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ブラックマネー 「20兆円闇経済」が日本を蝕む

2017年09月20日


著者:須田慎一郎
発売元:新潮社

日本の闇経済について触れた本ですな。
いわゆる、ヤクザやさんのしのぎが進化したと。
売春や、博打で金を稼いでいた時代とは違うのだと。
金融取引、経済活動で金を稼ぐようになりました、と。
そのやり方は、昔のしのぎと違って、純粋に違法行為ではないので、取締しにくいとな。

「稼ぐが勝ち」な新自由主義と経済ヤクザの親和性が高いと著者な語るけど、新自由主義がもてはやされる以前から、お金儲けが好きな方々とヤクザの相性は良かったと思われ。

まぁ、どちらにしろヤクザには近寄らないほうが良いですが、経済ヤクザは、ぱっと見てヤクザとわからないのが怖いですな。



ブラックマネー―「20兆円闇経済」が日本を蝕む (新潮文庫)


タイトル:ブラックマネー 「20兆円闇経済」が日本を蝕む
おすすめ度:☆☆☆☆(面白いですな)
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戦争で儲ける人たち

2017年09月16日


著者:ダン・ブリオディ
翻訳:徳川家広
発売元:幻冬舎

サブタイトルは「ブッシュを支えるカーライル・グループ」ですね。
アメリカのコングロマリットであるカーライルの秘密に迫った本ですわ。

まぁ、なん中華、本中華。金と人脈は大切だということね。

シャフィク・ビン・ラディンがカーライルの顧問をやっていたからと言って、カーライルが9.11を引き起こしたと言うのは、あまりにも陰謀論が強すぎるだろーと。

そんな本書の中で一番扠さったのが税制の抜け穴はカネのなる木といえことですな。




タイトル:戦争で儲ける人たち
著者:ダン・ブリオディ
翻訳:徳川家広
発売元:幻冬舎
おすすめ度:☆☆(だから、トランプなのか?)

サラリーマン政商 宮内義彦の光と影

2017年09月12日


著者:森功
発売元:講談社

著者のスタンスが、完全にアンチ新自由主義なもので、しょっぱなから、オリックスや、村上ファンドや、宮内義彦か悪者に描かれている。

ワタシ、新自由主義を推している方なので、相容れない。

規制緩和して、既得権益こわしてもらわないと、成り上がれないほうだからね。

で、そういう恨みつらみに満ち溢れているので、光というか影も。。。

資本主義なので金を稼ぐことは否定できないし、グレーゾーンが一番儲かることには間違えないのだから、そこをついても面白くないし。

オリックスが、パチンコ屋と、どうやって手を組んで商いを広げて行ったのか?そこをもっと掘り下げてほしかった。



サラリーマン政商 宮内義彦の光と影

タイトル:サラリーマン政商 宮内義彦の光と影
著者:森功
発売元:講談社
おすすめ度:☆(え。。。)

しんがり 山一證券 最後の12人

2017年08月17日


著者:清武英利
発売元:講談社

大手証券会社の山一證券。
護送船団方式が機能しており「金融機関は潰れない」というのが常識であった時代。
そんな時代が終わりましたとさ。
1990年代の金融危機を代表する事件が、山一證券の自主廃業。

膨大な簿外債務が見つかり、大蔵省から愛想をつかされ、廃業を選択し、その残務処理に携わった12人の話が、時系列で紹介されている、すごい本。

ここに書かれているのは、20世紀後半の日本においてエスタブリッシュメントと呼ばれていたようなヒトったちの生活。

村上ファンドや、ホリエモンに対して「拝金主義者が!」と罵るのではなく、山一證券で、せっせと簿外債務を作っていた人間に対して言うべき言葉だよね。

ということが、痛烈にわかる。

そして、「この拝金主義者が!」と、罵っていいのは、この本に出てくる12人だけなんじゃないかと。

しかし、まぁ、自分の仕事にどれだけ誇りを持って、だめなものにだめといえるのかというのが、人生を左右させるんだなと思うわけですよ。

うむ。

サラリーマンって大変だな。



しんがり 山一證券最後の12人 (講談社+α文庫)


タイトル:しんがり 山一證券 最後の12人
著者:清武英利
発売元:講談社
オススメ度:☆☆☆(面白い)

武富士 サラ金手国の闇

2017年08月05日


著者:一ノ宮美成+グループK21
発売元:講談社

エンショップ武富士。武富士ダンサーズ。

TVCMを賑わせていた消費者金融のトップが、武富士。

しかし、日本中、いたるところにまで広まった「武富士」という名前の消費者金融は、もう、存在しない。アコムや、レイク、プロミスは、まだ残っているのに、武富士はない。

加熱しすぎた貸出や、その過激な回収。そして、連続する自己破産に、グレーゾーン金利。いろんな要件が重なり、我が世の春を過ごしていた消費者金融各社はビジネスが成り立たなくなり、大手金融機関の子会社になったり、吸収されたり、倒産したりした。

で、武富士はどこからも救われることなく、倒産してしまった。

なぜか?

その会社の成り立ちが、やばすぎたから、どこの会社も救えなかったのである。

そのブラック企業すぎる中身や、セクハラ・パワハラ上等の上下関係にも驚かされるけれど、山口組・稲川会・後藤組・山健組・会津小鉄といった暴力団に、皇民党などの右翼、同和団体、ヤメ検の悪い方々、大蔵官僚の悪い方々。。。出てくる出てくる凄い悪い方々。

で、賄賂賄賂賄賂・・・・裏金裏金裏金・・・の連続。

もう、どんなに悪くても、その極悪人を取り巻くプロフェッショナルがいれば、株式上場できるし、経団連にも入れるのね。

もう、ちょっとしたヤクザ映画ですよ。下手なVシネマじゃ、太刀打ちできないレベル。

ここに書かれていることが本当なのか?ウソなのか?その判断はつきかねるけれど、たぶん、本当なんだろうなぁ。

そして、SLAPP訴訟ってこわいのね。

で、どこか骨のある映画会社はこの本をベースに映画を作ってくれないかしら。

フィクションでも面白い。

でも、武富士ほど悪くはないけれど、同じような営業をしていた会社に努めていたことあるので、この本にかかれていることは事実なんだろうな、と思ってしまう。

何も知らないで、武富士みたいな会社に近づいちゃだめなんだよなぁ。

で、日本のお偉いさんは悪い人ばっかwww




武富士 サラ金帝国の闇 (講談社+α文庫)


タイトル:武富士 サラ金手国の闇
著者:一ノ宮美成+グループK21
発売元:講談社
おすすめ度:☆☆☆☆☆(凄い面白い)

マフィア帝国ハバナの夜

2017年07月29日


著者:T.J.イングリッシュ
訳者:伊東孝
発売元:さくら舎

オバマが国交を復活させたけれど、それをトランプが、また、どーにかしようとしている国。

それはキューバ。そんなキューバの首都がハバナ。

ハバナって50年代のアメ車がいまだ現役で、大量に走っているわけですが、これには理由がちゃんとあるわけですよ。

50年代、キューバはアメリカンの第三位の貿易相手国だった。

マジか?という気がしないでもないですが、キューバからアメリカには砂糖や、ラム酒や、糖蜜や、なんやかんやが大量に輸出され、アメリカからは大量のドルが流れ込み、セレブがバカンスを楽しんでいたと。

なぜかって?ハバナにはラスベガスを凌ぐ(当時のラスベガスは今のように発展してなかったしね)カジノとエンターテインメントの世界が繰り広げられていたから。

カジノとエンターテインメントが繰り広げられていれば、そこにマフィアが集まるわけで、ハバナには全米各地からマフィアの親分が集まり、社交と犯罪を繰り広げてましまとな。

そんな状況をモチーフにした映画が、「ゴッドファーザー」なわけですな。広島代理戦争をモチーフにして「仁義なき戦い」が作られたのと似ているようで、似ていないと。

で、そんなマフィアの親分がマフィアの楽園を作り上げた国に腐敗が生まれないわけがなく、キューバ政府は思いっきり腐敗していたわけで、その腐敗を一掃し、革命を起こしたのがカストロでしたと。

しかし、なぜにキューバがマフィアの楽園になったのかというと、それは禁酒法の時代にさかのぼると。アメリカ東海岸の各港にキューバからラム酒や、ラム酒の原料になる糖蜜が密輸されていたとな。で、そんな密輸されたラム酒をさばくのは東海岸の港で沖仲士をしていたのがイタリア系移民。そんなイタリア系移民の沖仲士の元締めがマフィアでしたと。

おお!

全てが繋がる!

で、なんで山口組と同じようなことしていたマフィアが、そこまで勢力を持つようになったのかというと、ワシントン≒政府が後押ししたから。

時は第二次世界大戦前から、ちょうど回戦直後。ナチス・ドイツのUボートが大西洋航路の通商破壊を行い、その範囲をアメリカ東海岸まで広めていたから。

そんな東海岸を守るため、スパイを一網打尽するために行われたのが「オペレーションアンダーワールド」。マフィアのボス・ルチアーノとアメリカ軍を取り持っていたのが、ユダヤ人マフィアのランスキー。

第二次世界大戦が終了するとルチアーノはアメリカを追放されるが、ランスキーは、そのままアメリカに残り、その財力でハバナにマフィアの帝国を築きましたとさ。

いや~すごい。

血みどろのゴッドファーザーな世界が繰り広げられ、キューバでは共産革命が起きるのだけれど、ランスキーは寿命を全うする人生を送ったのだとな。

スゲーな。

そんな人生を送りたい。




マフィア帝国 ハバナの夜 ―ランスキー・カストロ・ケネディの時代 単行本(ソフトカバー)


タイトル:マフィア帝国ハバナの夜
著者:T.J.イングリッシュ
訳者:伊東孝
発売元:さくら舎
おすすめ度:☆☆☆☆(これはおもろい本でしたわ)

ザ・ラストバンカー 西川善文回顧録

2017年07月22日


著者:西川善文
発売元:講談社

住友銀行元頭取で、三井住友銀行元頭取で、日本郵政元社長。

日本の金融政策のど真ん中で、その最前線で、戦ってきた男の貴重な手記。

一般的な銀行のお話というと、融資に偏りがちなわけですが、実際、融資をしてどうやって会社を立て治らせたのかという話ばかりに脚光が浴びるのですが、この人は真逆。

不良債権の処理ばかりをし続けてきた銀行マンの人生。

安武産業に、イトマン事件に、住専問題。

誰かの失敗を自分で処理をし、未来につなぐ。

そんな仕事を淡々としてきた男。

すげぇ、かっこいい。

義理人情は優先される日本の会社にあって、自分を引き立ててくれた恩人に対して弓を引く。いや、弓を引いたのではない。自分の仲間を国を守るためには、たとえ自分の昔の恩人であっても、切り捨てる。

それくらい仕事に徹した男。

過去のしがらみを捨てるためには、何をすればいいのか?どうすればいいのか?

自分の信念を突き通すためにはどうすればいいのか?

悪名高いと言われても、自分の信念を突き通すことの重要さを教えてくれる本。

そして、鳩山邦夫と亀井静香がダメダメだということもわかる本。

政治力って、やっぱ必要なんだよな、と。

正面突破だけでは駄目なんだとな。

そして、自分の体に過信していては駄目なんだということもわかる本。

宿澤広朗さんて、すごかったんだな。

一人で銀行の業務純益の半分を稼いでいたんだとな。

生きてたら、間違いなく頭取になっていたと。。



ザ・ラストバンカー 西川善文回顧録 (講談社文庫)


タイトル:ザ・ラストバンカー 西川善文回顧録
著者:西川善文
発売元:講談社
おすすめ度:☆☆☆☆(サラリーマン必読の書だな)

虚人と巨人

2017年07月08日

著者:平井有太
監修:康芳夫

サブタイトルは「国際暗黒プロデューサーこう康夫と各回の巨人たちの饗宴」ですわ。

もう、知る人ぞ知る、名プロデューサーの康芳夫の人となりがよくわかる本ですわ。
いろんな雑誌の記事の切り貼りや、かこのパンフレットの再掲載ばかりなのですが、それでも康さんの凄さがわかる。

猪木VSモハメド・アリの仕掛け人、ネッシーの仕掛け人、バブルス君の仕掛け人。

TVがまだ、見世物小屋的な怪しさがあった時代の天才ですな。

いや、今も天才だけれど、ホリエモンや、ひろゆき以上にアブノーマルな天才なのよ。



虚人と巨人 国際暗黒プロデューサー 康 芳夫と各界の巨人たちの饗宴


タイトル:虚人と巨人
著者:平井有太
監修:康芳夫

おすすめ度:☆☆☆(ですな)

渡辺晋物語

2017年07月06日


著者:野地秩嘉
発売元:マガジンハウス

サブタイトルは「昭和のスター王国を築いた男」。
渡辺晋とは、渡辺プロダクションの創業者。
芸能事務所というと、ジャニーズだ、バーニングだと騒ぎますが、いまある芸能ビジネスの基本を作ったのが渡辺晋で、渡辺プロダクションなわけですよ。

日劇ウエスタンカーニバルのしかけ、ヤクザと手を切る販促興行、芸能プロダクションがレコード原盤を持つ音楽出版ビジネス、芸能プロダクションによる番組制作。。。。

芸能プロダクションビジネスが、まだまだベンチャービジネスだった頃、群を抜くアイディアマンの生き様がわかる素晴らしい本です。

そして、当然ですが、出る杭は打たれるので、渡辺プロダクションを潰しにきた方々の話も生々しく記されております。

とくに、グループサウンズを潰しにきた話が生々しい。
計略について、証言するのはグループサウンズの作詞を数多く手掛けた橋本淳である。
「レコード会社でいえばね、ビクター系列ってのがGS(グループサウンズ)のブームに乗り遅れちゃったのね。GSというのがなぜ短命に終わったかというと、理由があるのよ。乗り遅れたビクター系列が、どうしたらブームをつぶせるかってんでね、その頃いた優秀な演歌のディレクターの人が、つぶすにはボロイのいっぱい出せばいいってんで、ビクター系からボロイのばっかり何十組って出したのね。ミソもクソも一緒になっちゃう。悪化は良貨を駆逐するという思想のもとに、もうなんでもやっちゃったのね。だから、年間にすごい数のグループがでちゃうという現象。その頃、僕はGSにもう失望しだしてたからね。連中は勉強しないからね。できないからだんだnスタジオ・ミュージシャン使うでしょう。だから、音だけはスタジオでやってレベルが上っているのに、すてーじができなくなっていったわけ」(熱狂!GS図鑑)

これはものすごいビジネス書だよ。



昭和のスター王国を築いた男 渡辺晋物語


タイトル:渡辺晋物語
著者:野地秩嘉
発売元:マガジンハウス
おすすめ度:☆☆☆☆☆(名著だ)

会社が消えた日 三洋電機10万人のそれから

2017年07月03日


著書:大西康之
発売元:日経BP

この本はサラリーマン必読だね。 元日経ビジネスの編集記者だった大西さんの本。日経ビジネス時代からファンだったけれど、いやはや、これは面白い本だ。

東京三洋電機の跡地とか、熊谷にできたハイアールのR&Dセンターとか、鳥取三洋電機の話とか、GOPANの話とか、知っているだけに、色々考えさせられてしまった。

やっぱり、頼れるのは自分だな、と。

Organizing deckchairs on the Titanic(沈みゆくタイタニック号の甲板でのんきにデッキチェアを並べ人たち)

にならないのが重要だな。

そして、そういう心意気があれば、会社が消えてもだいじょうぶだということだ。

もう、会社は社員の人生を守れないのだから、社員は自分の人生を自分で守るしかないのよね。

そして、日々、勉強して、成長し続けないとだめだ、と。昔は良かったと、思考停止した瞬間に、それまで築き上げてきたものが、音を立てて崩れ落ちる、と。

それが、サンヨーを去った、様々なサンヨー社員のコメントで裏付けされていて、身震いする。

特に三洋電機で、9000人のクビを切り、その後、グリコに転職した元人事部長の岡本さんのコメントが重い。
だが、人事部長として多くのサラリーマン人生を見てきた岡本によると「転職で人生か好転するのはレアケース」だという。だから三洋電機の仲間から転職相談が来た時、岡本はまず思いとどまることを勧める。
「感情的になって辞めたらあかん。冷静に計算せな。しがみつけるだけしがみついて、(早期退職の応募に)てを上げるのは行き先がきまってからやで」
会社で面白くないことがあって、むきになって辞めた後、まともな転職先が見つからず、人生せが狂ってしまった人を岡本は嫌というほど見てきた。

これにつきますな。

なにより自分をもって、主体的に仕事をすること。

そうすれば、京セラに買われても、パナソニックに吸収されても、ハイアールとして生まれかわっても、人生は開けるということだ。



会社が消えた日 三洋電機10万人のそれから Kindle版

タイトル:会社が消えた日 三洋電機10万人のそれから
著書:大西康之
発売元:日経BP
おすすめ度:☆☆☆☆(面白いなぁ)

父・金正日と私 金正男独占告白

2017年06月29日


著者:五味洋治
発売元:文藝春秋社

クアラルンプールで金正男暗殺のきっかけを作ったと言われる本。
本の内容の殆どは金正男と著者とのメールのやり取りと、金正男との長時間インタビューだったりします。

この本に書かれているというか、この本の内容通りのオッサンだったら、正男、いいやつすぎるではないか。

見た目はディズニーキャラクターですが、中身は切れ者のビジネスマン。

だから、邪魔になったのでしょうな。

そして、生き残って、中国の力で4代目の将軍様になるこたがてきたら、そりゃ、北の楽園は、まともな国になっていたでしょうな。

それにしても、名刺って、効果的なのね。



父・金正日と私 金正男独占告白 (文春文庫) 文庫

タイトル:父・金正日と私 金正男独占告白
著者:五味洋治
発売元:文藝春秋社
おすすめ度:☆☆☆(おもろい本ですわな)

シンギュラリティは近い

2017年06月05日

著者:レイ・カーツワイル
発売元:NHK出版

シンギュラリティ、つまり技術的特異点。人工知能が人間の知能を越えることを意味する時に使われる単語ですな。

チェスの世界王者が人工知能に負けてしまってからかなりの月日が流れ、ついには囲碁や、将棋のプロまでまけてしまったわけで。

チェスや、囲碁、将棋では単なるぼーゲームの世界だけれど、ゲームではない、リアルな世界で人工知能が人間に勝ったら、どうなるのか?勝つにはどうすれば良いのか?

そんな話がまとめられている本ですな。

奥が深いというか、難しいというか。



シンギュラリティは近い[エッセンス版] 人類が生命を超越するとき

タイトル:シンギュラリティは近い
著者:レイ・カーツワイル
発売元:NHK出版
おすすめ度:☆☆(うむ)

パナマ文書

2017年05月21日

著者:バスティアン・オーバーマイヤー/フレデリック・オーバーマイヤー
翻訳:姫田多佳子
発売元:角川書店

世界を震撼させた割には、結構ふつーに落ち着いてしまったパナマ文書。

パナマ文書とどのように出会い、どのようにパナマ文書を読み解き、タックスヘイブンに財を蓄えているのは誰なのか?

を丁寧に教えてくれる本。

なんかものすごいサスペンスや、アドベンチャーなど、それこそハヤカワミステリーな世界が繰り広げられるのかと思いきや、違ったw

まぁ、そりゃあ、そうだw

アドベンチャーや、ミステリーの代わりにパソコンのスペックや、価格についての話が出てくるけどね。




パナマ文書 (角川書店単行本) Kindle版


タイトル:パナマ文書
著者:バスティアン・オーバーマイヤー/フレデリック・オーバーマイヤー
翻訳:姫田多佳子
発売元:角川書店
おすすめ度:☆☆(ちと、予想と違った)

1976年のアントニオ猪木

2017年05月14日


著者:柳澤健
発売元:文藝春秋社

1976年、アントニオ猪木はプロレスから異種格闘技戦へと舵を切った。ウィリアム・ルスカ、モハメド・アリ、パク・ソンナン、アクラム・ペルーワン。1年間に猪木が異種格闘技戦を行った相手はこんなにもいる。

プロレスの天才、アントニオ猪木が、なぜ、ここまで異種格闘技戦にこだわったのか?

それは、プロレスの実業家、ジャイアント馬場へのライバル心であり、自身が経営する新日本プロレスを、なんとかして軌道に載せたいという一新だったのでしょう。

そんなプロレスのよくある話から、裏側の話まで。

プロレスと政治家の相性がよく、プロレスと今なら下流と呼ばれている世帯の相性が良かった。

格闘技ではなく、プロレス。

自身の不満代わりに解消してくれる。

そんなエンターテイメントの裏側にあるリアルを、事細かに教えてくれる1冊ですわ。




完本 1976年のアントニオ猪木 (文春文庫)


タイトル:1976年のアントニオ猪木
著者:柳澤健
発売元:文藝春秋社
おすすめ度:☆☆☆☆(良い本ですわ)

中国が絶対に日本に勝てない理由

2017年04月13日

著者:孫向文
発売元:扶桑社

サブタイトルは「中国人漫画家が日本に住んで気がついた!」ですな。
つまり、作家は中国のお方。
ブロガーとして人気なコンサルタント、永江一石さんがブログで紹介していた本ですね。

「いや、マンガのレベルがそれほど高くないんじゃね?」というような、漫画オタクのような視線でこの漫画を読んでは駄目よ。

それと「日本サイコー!やはり日本はすごい!」という視線で読んでも駄目よ。

この漫画のキモは現代中国の闇を、中国のお方が、わかりやすくマンガで説明しているという点でしょうな。
もう、この人、中国に変えることはできないんだろうな。

いろいろ考えさせられるポイントがたくさんあるのだけれど、その中で一番「ですよね〜」と思ったのが、自分の信じる意見以外は一切認めない、独裁的な多様性を愛する若手民主化集団シールズが、文化大革命の時の紅衛兵と全く同じであるという意見ですな。

まさにそのとおりですわ。

奴らが自由を代表しているワケがない。

ということがよく分かる本ですわ。

国のトップをヒトラーやらなんやかんやに例えてデモをしても逮捕されないくらい自由な国ですからねぇ。

というのが中国の視線から説明されると、ものすごく説得感がありますな。




中国が絶対に日本に勝てない理由 (扶桑社BOOKS) Kindle版

タイトル:中国が絶対に日本に勝てない理由
著者:孫向文
発売元:扶桑社
おすすめ度:☆☆☆☆(みんな読むべき本だね)
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