを組み込んだスマートフォンは、インターネット経由でファームウェアアップデートできる機能を有する。世界の多くのデバイス製造メーカーやモバイルオペレータ、半導体企業と協業しているという。

 Kryptowireによると、このADUPS製ファームウェアを採用したスマートフォンは、ユーザーの位置情報やユーザーの通話履歴、連絡先情報、および入力したテキストメッセージなどを収集し、72時間おきに、中国にあるサーバーに送信していたという。機能的には、2011年に問題となったCarrier IQに似ているが、ファームウェアアップデート機能やリモートアプリアップデート/インストール機能を備える一方で、キーロギングやメールアドレス収集は行なわない。

 なお、送信されるユーザーのテキストメッセージはDESで暗号化されているが、Kryptowireは暗号キーを見つけ、メッセージの解読に成功したという。

で、そんな今週号を読んでいたら

『現代の地政学』


現代の地政学 (犀の教室)


『ユーラシアニズム』



ユーラシアニズム―ロシア新ナショナリズムの台頭

『プーチンの国家戦略』




プーチンの国家戦略 岐路に立つ「強国」ロシア


を読みたくなりましたな。

タイトル:日経ビジネス 2016.12.12
発売元:日経BP社
おすすめ度:☆☆☆(定番ですな)

泥の金

2017年02月15日


著者:森功
発売元:文藝春秋社

サブタイトルは「裏金王・水谷功と権力者の響宴」ですな。

ゼネコン業界の談合屋、その頂点に君臨していた水谷建設の水谷功の錬金術と、その金をもとにした政界工作の秘密に迫った一冊。

なんで、「ドロの金」というタイトルなのかというと、日本中のあっちこっちの建設現場で談合を繰り広げていたわけだけれど、特に原発建設や、ダム建設、空港の工事の基礎工事でガッツリカネを稼いでいたから「ドロの金」なのかと。

岩手県の胆沢ダム、通称小沢ダムに関して一気に談合が表に出てきたわけですが、談合はココだけでしていたのではない。

関空や、中部国際空港の工事でも談合が行われていた、と。

で、これらの工事をシノギとして、大きく資金を稼いだのは山口組なわけですわ。

政治家だけでなく、そっち側の話も気になってくる本でしたな。



泥のカネ 裏金王・水谷功と権力者の饗宴 (文春文庫)

タイトル:泥の金
著者:森功
発売元:文藝春秋社
おすすめ度:☆☆☆(ですな)

ギャラリーフェイク 17巻

2017年02月14日

著者:細野不二彦
発売元:小学館

第17巻のタイトルは「トンパミステリー」。中国雲南省に伝わるトンパ文字をモチーフにしたお話。中国周辺部に住む少数民族の文化って、残さないと駄目だよなぁ。そう思う今日このごろ。

ちなみに「トンパミステリー」に登場する歴史上の人物で、美術関係者はアメリカ人探検家のジョセフ・ロック。

本名はジョセフ・フランシス・チャールズ・ロック
オーストリア=ハンガリー帝国の首都ウィーンで生まれた。10歳の時に父親とエジプトにわたり、その後ヨーロッパ各地を放浪した。1905年にアメリカに移住し、1907年からハワイのホノルルに住み、後にハワイの植物のオーソリティになった。ミルズ・カレッジ(現在の私立高校ミッド・パシフィック・インスティチュート(英語版))で教職に就くが、1908年に健康のために戸外で働くことを選び、ハワイ大学で植物学者として働き、最初の栽培農園の設立に従事し、1911年から学芸員として1920年まで働いた。その後アジアの植物の探索に生涯を費やした。 ビルマ、タイ、アッサムで薬用植物のダイフウシノキの探索から始め、1922年から1949年の間は中国南部の植物、民族、言語の研究のために雲南省、四川省、南西甘粛省および東部チベットですごした。ロックの集めたアジアの多くの植物はアーノルド樹木園(英語版)[1]で栽培された。 麗江の近くの村をベースに、ムリなどのチベット地域の探検の記録を、ナショナルジオグラフィックに寄稿し、徐々に有名になり、たとえば小説家のジェームズ・ヒルトンの、理想郷「シャングリラ」が登場する『失われた地平線』の執筆に影響を与えたとされる。 1917年からのゴロクの反乱(英語版)(Ngolok rebellions)の間には、ロックは何度もチベットの夏河県やラプラン寺のゴロクのチベット人(英語版)(Golok people)と馬麒が率いるイスラム軍との戦いを目撃し、馬麒軍の残虐な行動を目撃した。 ロックは植物学的に興味深い地域のひとつである雲南省に入った植物学者としては、ジャン・マリー・デラヴェ神父(Père Jean Marie Delavay)やジョージ・フォレスト(George Forrest)、ハインリヒ・ハンデル=マツェッティ(ドイツ語版、英語版)(Heinrich von Handel-Mazzetti)らの後に位置し、多くの植物を収集し、記載したという点では彼らに及ばなかったが、多くの貢献をした。 中国共産党が支配を確立した後の1949年に麗江市から他の外国人滞在者とともに専用機で退去させられ、中国を去りホノルルに戻った。1962年にホノルルで没した。 ボタンの種、Paeonia rockiiに献名されている。
中国共産党が少数民族を迫害する前の中国には、様々な文化があふれていたんだろうな、と思う。

で、そんな17巻に収録されていたお話はこんなお話。

●ルナティック・ルナシー
●堕天使の聖夜
●東方の三国志(前編/後編)
●トンパ・ミステリー(前編/中編/後編)
●キャラ立ちぬ

ナイキを登場させた「堕天使の聖夜」が、注目を引きましたな。

天使に関するクリスマスプレゼントを持ち寄る、そんなイベントで藤田が持ってきたのがナイキのレア物スニーカー。

スニーカーだって美術品になるってことよね。




ギャラリーフェイク(17) (ビッグコミックス) Kindle版

タイトル:ギャラリーフェイク 17巻
著者:細野不二彦
発売元:小学館
おすすめ度:☆☆☆(定番ですわな)

娼婦から見た戦場

2017年02月13日


著者:八木澤高明
発売元:KADOKAWA

サブタイトルは「イラク、ネパール、タイ、中国、韓国」。
つまり、これらの国々で、著者は娼婦の取材を行ってきた、と。

売春というのは世界最古の職業と言われているわけですが、それにもかかわらず、多くの地域では日陰の存在であったわけで。

それは、何故かと言うと、売春には貧困と戦争がつきまとっていたからだと。

趣味と実益兼ねて売春をしているのは日本の炎上交際している女性だけな気がしなくもないけれど、彼女たちだって、目的はお金だったりするわけで、イラクや、ネパールの売春婦よりは豊かな生活を送っているけれど、その実は変化はない、と。

貧困環境下で確実にお金を稼ぐ方法が売春だったりするわけで、そんな貧困を産み出すのは戦争であったり、経済成長から置いてけぼりを喰らってしまったりすることばかりなのだけれど、この例から漏れてしまっている人々もいる。

その例がネパールの話で紹介されている。

ヒンドゥ教のカースト制度のためにお金を稼げる職業につくことができず、売春をすることが人生として強制される売春カーストがあるのだ。

ありえないような世界の話だけれど、コレが世界のリアルなのだと思うと、なんかいたたまれなくなってくる。

それと、著者はイラク戦争後のイラクで娼婦の取材もしている。

サダム・フセインの統治時代、イラクは世俗的なイスラム国家だったために、お酒は呑んでよかったし、あけっぴろげではないけれど、娼婦の村内も認められていた。第一次イラク戦争後、サウジアラビアに近寄っていったサダム時代のイラクでは娼婦が取り締まられることはあったけれど、第二次イラク戦争によりサダム政権が崩壊すると、そうではなくなった。

イスラム国家で娼婦の話。

でも、コレもリアルだ。

そして、アメリカ軍が駐屯していた時代のイラクは、今より圧倒的に安全だった。そして、サダム時代のイラクは独裁政権下だったけれど、圧倒的に平和だった。

民主主義って何なんだろう?

読み終わると、そんなことを考えてしまう1冊。



娼婦たちから見た戦場 イラク、ネパール、タイ、中国、韓国 (角川書店単行本) Kindle版


タイトル;娼婦から見た戦場
著者:八木澤高明
発売元:KADOKAWA
おすすめ度:☆☆☆☆(良書)

春夏秋冬餅レシピ

2017年02月12日

発売元:トランスワールドジャパン

お正月にしかたべない餅を「いやいや1年通して食べましょ」という本。
お持ち好きにはたまらない本ですな。

お持ち好きは季節に関わらず餅を食べるのですが、冬以外にお持ちを食べていると「え!」という顔されるので、そうじゃないんですよ~と世の中に教えてくれる本です。




春夏秋冬餅レシピ : 1年中食べたい餅料理108 Kindle版


タイトル:春夏秋冬餅レシピ
発売元:トランスワールドジャパン
オススメ度:☆☆☆(お餅大好き)

16歳のお金の教科書

2017年02月11日

編著:お金の特別講義プロジェクト
発売元:ダイヤモンド社

ダイヤモンド社の本ですが、『インベスターZ』公式副読本というのが、サブタイトル。

そんなわけでして、マンガと同じように面白く、すぐ読めてしまう本です。
本の内容としては、金融・投資関係で名のしれた方々が「お金とは?」をわかりやすく教えてくれると言う作りですね。

登場してくれるのは、こんな方々とこんなお話。

・藤野英人先生に学ぶ「人生」と「投資」のお話
・渡邉賢太郎先生に学ぶ「金融」と「信頼」の話
・板谷敏彦先生に学ぶ「お金の歴史」の話
・岩瀬大輔先生に学ぶ「借金」と「保険」の話
・内藤忍先生に学ぶ「投資家」と「資産運用」の話
・竹中平蔵先生に学ぶ「お金」と「人生」の話

いろんな先生の話に共通することは、お金は手段であり、道具であるということですね。お金は何かの目的を達成する為の手段である、と。お金事態が人生の目的になってしまうと、超つまらないよ、と。あと、お金というのは信頼の度合いをわかりやすく表したものだということでしょうかね?

そんなお金に振り回されていると、『闇金ウシジマくん』の世界になってしまう、と。お金に振り回されて、つまらない人生となってしまう、と。お金は何かを我慢する対価となってしまう、と。

かんたんに読めちゃう本ですが、かんたんに読めるからこそ、いろんな人に読んでほしい本ですな。

そんな本書の中で一番心に刺さったのは
これからの時代の、幸せなお金持ちってどんな人のことでしょうか。私は、楽しんで「共有(シェア)」できることは一つの条件だと思います。成功している投資家は、自分の財産を増やすためだけに、投資をしていません。

という、渡邉賢太郎さんの言葉ですな。

ワタシも誰かを楽しませるために仕事しようと思いますもの。



『インベスターZ』公式副読本 16歳のお金の教科書 Kindle版

タイトル:16歳のお金の教科書
編著:お金の特別講義プロジェクト
発売元:ダイヤモンド社
おすすめ度:☆☆☆(ですな)

日経ビジネス 2016.12.5

2017年02月10日


発売元:日経BP社

特集は「おのれ!間接部門」ですわ。
そこまで大きな会社で働いたことはないですが、間接部門を敵に回すとろくなことがないよね。会社の官僚組織だもの。お役人様とはうまくやらなければね、と思うのですわ。

で、そんな今週号で気になった記事はこんなところ。

トヨタ、カーシェア強化への布石/strong>
もう、販売だけでは食っていけないのね。ということなのでしょうか?
でもね、カーシェアが成り立つ状況というのはかなりシビアであることがこの記事からわかりましたわ。
アーサー・D・リトルジャパンによると、カーシェアが成り立つ(黒字化する)のは下記条件なのだそうな。
最低20%の稼働率が必要で、人口密度5000人/km2以下では事業が成立しない可能性が高い。
いや、この条件が成り立つところって、日本でそうそう無いでしょう。

日産、カルソニックカンセイを売却 ゴーン社長「資金をEV、自動運転に」
これはすごく正しいなぁ。カルソニックってラジエターや、排気系の部品を作っていて、それはEVにはあまり関係ない世界なんだもんな。三菱も抱え込んだ日産は、一気に、EVや、PHVに舵を切るのだろうな。

大江戸温泉物語 旅館の再生に技あり
星野リゾートだけじゃないのな。寂れた温泉旅館を再生させるのは。キーになるのは平日の稼働率を上げる事なのね。これをどのように実現するのか?そこがポイントだとな。料金は交通費込みでお一人様1万円程度。この金額で平日、一気にお客さんを呼びこむ。もう、顧客の全体設計をしないと駄目なんだな。全体最適化をして、人を呼びこむ、と。

ステイト・オブ・マインド 縫製職人を「食える」仕事に
いわゆるマッチングビジネスの一種なんですけれど、マッチングさせるものは色いろあるんだねぇ。

トランプ氏の政策では経済悪化
利益相反?トランプ企業の実態
なぜ、日本の政治報道はアメリカの話でも政局の話ばかりで、政策の話をしないのだろう???トランプが取るであろう政策とその影響を、こうやって冷静に教えてくれる記事は良いね。

で、そんな今週号を読んでいたら

『仕事のミスが絶対なくなる頭の使い方』


『いい努力』


『やり抜く力』


『孤立する韓国、「核武装」に走る』


を読みたくなりましたな。

タイトル:日経ビジネス 2016.12.5
発売元:日経BP社
おすすめ度:☆☆☆(定番ですわな)

小林一三 時代の十歩先が見えた男

2017年02月09日

著者:北康利
発売元:PHP

阪急グループ総裁にして、日本ではじめて田園都市計画を立案し、実行に移した男、小林一三の生涯に迫った本ですな。

単なる鉄道会社ではなく、デベロッパ。沿線に温泉街や、劇場、野球場、百貨店を作り、沿線住民の生活の質が向上したり、鉄道利用者を増やしたりしたわけなのですな。

現在の日本のおける鉄道会社の雛型を作った男なのですわ。

そんな小林一三の生き方を
百歩先の見えるものは狂人扱いされ
五十歩先の見えるものは多くは犠牲者となる
十歩先の見えるものが成功者で
現在を見得ぬものは、落伍者である

と小林一三の『歌謡十曲』を引用して、言い表している。

実際その通りだと思う。

先述したように、小林一三は現在日本における鉄道会社の雛型を作ったわけだけれど、温泉街や、劇場、野球場の開発は、単に何かがひらめいたわけではなく、「だったら、こう思うよね」と、あるといいながある的な発想から生まれたわけですよ。

そんな小林一三の考え方のナニガスキッテ、これが好きだな。
金がないから何もできないと言う人間は金があっても何もできない人間である。

ですな。

裸一貫で成り上がった実業家ではないけれど、鋭い観察力とずば抜けた行動力が、阪急をここまで大きく育てたのでしょうな。



小林一三 時代の十歩先が見えた男


タイトル:小林一三 時代の十歩先が見えた男
著者:北康利
発売元:PHP
おすすめ度:⭐⭐⭐⭐(よい本ですな)

CG 2017.1

2017年02月08日


発売元:カーグラフィック

巻頭特集は「シトロエンC4カクタスとフレンチベーシック」

カクタス、かっこ良くて好きなのですが、リアウィンドウが開かないのね。ポップアップ式だというのが、ちと残念だわ。
大きさ4155mm X 1735mm X 1530mmという大きさもジャストだし、1,2リッターで82馬力というのもいい感じだけれど、リア窓があかないんじゃないあ。

うちの娘さんがNGだ。

で、そうなるとフレンチベーシックはカングーだね。1.2リッターターボと6速DCT、これは気になる組み合わせですわ。私一人しか運転しないのであれば、6速MTなのですが、奥様も運転するしなぁ。なにしろ、ベンツ・シタンと言う名前でも販売されているほど、商用車の鉄板モデルだからねぇ。

ただ、まぁ、そうなるとトランスミッションの信頼性だよな。あと、維持費。

そういうのを気にしたくないのであれば、新型インプレッサだよな。
新型インプレッサを中心に添えた「六連星かく輝けリ」という特集が良かった。
新型インプレッサ VS マツダ・アクセラ VS VWゴルフの企画が良かった。ちなみに燃費の対決は総合燃費で14.8km:19.9km:14.7kmでアクセラディーゼルの圧勝。
こう並べてみるとすげーなアクセラ・ディーゼル。
あと、この特集内にスバルのセダンピックアップであるブラットが登場していたのもGood。
できれば、レガシィBAJAも登場すると良かったですなw

あとは、ミニバン比較テストも良かった。
セレナ VS ステップワゴンの記事は伊藤梓記者による記事。コレはものすごく正しいチョイスだと思いますわ。だって、こういうミニバンのハンドルを握る回数が多いのは、お母さんなんだもの。塾の送り迎えや、近所のスーパーへの買い物。長距離ドライブはお父さんの仕事だけれど、近所への運転はお母さんの仕事。
そんな女性の視線を盛り込んだ記事はナイスですね。



CG 2017年 01 月号 [雑誌]

タイトル:CG 2017.1
発売元:カーグラフィック
オススメド度:☆☆☆(定番ですな)

マーケティング・サイエンスのトップランナーたち 統計的予測とその実践事例

2017年02月07日


著者:浅野熙彦
発売元:東京図書

富士ゼロックス、ALBERT、東急エージェンシー、ビデオリサーチ、コレクシア、ハウス食品、キリン、R&D、ライオンの事例が紹介されている本。

紹介されているのだけれど、日経ビジネス的な読み物ではなく、各社のマーケティング基盤となった分析モデルとその使い方が紹介されている。

なので、統計的な予備知識がないと読み進めるのが、辛かったりします。

ちなみにどんなことが紹介されているのかというと
購買履歴データから消費行動を知るースキャンパネル・データの活用@東急エージェンシー

とか
商品の適正な価格を決定する−POSデータとPSM分析の活用@ハウス食品

とか
小売マーチャンダイジングを提案するーPOSデータの時系列分析@キリン

とか
CM認知率を予測する−ランダムフォレスト法の活用

とか

マーケティングって科学っすね、理系のお仕事ですよね。

と理解できる内容満載ですな。

とりあえず、わたしを含めて文系の方々がつくるカスタマージャーニーマップや、ブランドスイッチ論って「べき論」の塊だったり「で、どうするの?」と言う内容だったりするのですが、本書に登場するカスタマージャーニーマップや、ブランドスイッチは、ちゃんと数字が記載されているのですな。

こういうの作らなきゃ駄目だよね。

で、本書にはいろいろ参考図書が紹介されているのですが

『消費者行動論体系』


『最新マーケティング・サイエンスの基礎』


『広告心理』


『リテールデータ分析入門』


『プロモーション効果分析』


『J,.Dパワー顧客満足のすべて』


『統計学のための数学入門30講』


を読みたくなりましたな。

そして、やっぱ数学を勉強しなきゃな。





タイトル:マーケティング・サイエンスのトップランナーたち 統計的予測とその実践事例
著者:浅野熙彦
発売元:東京図書
おすすめ度:☆☆☆☆(良い本ですな)

乗用車1989−1991

2017年02月06日

編集:自動車資料保存委員会
発売元:三樹書房

わずか2年だけの自動車資料本。
しかし、この2年間はバブル絶頂期だったりするわけで、クルマのバリエーションはすごい。
日本車のヴィンテージイヤーなのですな。

ニッサン PAO
スバル レガシィツーリングワゴン
いすゞ ミュー
マツダ サバンナRX-7
ニッサン フェアレディZ 300ZX
ニッサン スカイラインGT-R
トヨタ セルシオ
マツダ ユーノスコスモ
いすゞ ジェミニ

気になるクルマだらけですわ。



乗用車 1989‐1991 (日本の自動車アーカイヴス)


タイトル:乗用車1989−1991
編集:自動車資料保存委員会
発売元:三樹書房
おすすめ度:☆☆☆☆(素晴らしき本ですな)

トヨタのPDCA+F

2017年02月05日


著者:桑原晃弥
発売元:大和出版

著者は元トヨタの社員…ではなく、トヨタ生産方式を追い続けている経済・経営ジャーナリスト。
あ。。。う。。。

という気がしなくもないですが、トヨタ式といいますか、トヨタの考え方がわかりやすく、かつしっかり書かれている良い本なのですな。

ちなみに+FのFとは東富士研究所のFではなく、フォローのFだとな。

トヨタの考え方がキャッチフレーズのようにまとめられているので、それを覚えておくだけでもよい。
じゃあ、どんなキャッチフレーズが刺さったかというと、こんな感じ。

外のせいにしない。内を変えることがPDCAの目的。
そうだよな、何でも外部環境のせいにしている人って、駄目なんだよな。で、そういう人って失敗は他人のせいだけれど、成功は自分のおかげなので、成長しないのよね。

案は三つ以上出せ。最善は比べてこそわかる。/strong>
いわゆる、プランBなんだよな。プランBがなきゃ駄目なのよね。

異論を求めよ。異論に対処する中で計画が磨かれる。
これはあらゆる方向から案を叩けということなのですな。

感情を共有する。方針の共有だけでは不十分。
冷静さ、ロジカルであるだけじゃ駄目なんだよな。

「計画の大義」を示せ。希望なき計画では人は動かない。
冷静さ、ロジカルであるだけじゃ駄目なんだよな。。。って、上に書かれていることと同じなんじゃなかろうか?

熱意を示そう。本気の人には誰も逆らえない。
これもそう。冷静さ、ロジカルであるだけじゃ駄目なんだよな。。。って、上に書かれていることと同じなんじゃなかろうか?

タイミングを逃すな。時には失敗覚悟の全身も必要。
全部成功するわけじゃないのだから、失敗することもあるのよ。ただ、その失敗は意義あるものとする必要があるってことなのだよね。

成功した時ほど精査せよ。勝利の中にも問題は多くある。
勝って兜の緒を締めよとか、「勝ちに不思議の勝ちあり・負けに不思議の負けなし」ですな。

「教えた」で終わるな。人作りとはフォローし続けること。
もう、山本五十六の世界ですな。やってみせ言って聞かせてさせてみてほめてやらねば人は動かずですなぁ。

失敗のレポートを書こう。新たな挑戦の教科書になる。
これも「勝ちに不思議の勝ちあり・負けに不思議の負けなし」ですな。




トヨタのPDCA+F 世界No.1企業だけがやっている究極のサイクルの回し方


タイトル:トヨタのPDCA+F
著者:桑原晃弥
発売元:大和出版
おすすめ度:☆☆(ですなぁ)
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