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2018年09月24日
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佐治敬三と開高健 最強の二人

2015年11月18日
著者:北康利
発売元:講談社

サントリー二代目社長とその盟友、開高健の関係を描いた珠玉の一冊ですな。

鳥井信治郎から引き継いだサントリーを世界的な大企業に育てた鳥井信治郎と、洋酒天国の初代編集長で、芥川賞作家の開高健。

どちらも輝かしい人生で、誰もが羨むわけですけれど、まぁ、そんなにかんたんじゃない。

ってか、悲しすぎる人生だな。

悲しさと引き換えに、輝かしい人生を手に入れたと思うと、あれだな。

平凡な人生で良いと思ってしまうわけですわ。

まぁ、鳥井信治郎の後を継いだのが佐治敬三である理由も、

開高健が世界中を旅して、オーパな旅を楽しんだ理由というのも、あるわけだな。

毎日毎日すごす、いわゆる日常が平々凡々で幸せであったら、そんなことをしようと思わないわけだな。

最初のうちは純粋に「羨ましい」と思っていても、読み進めていくうちに辛くなっていってしまう。

何度も繰り返すけれど、誰よりも悲しい人生を送っているからこそ、誰よりも派手で楽しげな人生を送っているのだろうな、と思ってしまう。

もう、本書の第四コーナーを回ってから綴られる、開高健ががんになってからの話はやばすぎる。

がんを告知するなんて発想がなかった時代の、辛い辛い話。

そして、それより辛い開高健亡き後の話。

ほんと、娘には幸せに育って欲しいと思ってしまう今日この頃。

そんな不思議な読後感を得られる1冊。



佐治敬三と開高健 最強のふたり

タイトル:佐治敬三と開高健 最強の二人
著者:北康利
発売元:講談社
おすすめ度:☆☆☆☆☆(名著だわ)
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本当にあった奇跡のサバイバル60

2015年10月16日

編集:ナショナルジオグラフィック
発売元:日経BPマーケティング

やばい。

この本面白い。

面白すぎて、痛い。

それは内容がアチャー・・・というのではなく、リアルな話がリアルに描かれているので、そこから想像される痛みがやばいんだよ。

もう、ハヤカワ・ミステリ―以上の話ばかり。

もう、事実は小説より奇なりですわ。

いろいろな奇跡が紹介されているのだけれど、その中でも一番やばかったのが

「岩にとらわれて」

というお話。

ユタ州のホースキューキャニオンで、岩に挟まれてしまったアローン・ラルストーンが自分の意志で、自分の右腕を、自分の余りきれないナイフで切り落として脱出するというお話。

ここに書いているだけでも、そのリアルな描写を思い出して、背筋が凍ってくる。

骨を自分の全体重をかけて折り、腱や神経は切るのが大変だった。

って。

ひぇぇぇぇぇぇ

という話が盛り沢山です。



本当にあった 奇跡のサバイバル60


タイトル:本当にあった奇跡のサバイバル60
編集:ナショナルジオグラフィック
発売元:日経BPマーケティング
おすすめ度:☆☆☆☆☆(最高)

職業としてのAV女優

2015年05月17日


著者:中村淳彦
発売元:幻冬舎

なんちゅうか、本中華。

風俗嬢とか、AV嬢にスケベ心以外の変な感情を抱いたことはなく、どちらかと言えば応援する方が多かったりするのですが

この本を読んで、余計に応援したくなりましたな。

そして、そんなに甘くねーぞって思えるようにもなりましたな。

うちの娘さんが、「やりたい」とか、言い出したら、全面的に否定する前に、よく考えるようにこの本を読ませますな。

この本を読んでわかったこと、ぶっちゃけ、AV女優になっても、今や簡単にお金を稼ぐことができないという現実だわ。

これは、お水の世界でも同じだわ。

堅気の世界以上に努力と才能が求められる世界だって事がよくわかったわ。

それなのに、体を壊すリスクが大きい。

心を病むとか、変な病気をもらうという意味でなく、体を壊すリスクが大きいわけですよ。

常時裸で仕事をしているわけですから。

そう考えると、堅気の仕事をしていたほうがいいんでないかと。

一夜にしてすげぇ金が稼げるわけでも、もはやなくなったのですから。

そして、こっちの世界って女の人で社会に適応できなかった方の受け皿だったりしたのですけれど、そういう方向では機能しなくなってしまっていることの怖さだね。

まぁ、それは男の社会でもそうなんだけれどさ。


アングラなセイフティネットが機能しなくなっている世界が怖いわな。

どちらにしろ、夢や希望を持ってAV女優というお仕事をしている方は応援しますわ。

そして、これからAV女優になろうとしている方には、この本をおすすめしますわ。

いや、深い本だね。


職業としてのAV女優 (幻冬舎新書)



タイトル:職業としてのAV女優
著者:中村淳彦
発売元:幻冬舎
おすすめ度;☆☆☆(考えさせられる本ですね)

東京スカイツリーと東京タワー

2015年04月30日



著者:細野透
発売元:建築資料研究社

いやはや

これは東京タワーと東京スカイツリーの建築だけについて語るのではなく

太田道灌に遡る江戸の町の開発についてのお話ですな。

で、そんな太田道灌の時代から存在していた陰陽道の考え方にさかのぼりますねって話ですわ。

で、今の東京の形を作ったのは空海上人で、空海上人は江戸の街の発展を考慮し、江戸城の鬼門と裏鬼門にそれぞれ寺社を配置した

なんて話になるわけですな。

で、そんな江戸のエッセンスを汲みとった建築家が丹下健三で、丸の内の東京都庁舎も、新宿の東京都庁舎も、太田道灌から脈々と受け継がれる考え方に則った設計になっているのですよ

って話なんですな。

で、そんなレイラインにきっちり乗っかっているのが東京タワーであり、東京スカイツリーなのです、と。

断片断片では聞いたことがあるようなお話ですが、それが綺麗につながっているというのが本書のコア部分なのですわ。

松本清張の点と線ではないですがって。


東京スカイツリーと東京タワー―鬼門の塔と裏鬼門の塔


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タイトル:東京スカイツリーと東京タワー
著者:細野透
発売元:建築資料研究社
おすすめ度:☆☆☆(やっぱ、風水とか陰陽道って重要なのねと考えさせられますわ)

バチカン株式会社

2015年04月23日


著者:ジャンルイージ・ヌッツイ
発売元:柏書房

すげーな、この本。

著者、よく殺されなかったね。

バチカン株式会社とはバチカン銀行を指している。

バチカン銀行とは、いわばバチカン市国の中央銀行。

長期金利を云々とかしないけどね。

バチカン市国は、説明しなくてもみんなが知っているカトリックの総本山。

そんなバチカン銀行から手に入れた秘密文書で本書は構成される。

まぁ、裏金手に入れたり、あんなことしたり、こんなことしているわけですよ。

神に使える身ですがね。

しかし、イトマン事件や、そっち系の事件のようなおどろおどろしさや、仁義なき戦い系のやり取りはあまりない。

いや、マフィアの件もあるけどね。

しかし、そこまで否定的にならないのは、宗教を語って、もっと悪さする集団みあるし、カトリックの方々の多くが慈善活動を行なっていることをしっているからなのでしょうかね。

いや、そのオヤダマがアレなんだけど

って、本なのですがね


バチカン株式会社―金融市場を動かす神の汚れた手


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タイトル:バチカン株式会社
著者:ジャンルイージ・ヌッツイ
発売元:柏書房
おすすめ度:☆☆☆☆☆(超オモロイ)

銃・病原菌・鉄 下巻

2015年03月27日

著者:ジャレド・ダイアモンド
発売元:草思社

そう考えると、中国って偉大なのだと

しかし、なぜ、中国は世界史の中心にならなかったのか、と。

ある時代まで、中国は世界史の中心だったのにな。


銃・病原菌・鉄 下巻



タイトル:銃・病原菌・鉄 下巻
著者:ジャレド・ダイアモンド
発売元:草思社
おすすめ度:☆☆☆☆(おも)

銃・病原菌・鉄 上巻

2015年03月26日



著者:ジャレド・ダイアモンド
発売元:草思社

なぜ、文明が発達した人類と、文明が発達しなかった人類が存在するのか?

なぜ、征服することができた人類と征服だれてしまった人類があるのか?

上巻では

マオリ族とモリオリ族を例に取り「へいわの民と戦う民の別れ道」を説明し

スペイン人とインカ帝国の戦いを武器と言葉の観点から説明しているわけで

文字があることで事柄が早く正確に伝わることができたんだなって、はなしで

で,その他に食料生産の話が面白くて

そもそも、なんで農業を発明したのか

とか

なんでシマウマやゴリラの家畜はいないのかって話は面白かったわ。

簡単に繁殖できて、すぐに大きくならないと家畜化に向かないのな

で、家畜が増えることで家畜揺らいの伝染病が大流行して、さぁ、大変と

人類がフツーに生活していることを立ち止まって考え直す本は、面白いですな。


銃・病原菌・鉄 上巻



タイトル:銃・病原菌・鉄 上巻
著者:ジャレド・ダイアモンド
発売元:草思社
おすすめ度:☆☆☆☆(難しいが、それ以上に面白い)

大本営参謀の情報戦記

2015年02月18日

著者:堀栄三
発売元:文藝春秋社

あれだ。

情報を大事にしないで、情報を取り扱っても、その目的を見失ってしまって、正しく活用できないのは日本軍だけでなく、日本全体におけることなんだということがわかる。

戦争とは鉄量の勝負である

ということは日本陸軍だってわかっていた。

鉄量とは弾薬の数だったり、戦車の数だったり、あれやこれやですわ。

百発百中の砲弾1門と百発一中の砲弾100門

初戦は百発百中の砲弾が百発一中の砲弾を破壊するけれど、百発百中の砲弾も破壊されてしまうので、ゲーム終了。

いや、そんなことはない。

大和魂が、そうさせない。

なんてやってるからだめなんだ。

別に日本軍だけの話じゃない。

効率性を追い求めず、滅私奉公をひたすら強いる日本社会も同じでしょって。

ちなみに、戦争中、日系人がアメリカで隔離されたわけですが

これは「日系人が憎いから」アメリカがやったことでなく

一般人だろうと、スパイだろうと、とりあえず日系人、全部集めて監視しとけ

ってことだたのだと。

人権もへったくれもない。

日系人スパイがアメリカ軍の情報を取り扱えないようにしただけなのだな。

そんな話が描いてあり、感動しましたわ。

ちなみに孫氏の言葉の中に

爵祿百金を惜しんで、敵の情を知らざるは不仁の至なり、人の将にあらざるなり、主の佐にあらざるなり、勝の主にあらざるなり

ということばがあるのだと。

情報に金を惜しんじゃダダってことね。

正しくは、情報に金や、人を惜しむなね。

本書の多くは『失敗の本質』と類似している(そりゃそうだわな)のですが、

本書は情報の重要さに重きをおいているので良いです。

日本軍~敗戦~非具備~警察予備隊~自衛隊

って時系列で日本がどのように情報を扱ってきたのかというのもわかる。

まぁ、シリアも、イスラム国もヤバイけれど

スエズ動乱の時のほうがヤバさ百倍だったのね。

きっと、今も世界中で諜報合戦なんでしょうな。

そして、情報が重要だわ、やっぱ。


大本営参謀の情報戦記―情報なき国家の悲劇 (文春文庫)


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タイトル:大本営参謀の情報戦記
著者:堀栄三
発売元:文藝春秋社
おすすめ度:☆☆☆☆☆(すばらしい)

世界屠畜紀行

2014年12月28日

著者:内澤旬子
発売元:解放出版社

重いタイトルの本が、重い出版社からでたものですな。

しかも、連載されていた雑誌も、月刊雑誌『部落解放』と重め。

しかし、内容は美味しい。

いや、この内容で「美味しそう」と思ってしまう自分に問題ありか。

世界中の肉食文化を紹介するイラストエッセイなんだけどさ。

感じる人は、ここからいろんなこと、それこそ社会正義を感じちゃったりするのでしょうが、オイラは「美味そう」と味覚を感じてしまった。

小さい頃、鶏をひいばーさんが〆るの見てたから、〆たり、潰したりすることじたいに抵抗ないからなんだろうな。

自分で潰したりできるかはわからないけど。

そんなわけで、読み終わった感想は「ごちそうさまでした」ですな。


世界屠畜紀行



タイトル:世界屠畜紀行
著者:内澤旬子
発売元:解放出版社
おすすめ度:☆☆☆☆☆(ごちそうさまでした)

出版第崩壊

2012年10月03日

著者:山田順
発売元:文藝春秋社

いいこと書いてある箇所はたくさんあるのに、読後感が悪い。

それはなんでかというと、以下の2点に要約される。

まずは235ページ


朝日新聞といえば新聞界では最も高給で知られ、30代で平均年収は1000万円というのが常識だった。これは民放キー局や大手出版社でも、ほぼ同じだが、デジタルコンテンツ時代になると、このような高給は維持できない。IT産業側にはこんな高給社員はいない。幹部、専門クラスをのぞいてウェブメディアを作っている人たちの年収は30歳で500万円がいいところという。ということは、このまま電子出版が進んでコンテンツが紙から電子になってしまえば、既存のメディアの社員の給料は半減することになる。ただ、それでもデジタルにスムーズに移行できての話だ。


と、238ページ


私達家族は娘が小学校2年生の時から、毎年、夏をハワイで過ごしてきた。娘は幼稚園からインターナショナルスクールに通い、夏はワイキキの学校でサマーキャンプに通うのが恒例だった。


既存メディアの方々は、金回りがいいですね。

デジタルになっても、その金回りが維持できるといいですね。

でも、なんで紙の会社はそんなに金回りがいいのでしょうかね。

そのへんに触れて欲しかったですね。

崩壊するのは出版ではなく、高給じゃないのでしょうかね。

もちろん、いいことも書いてありましたよ。

249ページ


音楽でいえば、これからほんとうの価値はライブにある。音楽も、演劇もパフォーマンスは全部ライブで見るという。そういうふうに価値観の流れが変わります。ライブでどんな体験を出来るかに、人は価値を求めるはずです。ネットでは時間も短縮し、値段も下がり、みんなそういう方向に行っていったけれど、これからはほんとうの価値はそっちに戻ると思います。


という高城剛のフレーズですね。

多分、出版もそうなりますね。

出版大崩壊 (文春新書)

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出版大崩壊 (文春新書)


タイトル:出版第崩壊
著者:山田順
発売元:文藝春秋社
おすすめ度:☆☆(バブルでぼん)

緊急解説!福島第一原発事故と放射線

2012年09月02日


著者:水野倫之 山崎淑行 藤原淳登
発売元:NHK出版

3.11以降、TVに出続けたNHKの記者と解説員による共著。

すげーな。

NHKの記者と解説員の知識量たるや、半端ない。

ちょっとした研究者レベル。

いや、下手な専門家以上だわ。

やっぱり、NHKだね。民放よりもNHKということが、リアルに分かるわ。

で、おいらがいろいろ読んだ3.11関係の本の中で、最高レベルかもしれんわ。

これ。

福島第一で何が起きたかということが、淡々とと書かれていて、それが分かりやすく、でも、詳細にまとまっておる。

変なバイアスもかかっておらんしね。

いや、読んだほうがいいよ。

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タイトル:緊急解説!福島第一原発事故と放射線
著者:水野倫之 山崎淑行 藤原淳登
発売元:NHK出版

子どもの貧困

2012年08月20日

著者:阿部彩
発売元:岩波書店

なんだかんだいったって、どの子供にも、どんな子供にも、幸せになる権利と、明るい未来が待っている機械は平等に与えなきゃダメなわけだし。

そんな子供を政治利用しようというのは、絶対にやっちゃいけないわけだし。

そんなことがよくわかる本です。

そして、もちろん、この本で紹介されているのは日本の話。

で、わかったこと。

やはり教育が重要だということ。

それは読み書き算盤、あと科学ですな。

その勉強が徹底的に必要だということ。

あと、子どもが増えるだけではダメ。

幸せな子どもが増えないとね。

子どもの貧困―日本の不公平を考える (岩波新書)

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タイトル:子どもの貧困
著者:阿部彩
発売元:岩波書店
おすすめ度:☆☆☆☆(考えさせられますな)

日本中枢の崩壊

2012年07月10日


著者:古賀茂明
発売元:講談社

有名な脱藩官僚が著者ですな。

これといって驚くようなことはないのだけれど、逆にそれがリアリティを作り出しているわけで、なんだか空恐ろしくなってくるわけですな。

で、極論すると、日本はこのまま沈んでいってしまうのですよねって話ですね。

そんな本書の中で刺さったのが

124ページ

つまり擦り合わせという企業文化が日本の製造業の高コスト体質につながり、結果的に日本の製造業の国際競争力を削いでいるのだ。

おなじく

124ページ

しかし、日本の製造業は、ただ擦り合わせを金科玉条として、取るに足らないところまで使い勝手の良さを求める。そのため、高コスト体質から抜け出せなくなっているのだから、本末転倒である。

あと

162ページ

Jリーグ方式のヒントとなったのはクロネコヤマの名で知られる宅配便のヤマト運輸の本社、ヤマトホールディングスの人事システムだった。同社では役員にも、課長にも、管理職には全員、評価に順位が付いている。たとえば役員が10人いれば1から10番までランクがある。そして、下位1割は、たとえ失点がなくても自動的に入れ替えられるシステムになっている。10人役員がいると10番目の役員は降格、代わって下から1人、新役員に抜擢されるわけだ。むろん、いったん下に落ちても、次の年に成績がよければ、再び役員に返り咲くことができる。このようなシステムが全管理職に適用されているのだ。この方式を導入する最大の目的は、強制降格することで必ずポストに空きが生じる状況を作り、そこに外部の民間人や、有能な若手を盗用することを可能とするからだ。

Jリーグの1部、2部制はイングランドや、イタリア、ドイツを真似たんじゃないかしらって気もしますが、人事制度に柔軟性を持たせるということはものすごく重要であるということがわかりますな。

で、続いて

210ページ

小泉内閣の成功と安倍内閣の失敗という対照的な例を目の当たりにして、私は総理の座につく政治家は、予め自前のチームを準備できる仕組みを作る必要があると強く感じだ。

これはあれですな。
べつに総理大臣でなくても、自分の自前のチームを持っているかどうかが、仕事が出来る人、人として魅力がある人かどうかの分かれ道になるとおもうのですな。

あと、335ページ

日本人の勤労精神は美徳であり、今後も大事にしていくべきだが、いま日本に求められているのは、なるべく無駄な労力を費やさず、頭を使って効率良く稼ぐという姿勢である。

全くその通りですな。
10のアウトプットを出すのに10の工数をかけるのではなく、工数を9や、8,出来ればもっと少なく減らしたほうがいいわけで。でも、なんか知らないけれど、最近の日本は10のアウトプットを出すのに20の工数をかけている気がしますな。こういうのは勤勉というのではなく、すてゅーぴっどというんじゃなかろうでしょうかね。

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日本中枢の崩壊

タイトル:日本中枢の崩壊
著者:古賀茂明
発売元:講談社
おすすめ度:☆☆☆☆☆(よんどけ)

毛沢東の大飢饉

2012年07月09日


著者:フランク・ディケーター
発売元:草思社

あまり語られることのない、大躍進時代の中国に関するものすごい記録を集めた本ですな。

人の力によってこれほどの破壊がもたらされるのだから、世界には戦争よりももっと悲惨なことがあるということですな。

そんな戦争よりももっと危険なものというのは、間違った思想であるということですよ。


そんな本書の中でハマったフレーズは

まずは84ページ

私たちにはどういうことになるのかわかっていましたが、思い切って意見を言おうとする人はいませんでした。何か言ったところで殴られるだけです。私たちにはどうしようもありません。

あと

139ページ

より高い収穫目標を達成しようとする狂気が雪だるま式に膨らんで、制御不能に陥り、各地での被害状況を物語る証拠が次々と上がってくる中で、毛沢東は自らのキャンペーンが創りだした混乱に対して掌を返したように誰かれ構わず非難をし始めた。毛には政治の現場での様々な粛清を経て培ってきた直感的な自衛本能があった。

あと

146ページ

食べ物が十分になければ人は飢えて死ぬ。半数を餓死させてしまった方が得策だ。残りの半数はたらふく食べられるのだから。

あと

221ページ

毛沢東なら品質に対する懸念など一蹴できただろうが、欠陥商品文化は国際市場での中国の評価を大いに損なった。

あと

278ページ

平等は共産主義イデオロギーの根幹かも知れないが、実際には、どの共産主義国も手の込んだ階層型命令系統を構築した。なぜなら、この種の政権はえてして現実の敵あるいは仮想敵の恐怖に絶えず苛まれており、社会を軍隊式に組織することが正当化されているからだ。軍隊式の社会では各従属部隊が一切疑問をもつことなく命令を遂行することを求められ、どんな役人も上司に対しては金床であり、同時時に部下に対しては金槌であった。

これを昔の話、中国の話しと割り切ることができるであろうか?

おいらには、日本的企業、日本的組織も同じように見えてならんのですよ。


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タイトル:毛沢東の大飢饉
著者:フランク・ディケーター
発売元:草思社
おすすめ度:☆☆☆☆☆(必読書ですな)

暴力団

2012年05月27日


著者:溝口敦
発売元:新潮社

専門ではないけれど、日本の黒社会についけ詳しい著者による暴力団入門書。

知っている人にとっては広くて浅い感があるけれど、それでも読んでおいたほうがいい。

当然、知らない人にとっては「へぇ?」の連発の世界ですな。


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暴力団 (新潮新書)

タイトル:暴力団
著者:溝口敦
発売元:新潮社
おすすめ度:☆☆☆(ですな)
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