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昭和の怪物

2017年03月02日

著者:なべおさみ
発売元:講談社

サブタイトルは「裏も表も芸能界」。なんんで、このサブタイトルなんだ???と思ってしまうひとが多いでしょうなぁ。なべおさみ、この名前にピンとくるのは四十代半ば以降の方々で、「たけし軍団のなべやかんのおやじだよ」といっても通じない人のほうが多いでしょう。

役者にして、コメディアンにして、司会者にして、放送作家。

マルチな肩書で語ることが可能な才能は、若い時代の経験によるところが大きいわけで。

ウィキペデイアの項目によると、師匠はハナ肇ということになっているけれど、ハナ肇以外に、水原弘や、勝新太郎、森繁久彌の付き人も務めてきた経歴の持ち主。

共通するのは、どれもが昭和のトップスターだったということ。

トップスターのすぐ近くで、トップスター同士が触れ合う姿を見てきたわけですから、そりゃ、役者でも、コメディアンでも、司会者でも、放送作家でも、なんでもできるでしょう、と。

そして、大スターのふれあいを超間近で見てきたからこそわかる、あんなことやこんなことを綴ったのが本書なわけですわ。

北野武よりも上の世代で、永六輔・黒柳徹子よりは下の世代。
同世代は、きんちゃんこと、萩本欽一。

そりゃ、芸能界の生き字引ですよ。

きんちゃんのように、一門を作るようなこともなく、求められれば、求められる役をこなす。そりゃ、600万分の1の確立でハイジャック事件に巻き込まれて、ハイジャック犯とやり取りをして、見事乗客を脱出に導いたのに、日本航空から怒られるだけのことはありますよね、と。

昭和30年代後半から平成にかけての芸能界のあんなことや、こんなことが書かれている1冊。

一番心に響いたのは、落合博満と五木ひろしとのやり取りですなぁ。落合博満は、野球選手であることを一日たりとも休まなかったとな、だから二十代後半でプロ野球界に入りながら、並の体格でありながら、歴史に残るような三冠王になったのだとな。

自分に自身があれば、周りから何を言われても、大丈夫という、すのスタイルも素敵。

そして、なべおさみはこの本に書けないような経験も多数してきているんだろうな、と思ったりもするわけですよね。

一切ヤクザの話しが出てこないのが、逆に怖さを感じさせますわ。



昭和の怪物 裏も表も芸能界

タイトル:昭和の怪物
著者:なべおさみ
発売元:講談社
おすすめ度:☆☆☆☆(昭和好きにはたまらない)
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徹子ザ・ベスト

2017年01月06日


著者:黒柳徹子
発売元:講談社

黒柳徹子のエッセイ。

彼女の他のエッセイと違うのは、巻頭にグラビアがあることw
奇跡の一枚ですよ、まじでw

うちの奥さんに写真だけ見せたら、誰だかわからなかったくらいですもの。

そんなグラビアの中にあったキャプションが、本書で一番刺さりましたなぁ。
6時間にも及ぶ撮影の中で、徹子さんは、現場にいる誰よりもキラキラの好奇心を保ち続けた。「ダメ」「できない」「嫌い」といった否定の言葉は、一度も発しなかった。「へえー面白い」「ホントに可愛い」といったwonder(驚き)を絶やさない徹子さんこそ、誰よりもワンダフルな存在である。

黒柳徹子がいつまでも輝き続け、いつまでも愛され続ける理由はコレだろうな。

つきぬ好奇心と、肯定≒受け入れることから始まるコミュニケーション、そしてポジティブ。

見習いたいポイントです。



徹子ザ・ベスト

タイトル:徹子ザ・ベスト
著者:黒柳徹子
発売元:講談社
おすすめ度:☆☆☆(良いエッセイです

市川中車 46歳の新参者

2016年12月03日


著者:香川照之
発売元:講談社

歌舞伎役者•市川中車と俳優•香川照之は同一人物。梨園という伝統的な社会で子供の頃から歌舞伎の型を学び精進してきた人間と、その血筋がマッチした人にのみスポットライトがあたる伝統的で特殊な世界。

そんな世界に46歳で入門していったのが、俳優の香川照之。香川照之の父親は市川猿翁。歌舞伎の名門に生まれた彼は、何も問題がなければ、梨園のど真ん中を歩く歌舞伎役者になっていたのだ。

でも、そうは人生が進まなかった。二歳で両親が離婚し、歌舞伎の世界から普通の芸能界の世界に。

いや、それでも普通ではないのだけれどね。

香川照之の歌舞伎入門をいろいろ外野が騒ぎ立てているけれど、この本を読む限りでは、自分が子供の頃に感じることのできなかった「家族」を再構築させようとしているのだということがわかった。歌舞伎も、息子の誕生も、きっかけにしかすぎず、本当は幼少期に味わうことができなかった家族団らんを取り戻したいのだというように、ワタシはこの本を読めた。




市川中車 46歳の新参者


タイトル:市川中車 46歳の新参者
著者:香川照之
発売元:講談社
おすすめ度:⭐⭐⭐⭐(家族って大事よ)

相方は、統合失調症

2016年09月15日
相方は、統合失調症

著者:松本キック/相方:ハウス加賀谷
発売元:幻冬舎

ボキャブラ天国や、電波少年で人気を集めた、お笑いコンビ、松本ハウス。

松本キックとハウス加賀谷からなるお笑いコンビは、人気絶頂のまま、表舞台を去った。なぜって?ハウス加賀谷が統合失調症になってしまったから。

そんな松本ハウスの苦悩というか、日常が綴られた本。

統合失調症への理解が深まるというよりも、個人的にはお笑い芸人の日常に対して、理解が深まる本だと思いますな。

そうおもえるくらい、松本キックがハウス加賀谷にかける愛情が深い。

いや、ハウス加賀谷は天才だものね。

そこには同意できる。

統合失調症という病気に対する理解や、お笑い芸人の日常に対する理解が深まると良いよね、と思えてくる、ある意味、心がほっこりできる本ですわな。



相方は、統合失調症

タイトル:相方は、統合失調症
著者:松本キック/相方:ハウス加賀谷
発売元:幻冬舎
おすすめ度:☆☆☆(異色のタレント本ですな)

東京人 2014年4月号

2016年05月05日

発売元:都市出版

大特集は「カレーとコーヒー」。

最近、カレーの趣味嗜好が一般の人と変わってきちゃったしなぁ・・・と思った特集。カレーとコーヒーの両方を楽しめるさぼうる、めーやう、ムギール、ボンディなどメジャーなカレー屋さんが紹介されておりまする。

タイトル:東京人 2014年4月号
発売元:都市出版
おすすめ度:☆☆(ですな)

高専生だった私が出会った世界でたった一つの天職

2015年08月13日


著者:紗倉まな
発売元:宝島社

いや、紗倉まなっていい子だね。

いい娘さんだわ。

AV女優という仕事に誇りとプライドを持っている。

で、優しい。

本に書いてあるとおり、デビュー当時は田舎の純朴な女の子だったわけですが

それが今や、押しも押されぬトップ女優だからなぁ。

そして優しい。

うむ。

なんだかんだで男にとっては天使ですよ。

うむ。

文章は読みにくかったですが、それがかえって「紗倉まな、本人が書いたんだな」と思わせてくれて良い。

うむ。

よい。



高専生だった私が出会った世界でたった一つの天職

タイトル:高専生だった私が出会った世界でたった一つの天職
著者:紗倉まな
発売元:宝島社
おすすめ度:☆☆☆(良い娘さんだね)

のはなしし

2014年12月16日

著者:伊集院光
発売元:宝島社

おもしろい。

そのヒトコトですわ。


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タイトル:のはなしし
著者:伊集院光
発売元:宝島社
おすすめ度:☆☆☆☆☆(最高)

のはなしに

2014年12月15日


著者:伊集院光
発売元:宝島社

面白かったですワナ。

エッセイストとしての伊集院光はすごいわ。

落語家でも大成したのでしょうな。

そんな本書でささったのは

「英会話のマスターの秘訣は?」。かみさん曰く「ガッツ」。参考にはならないが説得力はある。なにせ、片道の航空券だけを持ち「帰りのチケットを英語を使って自分ひとりで取れるようになったら帰ってくる」と言い残し、現にクリアして帰ってきた女だから。


このフレーズもいただこう。


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タイトル:のはなしに
著者:伊集院光
発売元:宝島社
おすすめ度:☆☆☆☆☆(最高)

のはなし

2014年12月14日


著者:伊集院光
発売元:宝島社

やっぱ、伊集院のエッセイはおもしろい。

そんなエッセイの中で心に刺さった三遊亭楽太郎師匠(当時)のセリフ


入門したのは『名人』に憧れたからだが、しばらくやれば時代も才能も運もキャラクターもすべてが違うことに気づく。で、なんとか努力すれば50歳までに『名人』にならなくても『上手』にはなれるかもしれないと思って稽古した。で、今度は60歳までに『達人』になれないかっていうのが今の俺の目指すところだ。

このセリフ、そのまま頂きます。


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タイトル:のはなし
著者:伊集院光
発売元:宝島社
おすすめ度:☆☆☆☆☆(素晴らしエッセイだ)

のはなし さん

2014年11月23日


著者:伊集院光
発売元:宝島社

伊集院のエッセイ。

やっぱり、面白いよ。

伊集院。


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タイトル:のはなし さん
著者:伊集院光
発売元:宝島社
おすすめ度:☆☆☆☆(エッセイではダントツよ)

のはなし にぶんのいち キジの巻

2014年10月30日

著者:伊集院光
発売元:宝島社

ヤバイ、伊集院のエッセイ、オモロすぎ

どのエッセイも落語の域に達してますな。



のはなし にぶんのいち~キジの巻~ (宝島社文庫 C い 6-2)


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タイトル:のはなし にぶんのいち キジの巻
著者:伊集院光
発売元:宝島社
おすすめ度:☆☆☆☆(いい)

美木良介のロングブレスダイエット

2014年08月13日


著者:美木良介
発売元:徳間書店

美木良介のロングブレスダイエットって、早い話が呼吸法であって

呼吸法だけで痩せるかよってハナシだよね。

タイトル:美木良介のロングブレスダイエット
著者:美木良介
発売元:徳間書店
おすすめ度:☆(最近見ないねぇ~)

タモリのTOKYO坂道学入門

2011年03月04日
著者:タモリ
発売元:講談社

タモさんすごい。

まじすごい。

あのブラタモリのベースになった番組。

もう、本の内容はブラタモリを超えております。

タモリ倶楽部も超えております。

ものすごい博識。

守備範囲の広さ。

東京の小町に対し、路地裏に対し、歴史に対し、なんでこれほど愛情を捧げるのでしょうか?

そして、それを普段は一切感じさせないそのスタンスw

おいらタモさんのようになりたい。

タモリのTOKYO坂道美学入門

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タイトル:タモリのTOKYO坂道美学入門
著者:タモリ
発売元:講談社

おすすめ度:☆☆☆☆☆(最高)

ZEEBRA自伝

2010年06月16日
著者:ZEEBRA
発売元:ぴあ

いや、すごいね。

ZEEBRA

すごい真面目な男だよ。

そりゃ、世の中の真面目というイメージからは大きくずれているけれど、自分の人生をここまで真面目に生きている人間はなかなかいないでしょう。

ほんと、ものすごく人生に対して真面目。

そして、仲間と家族をここまで大切にするなんてステキだ。

いや、家族を大事にすることは素晴らしいことです。

いちばん身近にいる人間に優しさを分けることができなくて、どーすんのよ。

マジでそう思う。

そして、ZEEBRAのじいさんはやっぱりすごい。

で、その境遇を受け入れ、そしてその境遇に勝とうとする姿勢がすごい。
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タイトル:ZEEBRA自伝
著者:ZEEBRA

おすすめ度:☆☆☆☆☆(やはり、仲間たちに感謝ですな)

天才 勝新太郎

2010年06月12日
著者:春日太一
発売元:文芸春秋社

天才勝新太郎について時代劇研究家がまとめた1冊。

勝新のかっこよさも、珠緒の美しさもわかるけれど、それよりも絶頂期の映画のすごさと、その映画が落ちぶれ、ニューメディアであるテレビが元気になってくる過程のすごさに日びった。

そんな時代に現れた天才が勝新太郎である。

そういう視点で読み込んでいくとおもしろい。

もう、あの時代でなければ勝新太郎は登場しなかっただろうし、存在できなかっただろうね。

決まり切った形を求める世界に型破りな天才は存在しにくいと言うことだ。

異端が認められる自由があれば、その世界はまだ伸びると言うことだ。
天才 勝新太郎 (文春新書)/春日 太一
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タイトル:天才 勝新太郎
著者:春日太一

おすすめ度:☆☆☆☆(いいよ。かっこいいよ)
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