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ザ・ラストバンカー 西川善文回顧録

2017年07月22日


著者:西川善文
発売元:講談社

住友銀行元頭取で、三井住友銀行元頭取で、日本郵政元社長。

日本の金融政策のど真ん中で、その最前線で、戦ってきた男の貴重な手記。

一般的な銀行のお話というと、融資に偏りがちなわけですが、実際、融資をしてどうやって会社を立て治らせたのかという話ばかりに脚光が浴びるのですが、この人は真逆。

不良債権の処理ばかりをし続けてきた銀行マンの人生。

安武産業に、イトマン事件に、住専問題。

誰かの失敗を自分で処理をし、未来につなぐ。

そんな仕事を淡々としてきた男。

すげぇ、かっこいい。

義理人情は優先される日本の会社にあって、自分を引き立ててくれた恩人に対して弓を引く。いや、弓を引いたのではない。自分の仲間を国を守るためには、たとえ自分の昔の恩人であっても、切り捨てる。

それくらい仕事に徹した男。

過去のしがらみを捨てるためには、何をすればいいのか?どうすればいいのか?

自分の信念を突き通すためにはどうすればいいのか?

悪名高いと言われても、自分の信念を突き通すことの重要さを教えてくれる本。

そして、鳩山邦夫と亀井静香がダメダメだということもわかる本。

政治力って、やっぱ必要なんだよな、と。

正面突破だけでは駄目なんだとな。

そして、自分の体に過信していては駄目なんだということもわかる本。

宿澤広朗さんて、すごかったんだな。

一人で銀行の業務純益の半分を稼いでいたんだとな。

生きてたら、間違いなく頭取になっていたと。。



ザ・ラストバンカー 西川善文回顧録 (講談社文庫)


タイトル:ザ・ラストバンカー 西川善文回顧録
著者:西川善文
発売元:講談社
おすすめ度:☆☆☆☆(サラリーマン必読の書だな)
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虚人と巨人

2017年07月08日

著者:平井有太
監修:康芳夫

サブタイトルは「国際暗黒プロデューサーこう康夫と各回の巨人たちの饗宴」ですわ。

もう、知る人ぞ知る、名プロデューサーの康芳夫の人となりがよくわかる本ですわ。
いろんな雑誌の記事の切り貼りや、かこのパンフレットの再掲載ばかりなのですが、それでも康さんの凄さがわかる。

猪木VSモハメド・アリの仕掛け人、ネッシーの仕掛け人、バブルス君の仕掛け人。

TVがまだ、見世物小屋的な怪しさがあった時代の天才ですな。

いや、今も天才だけれど、ホリエモンや、ひろゆき以上にアブノーマルな天才なのよ。



虚人と巨人 国際暗黒プロデューサー 康 芳夫と各界の巨人たちの饗宴


タイトル:虚人と巨人
著者:平井有太
監修:康芳夫

おすすめ度:☆☆☆(ですな)

渡辺晋物語

2017年07月06日


著者:野地秩嘉
発売元:マガジンハウス

サブタイトルは「昭和のスター王国を築いた男」。
渡辺晋とは、渡辺プロダクションの創業者。
芸能事務所というと、ジャニーズだ、バーニングだと騒ぎますが、いまある芸能ビジネスの基本を作ったのが渡辺晋で、渡辺プロダクションなわけですよ。

日劇ウエスタンカーニバルのしかけ、ヤクザと手を切る販促興行、芸能プロダクションがレコード原盤を持つ音楽出版ビジネス、芸能プロダクションによる番組制作。。。。

芸能プロダクションビジネスが、まだまだベンチャービジネスだった頃、群を抜くアイディアマンの生き様がわかる素晴らしい本です。

そして、当然ですが、出る杭は打たれるので、渡辺プロダクションを潰しにきた方々の話も生々しく記されております。

とくに、グループサウンズを潰しにきた話が生々しい。
計略について、証言するのはグループサウンズの作詞を数多く手掛けた橋本淳である。
「レコード会社でいえばね、ビクター系列ってのがGS(グループサウンズ)のブームに乗り遅れちゃったのね。GSというのがなぜ短命に終わったかというと、理由があるのよ。乗り遅れたビクター系列が、どうしたらブームをつぶせるかってんでね、その頃いた優秀な演歌のディレクターの人が、つぶすにはボロイのいっぱい出せばいいってんで、ビクター系からボロイのばっかり何十組って出したのね。ミソもクソも一緒になっちゃう。悪化は良貨を駆逐するという思想のもとに、もうなんでもやっちゃったのね。だから、年間にすごい数のグループがでちゃうという現象。その頃、僕はGSにもう失望しだしてたからね。連中は勉強しないからね。できないからだんだnスタジオ・ミュージシャン使うでしょう。だから、音だけはスタジオでやってレベルが上っているのに、すてーじができなくなっていったわけ」(熱狂!GS図鑑)

これはものすごいビジネス書だよ。



昭和のスター王国を築いた男 渡辺晋物語


タイトル:渡辺晋物語
著者:野地秩嘉
発売元:マガジンハウス
おすすめ度:☆☆☆☆☆(名著だ)

会社が消えた日 三洋電機10万人のそれから

2017年07月03日


著書:大西康之
発売元:日経BP

この本はサラリーマン必読だね。 元日経ビジネスの編集記者だった大西さんの本。日経ビジネス時代からファンだったけれど、いやはや、これは面白い本だ。

東京三洋電機の跡地とか、熊谷にできたハイアールのR&Dセンターとか、鳥取三洋電機の話とか、GOPANの話とか、知っているだけに、色々考えさせられてしまった。

やっぱり、頼れるのは自分だな、と。

Organizing deckchairs on the Titanic(沈みゆくタイタニック号の甲板でのんきにデッキチェアを並べ人たち)

にならないのが重要だな。

そして、そういう心意気があれば、会社が消えてもだいじょうぶだということだ。

もう、会社は社員の人生を守れないのだから、社員は自分の人生を自分で守るしかないのよね。

そして、日々、勉強して、成長し続けないとだめだ、と。昔は良かったと、思考停止した瞬間に、それまで築き上げてきたものが、音を立てて崩れ落ちる、と。

それが、サンヨーを去った、様々なサンヨー社員のコメントで裏付けされていて、身震いする。

特に三洋電機で、9000人のクビを切り、その後、グリコに転職した元人事部長の岡本さんのコメントが重い。
だが、人事部長として多くのサラリーマン人生を見てきた岡本によると「転職で人生か好転するのはレアケース」だという。だから三洋電機の仲間から転職相談が来た時、岡本はまず思いとどまることを勧める。
「感情的になって辞めたらあかん。冷静に計算せな。しがみつけるだけしがみついて、(早期退職の応募に)てを上げるのは行き先がきまってからやで」
会社で面白くないことがあって、むきになって辞めた後、まともな転職先が見つからず、人生せが狂ってしまった人を岡本は嫌というほど見てきた。

これにつきますな。

なにより自分をもって、主体的に仕事をすること。

そうすれば、京セラに買われても、パナソニックに吸収されても、ハイアールとして生まれかわっても、人生は開けるということだ。



会社が消えた日 三洋電機10万人のそれから Kindle版

タイトル:会社が消えた日 三洋電機10万人のそれから
著書:大西康之
発売元:日経BP
おすすめ度:☆☆☆☆(面白いなぁ)

父・金正日と私 金正男独占告白

2017年06月29日


著者:五味洋治
発売元:文藝春秋社

クアラルンプールで金正男暗殺のきっかけを作ったと言われる本。
本の内容の殆どは金正男と著者とのメールのやり取りと、金正男との長時間インタビューだったりします。

この本に書かれているというか、この本の内容通りのオッサンだったら、正男、いいやつすぎるではないか。

見た目はディズニーキャラクターですが、中身は切れ者のビジネスマン。

だから、邪魔になったのでしょうな。

そして、生き残って、中国の力で4代目の将軍様になるこたがてきたら、そりゃ、北の楽園は、まともな国になっていたでしょうな。

それにしても、名刺って、効果的なのね。



父・金正日と私 金正男独占告白 (文春文庫) 文庫

タイトル:父・金正日と私 金正男独占告白
著者:五味洋治
発売元:文藝春秋社
おすすめ度:☆☆☆(おもろい本ですわな)

シンギュラリティは近い

2017年06月05日

著者:レイ・カーツワイル
発売元:NHK出版

シンギュラリティ、つまり技術的特異点。人工知能が人間の知能を越えることを意味する時に使われる単語ですな。

チェスの世界王者が人工知能に負けてしまってからかなりの月日が流れ、ついには囲碁や、将棋のプロまでまけてしまったわけで。

チェスや、囲碁、将棋では単なるぼーゲームの世界だけれど、ゲームではない、リアルな世界で人工知能が人間に勝ったら、どうなるのか?勝つにはどうすれば良いのか?

そんな話がまとめられている本ですな。

奥が深いというか、難しいというか。



シンギュラリティは近い[エッセンス版] 人類が生命を超越するとき

タイトル:シンギュラリティは近い
著者:レイ・カーツワイル
発売元:NHK出版
おすすめ度:☆☆(うむ)

パナマ文書

2017年05月21日

著者:バスティアン・オーバーマイヤー/フレデリック・オーバーマイヤー
翻訳:姫田多佳子
発売元:角川書店

世界を震撼させた割には、結構ふつーに落ち着いてしまったパナマ文書。

パナマ文書とどのように出会い、どのようにパナマ文書を読み解き、タックスヘイブンに財を蓄えているのは誰なのか?

を丁寧に教えてくれる本。

なんかものすごいサスペンスや、アドベンチャーなど、それこそハヤカワミステリーな世界が繰り広げられるのかと思いきや、違ったw

まぁ、そりゃあ、そうだw

アドベンチャーや、ミステリーの代わりにパソコンのスペックや、価格についての話が出てくるけどね。




パナマ文書 (角川書店単行本) Kindle版


タイトル:パナマ文書
著者:バスティアン・オーバーマイヤー/フレデリック・オーバーマイヤー
翻訳:姫田多佳子
発売元:角川書店
おすすめ度:☆☆(ちと、予想と違った)

1976年のアントニオ猪木

2017年05月14日


著者:柳澤健
発売元:文藝春秋社

1976年、アントニオ猪木はプロレスから異種格闘技戦へと舵を切った。ウィリアム・ルスカ、モハメド・アリ、パク・ソンナン、アクラム・ペルーワン。1年間に猪木が異種格闘技戦を行った相手はこんなにもいる。

プロレスの天才、アントニオ猪木が、なぜ、ここまで異種格闘技戦にこだわったのか?

それは、プロレスの実業家、ジャイアント馬場へのライバル心であり、自身が経営する新日本プロレスを、なんとかして軌道に載せたいという一新だったのでしょう。

そんなプロレスのよくある話から、裏側の話まで。

プロレスと政治家の相性がよく、プロレスと今なら下流と呼ばれている世帯の相性が良かった。

格闘技ではなく、プロレス。

自身の不満代わりに解消してくれる。

そんなエンターテイメントの裏側にあるリアルを、事細かに教えてくれる1冊ですわ。




完本 1976年のアントニオ猪木 (文春文庫)


タイトル:1976年のアントニオ猪木
著者:柳澤健
発売元:文藝春秋社
おすすめ度:☆☆☆☆(良い本ですわ)

中国が絶対に日本に勝てない理由

2017年04月13日

著者:孫向文
発売元:扶桑社

サブタイトルは「中国人漫画家が日本に住んで気がついた!」ですな。
つまり、作家は中国のお方。
ブロガーとして人気なコンサルタント、永江一石さんがブログで紹介していた本ですね。

「いや、マンガのレベルがそれほど高くないんじゃね?」というような、漫画オタクのような視線でこの漫画を読んでは駄目よ。

それと「日本サイコー!やはり日本はすごい!」という視線で読んでも駄目よ。

この漫画のキモは現代中国の闇を、中国のお方が、わかりやすくマンガで説明しているという点でしょうな。
もう、この人、中国に変えることはできないんだろうな。

いろいろ考えさせられるポイントがたくさんあるのだけれど、その中で一番「ですよね〜」と思ったのが、自分の信じる意見以外は一切認めない、独裁的な多様性を愛する若手民主化集団シールズが、文化大革命の時の紅衛兵と全く同じであるという意見ですな。

まさにそのとおりですわ。

奴らが自由を代表しているワケがない。

ということがよく分かる本ですわ。

国のトップをヒトラーやらなんやかんやに例えてデモをしても逮捕されないくらい自由な国ですからねぇ。

というのが中国の視線から説明されると、ものすごく説得感がありますな。




中国が絶対に日本に勝てない理由 (扶桑社BOOKS) Kindle版

タイトル:中国が絶対に日本に勝てない理由
著者:孫向文
発売元:扶桑社
おすすめ度:☆☆☆☆(みんな読むべき本だね)

ドクター・ハック

2017年03月17日


著者:中田整一
発売元:平凡社

ドクター・ハック。本名はフリードリッヒ・ハイク。

彼の職業はドイツの軍用飛行機や船舶、それらの関連技術の輸入に携わる日本海軍および陸軍のエージェント。つまり、スパイ。色々と日本のために暗躍するわけなのですが、その活躍タイミングは2回ほどある。

1回目は1937年に締結される日独防共協定締結の締結に際して。
2回目は1945年に行われた、日本の終戦対策にさいして。

日本の平和のために活躍した、ドイツ人スパイがいただなんて、はじめて知りました。

戦前の外国人スパイと言うと、ゾルゲ事件のリヒャルト・ゾルゲくらいしか知らなかったのですが。

歴史の闇消えて無くなりそうな、ドイツ人スパイのハナシを見つけ出してきた、著者がすごい。

そして、なぜにドクター・ハックが終戦工作をしたかというと、「誰に終戦工作をするべきなのかどうか?」ということを知らなかった、当時の日本政府もすごい。




ドクター・ハック: 日本の運命を二度にぎった男


タイトル:ドクター・ハック
著者:中田整一
発売元:平凡社
おすすめ度:☆☆☆(ですな)

マラス

2017年03月03日


著者:工藤律子
発売元:集英社

マラスとは中米ホンジュラスの若者ギャング集団のこと。アメリカ・ロサンゼルス西部のヒスパニックギャング集団が源流と言われているマラス。なぜに、アメリカのギャングが???という話になるのですが、2000年代初頭、カリフォルニアでは不良外国人を逮捕後、そのまま祖国にお繰り返していたのだとな。で、そんなアメリカから送り返されて来たギャング集団が、母国ホンジュラスでもギャング活動を行うようになってきたとな。

ここだけ切り取ると、アメリカの新自由経済が−とか、アベが−、ジミンガーと騒ぎ出しそうな方々が多いのですが、ことはそこまで単純ではない。
ホンジュラスを始めとした中米諸国には、凶悪な若者ギャング集団を生み出す素地が、最初からあったのだ。

腐敗しきった司法と政治。産業と言ったらバナナや珈琲のプランテーションくらいしかない。アメリカンドリームも、自己責任も、自助努力も、すべての言葉が虚しくなってしまうほどの貧困と、どうにもならない富の断絶。そしいぇ、形成されるスラムと、大都会。

そんな世界で大人はまともに子どもを育てることなどできず、子どもは大人を信頼することができず。もっとも身近な存在である親ですら、信頼出来ない子どもたちが、街にあふれて、ストリートチルドレンとなってしまう。

そういう世界で、組織に属することと、食料とお金を得ることができるギャング集団が、心地よく感じられないわけがない。

でも、当然ですが、ギャング集団が平和な世界なわけはない。

政府から徹底的に取り締まられ、敵対するギャング集団からは命を狙われる。

そういう状況に嫌気を感じた若者が、相対的に平和で安全なメキシコを目指し、さらに平和で安全なアメリカを目指す。

この悪循環は、ドナルド・トランプが言うように、メキシコとの国境に壁を築いたからと言って解決するものでもないわけで。

でも、本書には、小さいながらも解決する糸口が紹介されている。元大物ギャングで、現在は牧師として、刑務所に収監されているギャングたちに、聖書の教えを説いているアンジェロ。日本でも元ヤクザの牧師や、僧侶はいるけれど、それよりエグい世界でエグいことをやっていた人間が、神の僕となったわけです。

そして、そのアンジェロが悔い改めさせた若者や、ギャング集団から抜けだして、気質として平和に過ごしている若者も紹介されている。

ギャングから若者を救うのは、信頼できる大人と、頼れる仲間だということがよーく分かる。それがあっての、教育であって、仕事である、と。

まずは信頼できる・信頼されるという関係性を与えてあげて、それで教育を受けさせて、そして手に職をつけさせる。それが刑務所の中にならず、地域や、社会であることが重要なんだな、とおもう。

むろん、おむろん、家庭が一番重要なわけだ。

日本の場合、学校や、保育園に、幼稚園、塾や、児童会が、こういう存在にならなければ駄目なんだろうなと思うわ。

そういうことを感じてしまう1冊。




マラス 暴力に支配される少年たち


タイトル:マラス
著者:工藤律子
発売元:集英社
おすすめ度:☆☆☆☆(いろいろ考えさせられる本ですな)

ヤクザマネー

2017年02月28日


著者:NHKヤクザマネー取材班
発売元:講談社

NHKスペシャルで取り上げられた「ヤクザマネー」、その取材の裏側を紹介した本。

金に色はないということで、どんどんヤクザと素人の境目がなくなってきましたよね。恐喝や、強盗、麻薬や、売春、みかじめ料で収入を得ているヤクザ、いなくはないでしょうが、それは、もはや、レアケースとなっている。

企業舎弟どころか、フロント企業でもない、共生者がヤクザマネーを支えるとな。

共生者というと、なんだかラブ&ピースなイメージがありそうですが、そうじゃないと。

しかし、資金の出所がおれおれ詐欺だったり、ヤミ金だったりするだけで、そこから先は、フツーの金融関係者とやっていることが変わらないんじゃないかしら?と思ってしまう。

まぁ、投資した資金が回収できないときに、命をとられたりはしないけれどね。

いや、するか。

とはいえ、ヤクザマネーのようにリスクもリターンも一気にとるような方々がいるには事実で、そんな方々を頼っている方々もいるのは事実で。

でも、なくそうとすると、ヤクザマネーが大暴れしている新興市場jitaino息の根を止めてしまうことになるわけで。

流行っているところ、金が動くところにヤクザがやって来るのは、現代やくざの原型を作った山口組3代目田岡組長のお陰でと言うか、力なのだろうな。

日本のアングラを調べるには、山口組について調べなければならないし、山口組のしのぎを調べておけば、これから流行る悪いこともわかるわけだな。

しかし、この本の内容は、ある意味、パナマ文章ですな。

そして、なぜ、NHK出版でなく、講談社から出てるのだ?



ヤクザマネー

タイトル:ヤクザマネー
著者:NHKヤクザマネー取材班
発売元:講談社
おすすめ度:⭐⭐⭐(ですな)

中国 汚染の真相

2017年02月26日


著者:富坂聰
発売元:KADOKAWA

中国を専門とするジャーナリストが綴った環境問題@中国について語った本。

いや〜すげーよw

としか言いようが無い。

日本も、アメリカも、イギリスも、ドイツも、経済発展の過程で環境汚染はあったけれど、自浄作用で、なんとか回復しているわけですよ。で、この自浄作用は経済という薬があったからでさ。

社会主義な国には「経済効率が悪いからなんとかしよう」って発想がなかったから駄目なんだろうな。

キューバのように「成長しない」に舵を切ればよかったのだろうけれど、面子を大事にする中国にはそれができなかった。

中国人は賢いから、ちゃんとやれば、環境だって回復すると思うんだけれどな。

でも、長江の流れを止めちゃったのは駄目だったんだろうな、とも思うわけだ。

とりあえず、水も、燃料も、無駄遣いやめて、省エネですわな。

でも、客が残さず食べたら恥という考えを持つ中国だと辛いかもね。

そんなことを考えてしまう本ですわ。



中国汚染の真相 (中経出版) Kindle版

タイトル:中国 汚染の真相
著者:富坂聰
発売元:KADOKAWA
おすすめ度:☆☆☆(すごいルポですわ)

プラスチックスープの海

2017年02月19日


著者:チャールズ・モア/カッサンドラ・フィリップス
訳者:海輸由香子
発売元:NHK出版

サブタイトルは「北太平洋巨大ゴミベルトは警告する」ですな。
そうなんですよ。ハワイの沖合、ハワイ都北米大陸の間には、巨大なゴミの海域がある。世界中から海に排出されたゴミが溜まってるんだよね。それは、海流の関係上そうなっているわけで、太古の昔から、陸から出てきたゴミが流れ着いていた場所なのだけれどね。

でも、それが20世紀後半から大きく変わってきた。

それまでは、海に流れ着いたゴミは、時間が立つと消えてなくなるものばかりだった。でも、今は、未来永劫残るものばかり。なぜならば、そのゴミの殆どがプラスチックだから。最近は、生物分解できるプラスチックが増えたとはいっても、それは最近の話。

過去数十年間に排出されたプラスチックゴミは、なくなることなく、北太平洋巨大ゴミベルトに漂い続ける。

なぜそんなことが起きるのか?

我々は便利と引き換えに地球環境を破壊しているんですよ、と。

この悲しい現実を知るために、この本は世界中の若者に読ませるべきだよな。

自分だけが良い、よいう考えがすべてを駄目にしてるんだよな。大きいプラスチックゴミは、波によって破壊され小さく分割されても、腐ってなくなることはない。小さくなったプラスチックは、食物連鎖の最下層に入り込む。

そんな食物連鎖がいいわけ無いだろう。

水銀や、鉛の食物連鎖と同じようなことが起きようとしているわけだ。

ストップ!ゴミの不法投棄。



プラスチックスープの海―北太平洋巨大ごみベルトは警告する


タイトル:プラスチックスープの海
著者:チャールズ・モア/カッサンドラ・フィリップス
訳者:海輸由香子
発売元:NHK出版
おすすめ度:☆☆☆☆☆(名著)

泥の金

2017年02月15日


著者:森功
発売元:文藝春秋社

サブタイトルは「裏金王・水谷功と権力者の響宴」ですな。

ゼネコン業界の談合屋、その頂点に君臨していた水谷建設の水谷功の錬金術と、その金をもとにした政界工作の秘密に迫った一冊。

なんで、「ドロの金」というタイトルなのかというと、日本中のあっちこっちの建設現場で談合を繰り広げていたわけだけれど、特に原発建設や、ダム建設、空港の工事の基礎工事でガッツリカネを稼いでいたから「ドロの金」なのかと。

岩手県の胆沢ダム、通称小沢ダムに関して一気に談合が表に出てきたわけですが、談合はココだけでしていたのではない。

関空や、中部国際空港の工事でも談合が行われていた、と。

で、これらの工事をシノギとして、大きく資金を稼いだのは山口組なわけですわ。

政治家だけでなく、そっち側の話も気になってくる本でしたな。



泥のカネ 裏金王・水谷功と権力者の饗宴 (文春文庫)

タイトル:泥の金
著者:森功
発売元:文藝春秋社
おすすめ度:☆☆☆(ですな)
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