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東京人 2015.8月号

2016年10月09日


発売元:都市出版

特集は「船でゆく東京水上散歩」

太田道灌が江戸城を開き、徳川家康が江戸の街を開拓したいから、東京は水の町なのですよ。運河の街なのですよ。その運河が、関東大震災、第二次世界大戦、そして東京オリンピックによって埋め立てられたり、暗渠になってしまったりしたわけですが、いやいや、まだまだ、東京は水の町です。だから東京を船で行くのです、と。

今月号では東京の水上散歩が、隅田川、神田川・日本橋川、荒川、新河岸川、東京湾、江東デルタ、京浜運河…といろいろ紹介されております。江戸の昔から、東京は川にそって街が栄え&街が開発されてきたわけで、陸上の道を川沿いに歩んでも、その開発の跡を感じることができるわけですが、それが水の上からだったらねぇ・・・と思うわけですよ。

ちなみに
隅田川に舟運が系統立って始まるのは、文禄三年(1594)の徳川家康の利根川東遷事業への着手からである。明治十年(1877)には、現在の日本通運の全身・内国通運が通運丸を就航させ、遠距離水上交通として利根川、江戸川を中心に各方面に航路をのばし、貨客の輸送に活躍した。明治十八年には一銭蒸気(現在の水上バスの起源)が登場。東京市内では渡し船が賑わい、大正九年の主要な十二の船渡場での利用者数はに227万人を数えた。

だとな。

いまさら、隅田川や、新河岸川に巨大な客船を通せとは言わないけれど、東京の地下鉄や、バス網を補完するように水上バス網ができると、ビジネスマンにも、住民にも、観光客にも喜ばれると思うのだけれどね。

そんな江戸時代の運河の活用方法については「物流の主役は運河と船だった」という特集記事にまとめられております。

あと、今月号では、林家正蔵師匠の「ちょいとごめんなさいよ、四時からの悦楽」も面白かった。今月は神谷バー。正蔵師匠、エッセイ面白いんだよな。小気味よくって、正蔵師匠の落語よりも面白いかもしれないw

あと「郷土博物館から始まる街歩き①北区飛鳥山博物館、渋沢史料館、紙の博物館 イギリス田園都市のインスピレーション源は飛鳥山だった?」がよかった。何が良かったって、渋沢栄一の生活を知ることができたのが良かった。いや、そこまでどっぷり知れるわけではないんだけれどね。

で、そんな今月号を読んでいたら

『野蛮な読書』


野蛮な読書 (集英社文庫)

『吉原まんだら』


吉原まんだら: 色街の女帝が駆け抜けた戦後


を読みたくなりましたわ。




東京人 2015年 08 月号 [雑誌]


タイトル:東京人 2015.8月号
発売元:都市出版
おすすめ度:☆☆☆(いいほんだよね)
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