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FACTA 2016.10月号

2016年11月07日

発売元:ファクタ

今月号で面白かった記事は、まず「出光お家騒動の震源」ですね。海賊とよばれた男の会社が、合併するとかしないとかでもめているお話の裏側が書かれているのですけれど、この記事、最大の見所は筆者ですね。筆者は大西康之。元日経新聞の記者で、日経オンラインで人気の記事を書いていたジャーナリストさんですわ。

読売新聞を去った清武さんといい、この大西さんといい、面白いジャーナリストの記事が読めるのは、今のところFACTAだけだね。いや、今後もFACTAだけだね。

あと面白かった記事が「米車市場リーマン前そっくり」と言う記事。アメリカの調査会社、オートデータによる調査データを元にしているのね。販売台数とか、インセンティブとか、アメリカ自動車メーカーの金融子会社とか、フリーと販売の台数とか、そういうのを参考にしているのね。「どの指標を見て景気を判断すればよいのか?」の材料になりますわね。

で、次が「ヤフーに毟られる大新聞」と言う記事。ヤフーニュースとか、キュレーションメディアとかが、新聞社のニュースを利用している、けしからん!誰が、一次情報を調べるコストを負担するのだ!プンスカ!と言う内容なのですが、大新聞の記事って、殆どが記者クラブに頼ったもので、各社大筋に差はないと思うのですが。。。で、今の日本で独自の調査報道をしているのって、このFACTAをはじめとした雑誌&週刊誌だけだと思うのよね。そんなわけでして、お金払って読むべきは独自の調査報道をしている、雑誌ジャーナリズムということになりますね。

で、次が「日産がリチウム電池撤退の真相」と言う記事。読んで納得。リチウム電池のリコールが来たら、アウトだもんな、と。リコールの費用を自社で負担するのはリスクでしか無い。大容量のリチウム電池を使いたいけれど、それをわざわざ自社生産する必要はないじゃないか、というのがゴーンさんの考えだと、納得です。

で、次に面白かったのが「福島、茨城、外国人実習生が不穏」と言う記事。もうさぁ、移民だなんだかんだと言っているのであれば、現代の奴隷制度と言われる外国人実習生制度をやめるべきなんだよね。外国人実習生がいないと成り立たない産業は、かたっぱしから潰せばいいんだよ。そうしなければ、日本の未来はないでしょ。

で、「保守好みクリントン外交」と言う記事。クリントンはオバマより保守的ですよね、と言う記事の内容に「ほほう」となったのではなく、「トランプがプーチンを称えるのは、プーチンのような政治を目指しているから」という内容に「ほほう」と納得。プーチンのような政治はプーチンのような才能がなければ成立しないのだから、諦めればいいのに。。。と思う今日このごろ。でも、11月の大統領選挙本戦までに、クリントンも、トランプもダメになっちゃいそうですけれど、そうなったら、誰が候補者になるのだろうか?

で、「八方塞がりブラジル政治経済」と言う記事。あれだけもてはやされていたルセフ大統領とルセフ大統領の統治時代。ビバ!ブラジル!状態だった報道も振り返る必要があるんじゃないかしらね??? この記事中にあった記述ではないですけれど
合衆国は中国の領土を占領したことがない。ニクソンは古くからの右派で、アメリカの反共のリーダーだ。私は右派と取引をするのが好きなのだよ。右派は本音でモノを言うからな。本音と建前を使い分ける左派の連中とは訳が違う。

という「米中首脳会談に置き去り日本外交」と言う記事の中にあった『毛沢東の私生活』の一節が頭に浮かびましたわ。

で、最後に面白かったのが「危険手当ピンハネ廃炉作業員が集団提訴」と言う記事。発注元の東電を始めとしていろんな会社が名を連ねているのですが、その中に東芝の名前がある。多重構造が問題視されているけれど、元請けは東芝。東芝がごっそりとピンハネしてたら、面白いなぁ。。。と思う今日このごろ。

で、そんな今月号を読んでいたら

『忘却された支配』



忘却された支配――日本のなかの植民地朝鮮

を読みたくなりましたな。

タイトル:FACTA 2016.10月号
発売元:ファクタ
おすすめ度:☆☆☆(定番ですわな)
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