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16歳のお金の教科書

2017年02月11日

編著:お金の特別講義プロジェクト
発売元:ダイヤモンド社

ダイヤモンド社の本ですが、『インベスターZ』公式副読本というのが、サブタイトル。

そんなわけでして、マンガと同じように面白く、すぐ読めてしまう本です。
本の内容としては、金融・投資関係で名のしれた方々が「お金とは?」をわかりやすく教えてくれると言う作りですね。

登場してくれるのは、こんな方々とこんなお話。

・藤野英人先生に学ぶ「人生」と「投資」のお話
・渡邉賢太郎先生に学ぶ「金融」と「信頼」の話
・板谷敏彦先生に学ぶ「お金の歴史」の話
・岩瀬大輔先生に学ぶ「借金」と「保険」の話
・内藤忍先生に学ぶ「投資家」と「資産運用」の話
・竹中平蔵先生に学ぶ「お金」と「人生」の話

いろんな先生の話に共通することは、お金は手段であり、道具であるということですね。お金は何かの目的を達成する為の手段である、と。お金事態が人生の目的になってしまうと、超つまらないよ、と。あと、お金というのは信頼の度合いをわかりやすく表したものだということでしょうかね?

そんなお金に振り回されていると、『闇金ウシジマくん』の世界になってしまう、と。お金に振り回されて、つまらない人生となってしまう、と。お金は何かを我慢する対価となってしまう、と。

かんたんに読めちゃう本ですが、かんたんに読めるからこそ、いろんな人に読んでほしい本ですな。

そんな本書の中で一番心に刺さったのは
これからの時代の、幸せなお金持ちってどんな人のことでしょうか。私は、楽しんで「共有(シェア)」できることは一つの条件だと思います。成功している投資家は、自分の財産を増やすためだけに、投資をしていません。

という、渡邉賢太郎さんの言葉ですな。

ワタシも誰かを楽しませるために仕事しようと思いますもの。



『インベスターZ』公式副読本 16歳のお金の教科書 Kindle版

タイトル:16歳のお金の教科書
編著:お金の特別講義プロジェクト
発売元:ダイヤモンド社
おすすめ度:☆☆☆(ですな)
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トヨタのPDCA+F

2017年02月05日


著者:桑原晃弥
発売元:大和出版

著者は元トヨタの社員…ではなく、トヨタ生産方式を追い続けている経済・経営ジャーナリスト。
あ。。。う。。。

という気がしなくもないですが、トヨタ式といいますか、トヨタの考え方がわかりやすく、かつしっかり書かれている良い本なのですな。

ちなみに+FのFとは東富士研究所のFではなく、フォローのFだとな。

トヨタの考え方がキャッチフレーズのようにまとめられているので、それを覚えておくだけでもよい。
じゃあ、どんなキャッチフレーズが刺さったかというと、こんな感じ。

外のせいにしない。内を変えることがPDCAの目的。
そうだよな、何でも外部環境のせいにしている人って、駄目なんだよな。で、そういう人って失敗は他人のせいだけれど、成功は自分のおかげなので、成長しないのよね。

案は三つ以上出せ。最善は比べてこそわかる。/strong>
いわゆる、プランBなんだよな。プランBがなきゃ駄目なのよね。

異論を求めよ。異論に対処する中で計画が磨かれる。
これはあらゆる方向から案を叩けということなのですな。

感情を共有する。方針の共有だけでは不十分。
冷静さ、ロジカルであるだけじゃ駄目なんだよな。

「計画の大義」を示せ。希望なき計画では人は動かない。
冷静さ、ロジカルであるだけじゃ駄目なんだよな。。。って、上に書かれていることと同じなんじゃなかろうか?

熱意を示そう。本気の人には誰も逆らえない。
これもそう。冷静さ、ロジカルであるだけじゃ駄目なんだよな。。。って、上に書かれていることと同じなんじゃなかろうか?

タイミングを逃すな。時には失敗覚悟の全身も必要。
全部成功するわけじゃないのだから、失敗することもあるのよ。ただ、その失敗は意義あるものとする必要があるってことなのだよね。

成功した時ほど精査せよ。勝利の中にも問題は多くある。
勝って兜の緒を締めよとか、「勝ちに不思議の勝ちあり・負けに不思議の負けなし」ですな。

「教えた」で終わるな。人作りとはフォローし続けること。
もう、山本五十六の世界ですな。やってみせ言って聞かせてさせてみてほめてやらねば人は動かずですなぁ。

失敗のレポートを書こう。新たな挑戦の教科書になる。
これも「勝ちに不思議の勝ちあり・負けに不思議の負けなし」ですな。




トヨタのPDCA+F 世界No.1企業だけがやっている究極のサイクルの回し方


タイトル:トヨタのPDCA+F
著者:桑原晃弥
発売元:大和出版
おすすめ度:☆☆(ですなぁ)

センサーの基本と仕組み

2017年01月17日


著者:高橋隆雄
発売元:秀和システム

センサーというか、計測器というか、計測技術のお話ですね。

センサーはどのような仕組みで動き、何に対して反応し、そして、どのようや情報を伝えてくれるのか?

そのへんの話がしっかり書かれております。



図解入門 よくわかる最新 センサーの基本と仕組み Kindle版


タイトル:センサーの基本と仕組み
著者:高橋隆雄
発売元:秀和システム
おすすめ度:☆☆(うむ)

トヨタで学んだ「紙1枚!」にまとめる技術

2017年01月15日

著者:浅田すぐる
発売元:サンマーク出版

元トヨタの経理部門で働いていて、今はコンサルタントをやっている著者。日本最大の製造業であり、世界の製造業のモデルケースとなっているトヨタの基本となっている資料の作り方を教えてくれる本。

トヨタの基本は資料1枚。

A4もしくは、A3用紙1枚で資料をまとめる。

ちなみに、ただ単に1枚にまとめるだけじゃ駄目。

トヨタの1枚には3つの特徴がある。それは。。。
 ●ひと目で全体が見える(一覧性)
 ●枠がある(フレーム)
 ●枠ごとにタイトルが付いている(テーマ)
。。。なのだとな。

ちなみに、なぜ、このようなフレームワークで説明資料を創るのかというと、トヨタでは「読んでわかる」ではなく「見てわかる」ことがポイントだからなのだとな。

くどくど説明しないとわからないような資料じゃ駄目だと。

豊田章男社長は3秒で判断するというから。3秒以上資料の理解に時間がかかるようじゃ駄目なんですよね。

ちなみにこの考えはチャーチルの考えと同じなのだとな。

その考えとは
われわれの職務を遂行するには大量の書類を読まねばならぬ。その書類のほとんどすべてが長すぎる。時間が無駄だし、要点を見つけるのに時間がかかる。同僚諸兄とその部下の方々に、報告書をもっと短くするようにご配慮願いたい。

なのだとな。

では、どうやってトヨタ式おn1枚資料を作るのかというと、そのステップ自体は結構シンプル。

1)考えるベースとなる情報を書類に「整理する」

2)自分なりの「考え」を書類に「まとめる」

3)書類の内容を誰かに「伝える」

流れは至ってシンプルなのですよ。

シンプルなのですが、まずは書いてみること。

書くことによって、「自分は何がわからないのか?」ということが整理できるから。

あと、ちょっとしたポイントは、同士ではなく動作に落とすってことですね。「挨拶をする」ではなく「おはようございますと大きな声で言う」とね。そうすると、より具体的になってわかりやすくなる。

そして、このわかりやすく、具体的というのは重要である、と。

何しろ、資料作りで一番重要なのは「伝わるかどうか」「相手が受け取れるかどうか」なのですから。

そもそも何のためにこの資料を作るのか?

ということを考えながら、資料を作ることが重要なのですな。

すごく使える本ですな。



トヨタで学んだ「紙1枚! 」にまとめる技術

タイトル:トヨタで学んだ「紙1枚!」にまとめる技術
著者:浅田すぐる
発売元:サンマーク出版
おすすめ度:☆☆☆☆(使える本ですな)

外資系金融マンがわが子に教えたい「お金」と「投資」の本当の話

2016年12月31日

著者:ジョン太郎
発売元:翔泳社

きっちり子供の頃から「お金を稼ぐこと」と「お金を運用すること」をちゃんと教えなきゃダメだよね、ということを教えてくれる1冊ですわ。

そういう教育をちゃんとしないから、無駄にソーシャげにカネを突っ込んじゃったり、どーでもいいようなこと、それこそ、パチンコなんかのギャンブルにカネを突っ込んじゃうんだよな。

本書の中にあった記述ですが 経済や金融の知識というのは、「知っていたら得をする」というよりも「知らなければ損をする」ものなのだよな。

そして、最初は誰もが労働者だけれど、労働者としての価値を高めれば、そのチカラで稼いだお金を元手に資本家になることができるんだという考え方には激しく賛成ですな。

本書の後半には「流行りに乗ると損をする投資のイロハ」が描かれていてグッドですわ。BRICSの一角で未来が明るいと言われていたブラジル、あの頃のブームが信じられないくらい経済が落ち込んでいるわけですが、投資をしていた多くの人間が「ワールドカップや、オリンピックまで」と思っていたわけですよ、好景気が。

それがそのとおりになった。

ってか、ワールドカップまでもたなかったね、と。

投資の世界でそういうはやりに載せられてはダメだと。

基本は長期で分散。

ワタシのポートフォリオはそうなっております。




外資系金融マンがわが子に教えたい「お金」と「投資」の本当の話 Kindle版


タイトル:外資系金融マンがわが子に教えたい「お金」と「投資」の本当の話
著者:ジョン太郎
発売元:翔泳社
おすすめ度:☆☆☆(ほんと、金融と経済の知識は重要)

五島昇

2016年12月25日


著者:新井喜美夫
発売元:講談社

著者は東急エージェンシーの元会長。その東急エージェンシーを立ち上げた東急グループの総帥、五島昇の生き方を綴った本。強盗慶太と呼ばれる、父親・五島慶太に関する話は多いけれど、その息子に関する本はこれだけかもね。

サブタイトルは「大恐慌に一番強い経営者」ですわ。バブルに躍らされることなく堅実に東急グループを経営してきた五島昇を近くで見たきた著者ゆえのサブタイトルなのでしょうな。

グループ同士で総力戦を戦った西武グループ・堤家との比較がいろいろ出てきまして、戦後日本を形作った企業集団の歴史も、この本から読み取ることができますわな。

ちなみに、なんで昔ながらの日本企業がマーケティングが苦手なのかというと
当時は傾斜生産方式で、産業に必要なアイテムは大量に生産されていたが、生活消費に必要な製品は後回しで、自由にはてみ入らなかった。つまり、完全な売り手市場で、つくれば売れる。だから、マーケティングは必要なく、人気もなく誰もやろうとしなかったために、私にお鉢が回ってきたのだ。

と。

そりゃ、マーケティングが根付くわけないよね。

で、父親の五島慶太と違うビジネスセンスを持っていた五島昇ですが、彼は何よりも情報を重要視して、経営をしていたのだという。その情報収集の場は東急ホテルの1001号室だったのだとな。
1001号室はマスコミにもオープンである。マスコミでは編集長より次長クラスが情報を握っている。数社の次長クラスに月1,2度夕方遅くになってから部屋に来てもらい、飲食をともにして話を聞いた。
経営者にとって重要なのは豊かな発想である。では発想の幅はどうすれば広がるか。発想のもとは情報である。
では、情報とは何か。情報の価値を考えてみよう。いうまでもなく、情報の命は鮮度である。極端に言えば、世界中で自分一人しか知らなくて、かつ、社会性のある情報に究極の価値がある。
テレビや新聞で報道される第二次情報は、それがいくら早くても、多くの人が知っているので、もはや手垢が付いている。
では、鮮度の高い情報はどうやって入手すればいいのか。生きている第一次情報を握っているのは人である。だから、人とあって話を聞くのが手っ取り早い。

やはり、情報が何より重要なんだよな、ということもこの本を読んでいると分かりますな。



五島昇 大恐慌に一番強い経営者

タイトル:五島昇
著者:新井喜美夫
発売元:講談社
おすすめ度:☆☆☆(やはり情報ですな)

ベテラン営業マンと若手Web担当者がコンビを組んだら

2016年12月15日

著者:志水哲也
発売元:徳間書店

うむ。。。うむ。。。うむ

なんちゅうか、本中華。

引き合いと御用聞きに頼っていた営業を変えましょう、デジタルが幸せな未来を作ってくれます、というお話なんですけれど。

まぁ、フィクションの世界だから、細かいところは突っ込まないとしても、「最適なタイミングで最適なコンテンツ」とか言われましても、そのコンテンツを作るのが、ひじょーに難しいわけで。

でも、そういう細かいところは、こういう概念的で、入門的なことを伝える本では、あまり関係ないのでしょうなぁ。




ベテラン営業マンと若手Web担当者がコンビを組んだら?: 勝ち抜く企業のBtoBマーケティング (ビジネス書)


タイトル:ベテラン営業マンと若手Web担当者がコンビを組んだら
著者:志水哲也
発売元:徳間書店
おすすめ度:⭐(とはいえ、この本を本に出てくるような会社がちゃんとマーケティングできるようになるとすばらいい)

Harvard Business Review IoTの衝撃

2016年12月14日


発売元:ダイヤモンド社

IoTに関する論文だけが集められた一冊。

収録されているのはこんな感じ。

IoTという新たな産業革命 慶応技術大学 村井純
IoT時代の競争戦略 IoT時代の製造業 ハーバード・ビジネス・スクール教授 マイケルE.ポーターほか
GEが目指すインダストリアル・インターネット ハーバード・ビジネス・スクール教授 マルコ・イアンシティほか
データは誰のものか MITメディアラボ 教授 アレックス・サンディ・ペントランド

IoTの反対勢力が必ず声を大きく攻めてくるであろう、データの件が一番面白かったなぁ。でもさぁ、PCですら、いまだにWindowsXPを利用している人間がいるというのに、冷蔵庫のOSをバージョンアップするような人が出てくるのかね?

しかし、世の中は確実に進んでいて、インテルの「エジソン」と言うチップは、SDメモリに実装されているチップでありながら、フルスペックのコンピューター機能を持っているのだという。ネットワーク機能も、TCP/IPのプロトコルも、CPUも、メモリーも、すべてSDメモリーに入っているのだとな。

時代はものすごい勢いで進んでいるのですな。



IoTの衝撃―――競合が変わる、ビジネスモデルが変わる (Harvard Business Review) 単行本

タイトル:Harvard Business Review IoTの衝撃
発売元:ダイヤモンド社
おすすめ度:☆☆(うむ。。

図解入門ビジネス 最新トヨタ方式の基本と実践がよ~くわかる本

2016年12月07日

著者:石川秀人
発売元:秀和システム

TPS、いわゆるトヨタ生産方式の細かいやり方がしっかり書かれている本ですね。日本の製造業というのは、こうやって生産効率の向上を図ってきたのね、と思えますな。

でもね、トヨタ自動車好きから言わせてもらえば、「なぜ、トヨタはトヨタ生産方式を生み出したのか?」ということを知らないと、形だけ真似した中途半端なものになってしまうんじゃないかしら?と思ってしまいますわ。

そんな本書の中で良かったのが「目的」と「方針」と「あるべき姿」と「めざす姿」の説明ですな。

目的:会社の方針に即して、自分たちのめざす姿
方針:組織の向かいべき方向や共有する価値観・原則・こだわり
あるべき姿:いわゆる理想の姿。現実では当面不可能であるがそうであたら良いなあという理想像。
めざす姿:あるべき姿より炎日的に手の届きそうな数年先・次ステップに到達可能な姿。自分たちの環境や能力などを背景として努力すれば達成できる当面の理想像。




図解入門ビジネス最新トヨタ方式の基本と実践がよ~くわかる本[第2版] (How‐nual Business Guide Book)

タイトル;図解入門ビジネス 最新トヨタ方式の基本と実践がよ~くわかる本
著者:石川秀人
発売元:秀和システム
おすすめ度:☆(うむ)

成果にこだわる営業マネージャーは「目標」から逆算する!

2016年11月30日

著者:野部剛
発売元:同文館出版

著者はソフトブレーンの社長。ソフトブレーンといったらイーセールスマネージャーというSFAを販売している会社。そんなSFAをちゃんと使うといいことあるよ、ということを教えてくれる本なのですけれどね。

では、どうやって使うのか?

それは、目標を設定し、そこから逆算して使うのだ!

と。

まぁ、仰るとおりでございます。

そして、できる営業マネージャーは部下に具体的な仕事の支持をするのだとな。「売上が足りない!」とか「リードが足りない!」と騒ぎ立てるだけではなく

なにを
いつまでに
どれだけ

やればいいのか、具体的に指示をするのだと。

そして、その具体的な指示の項目をトラッキングできるように、SFAをりようするのだとな。

ふむ。



成果にこだわる営業マネージャーは「目標」から逆算する! (DO BOOKS)

タイトル:成果にこだわる営業マネージャーは「目標」から逆算する!
著者:野部剛
発売元:同文館出版
おすすめ度:☆☆(ふむ)

think Simple

2016年11月20日


著者:ケン・シーガル
監修:林信行
訳者:高橋則明
発売元:NHK出版

サブタイトルは「アップルを生みだす熱狂的哲学」ですわな。

スティーブ・ジョブズの哲学Think Simpleこそが、アップルのコアバリューであり、この考えのおかげで、アップルはアップルでい続けることができる。

その考え方は否定しないし、そのとおりだと思う。しかし、それはジョブズの魂とともに天国に行ってしまったと、ワタクシはおもう。

そうでなければ、iPadminiと、iPadと、iPadPROなんてにたような製品出さないでしょ。iPhoneにおサイフケータイ機能なんて、搭載しないでしょ。iPhoneのバリエーをあそこまで増やすこともなかったでしょう。

そんなわけで、確実にアップルはフツーの会社になったと思う。

じゃ、この本を読む価値がないかというと、そうではない。この本にジョブズの哲学が、考え方がたくさん、詰まっていることは、確かだし。

そんな本書の中で刺さったフレーズは下記の通り。

アップルは「考えることは大きく、それ以外は小さく」を推奨している。

プロジェクトの成果の質は、そこにかかわる人間の多さに反比例する

偉大なことを成し遂げるには、ふたつのことが必要だ。計画と、充分ではないじかんだ。

商品のネーミングはシンプルさの究極の実践だ。一語か二語でその商品や企業の本質を表すことが求められる。

このへんだけ抽出すると、アップルがブラック企業の気がしてきますが、多分、ブラック企業なのでしょうが、ジョブズのエッセンスがつまっている仕事のやり方に変わりはないかと。

そして、そんな考え方に照らし合わせると、いまの商品ラインナップって、全くシンプルじゃないじゃないの、という気がしてきますわ。

そんなわけでして、この本を読むべきは、「今度のiPhone、おサイフケータイ機能と防水機能がついて、マジすげー」と騒いでいる人以外が読むべきですな。盲目的な信者に、この内容はささらないかもね。

そんなジョブズは、もう、この世にいないけれど、この本を読むとジョブズの哲学に触れることができる。そして、Think Simpleな考え方で仕事に望むと、今まで以上の成果が得られるんだろうな、ということはわかりますな。

Think SImple自体がすげー大変そうだけれど。



Think Simple ―アップルを生みだす熱狂的哲学



タイトル:think Simple
著者:ケン・シーガル
監修:林信行
訳者:高橋則明
発売元:NHK出版
おすすめ度:☆☆☆☆(アップル信者じゃなくても、読むべき本です)

営業プロセス”見える化”マネジメント

2016年11月09日


著者:山田和裕
発売元:同文館出版

ちゃんとした営業職で採用されたこともなければ、営業の訓練も受けたことのない人間にとって、目からウロコの本でした。

営業って、こうやって考えるのね、と。ただ単に数字だけを追いかけていてはだめなのね、と。

そもそも、営業というのは3つの軸で考えるべきなのだとな、捉えるべきなのだとな。これを3次元プロセス分析法というのだとな(32ページ)。
で、その3本の軸とは、何かというと…
 ●活動
 ●進捗
 ●やるべきこと
と、なるのだと。これらの軸にそって、立体的に営業を確認していくことが重要になるのですとな。

で、それぞれを下記のようにブレイクダウン、しているのですよ。

【進捗】
自社のゴールを達成するための進捗
 あるいは
お客さまの購買プロセス
 [潜在]→[ニーズ顕在化]→[検討中]→[コンペ中]→[最終段階]→[発注]→[導入]→[保守サポート]

【活動】
進捗を進めるための自社の社外/社内プロセス
[アプローチ]→[アポ取り]→[総合説明]→[ヒアリング]→[提案]→[概算見積]→[プレゼン]→[詳細見積り]→[詳細の詰め]→[クロージング]→[受注]→[契約]→[納品]→[アフターサービス]

【やるべきこと】
進捗や活動に応じて、徹底・強調したいチェック事項・ポイント・ノウハウ
・業務内容把握
・ニーズの確認
・課題把握
・予算の確認
・決済者の確認
・スケジュール
・競合情報
・キーマン情報
・導入目的の明確化
・阻害要因
・引き合いルート
・価格/納期の詰め

これらのポイントを1枚のシートにまとめ、プロセス全体を俯瞰して管理していくようにすることが、本書の言いたいことだたりするわけです。

ちなみに、本書では「できる営業」を定義しているのも、面白い。
どんな営業を「できる営業」と言っているのかというと???

●実績を継続的に残し続けている
●科学的な営業マネジメントを実践している
●自分でプロセスが描ける
●組織を動かせる

コレだとあまりに当たり前すぎるので、「逆説的なできる営業の特徴」(59ページ)というのも定義している。
それは。。。

●断定的な言い方が多い
●自慢話が多い
●話が面白い
●組織の言いなりではない
●部下に振るのがうまい

で、最後に。マネジメントだ、管理だというと、どうしても「監視」という方向に流れがちだけれど、そうではないと筆者は言っている。
マネジメントを、「結果の数字や人の行動を管理すること」のように履き違えているケースがよく見られます。しかし、プロセスマネジメントでは、結果や人を管理するのではなく、問題となっているプロセスを見える化して成果を出しやすい方向に導きます

と、110ページで述べています。

そんなの「言うは易く行うは難しじゃないの?」と思ってしまうのですが、日本の製造業ではプロセス管理をしっかり行い、世界に誇れる結果を作り出しているのです、と。

製造の現場でできているものが、営業の現場でできないわけがない、と。プロセス管理の本家本元、トヨタ自動車だって、大野耐一がトヨタ生産方式を生み出すまでは、属人的な生産ラインだったわけです。

それを変えたから、今のトヨタ自動車がある。

個人的には、この考え方に激しく賛成します。




1枚のシートで業績アップ! 営業プロセス“見える化"マネジメント (DOBOOKS)

タイトル:営業プロセス”見える化”マネジメント
著者:山田和裕
発売元:同文館出版
おすすめ度:☆☆☆☆☆(良い本ですね)

アテンション

2016年10月31日

著者:ベン・パー
訳者: 依田 卓巳、依田 光江、茂木 靖枝
日本語版解説:小林弘人
発売元:飛鳥新社

この本、すごい本だ。
世の中、いろいろ立ち上げたものを、始めたものを「うまく成功させる方法」や「失敗させない方法」を紹介した本はたくさんある。

が、はじめの一歩を踏み出す方法、その情報を伝える方法にフォーカスを当てた本というのは、なかなかない。っていうか、今までなかったと思う。

なぜ、それが重要かというと、世の中、情報が溢れかえっているからだ。重要な人、伝えたい人に情報が伝わ…ればいいよね、と。伝われば、ジャッジしてもらえるけれど、それ以前の問題となっているわけで、それを解決するための方法が具体的に、7つのステップ(というか、7種類のトリガー)が書かれているのですわ。


世の中に情報が溢れかえっていることを、まず徹底的に教えてくれる。そして、その解消方法を教えてくれる。


この本の冒頭では、「もう、世の中、情報が溢れかえっていて大変なんすよ」ということを徹底的に教えてくれる。徹底的に教えてもらいすぎて、「お腹いっぱいです」って状態になってしまうのですが、それ以上に「あるあるある」と感じ、引きこまれてしまうのですよ。

たとえば、9ページ
南カリフォルニア大学の研究者によると、1986年の人は1日平均、新聞役40部に相当する情報にさらされていた。それが2006年には、4倍以上の174部相当になった。

こういう情報を散りばめて「大変すよね~」と注意喚起を誘ったら

10ページ

注目は希少であると同時に、維持しにくい。だから、注目が生じる仕組み、つまり人々が特に意図せず、何に、なぜ注意を払うかを理解することが大切になる。

となり、更に

14ページ15ページ
(エイドリアン)グレニアーのたとえは的を射ている。焚き火と同じように注目を継続させるには段階を踏まなければならないのだ。詳しく言うと三段階だ。
その一…点火。すなわち「即時の注目」を得ること。
その二…藁火。ここでは「短期の注目」の獲得を目指す。
その三…焚き火。注目のこの最後の段階では「長期の注目」の獲得を目指す。

と続いて、この本のキモである7つのトリガーの紹介に入っていくわけですよ。

1)自動トリガー…色やシンボルや音などの感覚的刺激を与え、無意識的な反応を引き起こして注目させる。
2)フレーミング・トリガー…相手の世界観にしたがうか、それを覆すことによって注目させる。
3)破壊トリガー…人々の期待をあえて裏切り、注目するものを変えさせる。
4)報酬トリガー…内外からの報酬で人々のモチベーションを向上させる。
5)評判トリガー…専門家、権威者、大衆の評価を用いて信頼性を高め、相手を魅了する。
6)ミステリー・トリガー…謎や不確実性やサスペンスを創りだして、最後まで関心をつなぎ止める。
7)承認トリガー…自分を承認し、理解してくれる人には注目するものだ。そうして深い結び付きを育てる。

ここまで読むと、ふと気がつくわけですよ。

この分厚い本の冒頭部分だけで、7つのトリガーがキレイに利用されているということを。


自動トリガー


自動トリガーとは「色やシンボルや音などの感覚的刺激を与え、無意識的な反応を引き起こして注目させること」。ポイントとしては、色やシンボルや音などの感覚的刺激を与え、無意識的な反応を引き起こして注目させる、ことなのですわ。

こいつやばい!とか、思った瞬間に一気に引き寄せられることが「自動トリガー」だという。

頭のなかで、いろいろ考えさせてはダメだと。脊椎で、一気に反射的に注目を集めなきゃダメだということね。

とはいえ、やり過ぎちゃダメだと。

では、どうすれば明確な方法で注目を集める&捉えることができるのかというと
自動トリガーは、注目を明確な二つの方法でとらえる。一つは「対比」。ふたつ目の方法は「連想」だ。

だとな。

堆肥と連想を駆使して、まずは反射的な注目を集めましょう、と。


フレーミング・トリガー


フレーミング・トリガーとは「相手の世界観にしたがうか、それを覆すことによって注目させる」ことなのですわな。ポイントとしては「相手の判断基準を知る」ことなんですと。

それは具体的にどういうことかというと
送りたいメッセージを相手が受け入れやすくなるように、アイディアの見せ方を変えるというものだ。

であると。

考え方のフレームワークを情報を受け取る人間に対して投げかけ、情報の受け取り方、考え方、切り出し方を変えてしまう。

いわば、議題設定を変えてしまう方法を意味しているのだ。

なので
フレーミング・トリガーはほかのトリガーとはちがう。というのも、残りのすべてのトリガーのための舞台を作るからだ。フレーミング・トリガーはわれわれの短期の注目(短期の集中)にも、長期の注目(長期の関心)にも大きな影響を与える。
だから、注目を得るための戦略を選ぶまえに、まず時間を掛けて相手の判断基準を理解する必要がある。

なんですとな。


破壊トリガー


破壊トリガーとは「人々の期待をあえて裏切り、注目するものを変えさせる」こと。フレーミング・トリガーで期待させておいて、あえて裏切るのが破壊トリガーなのですよね。
きっと。

でも、この破壊トリガーは使い方が難しい。

まずは、タイミングが重要。どれくらい重要かというと、最初の15秒に「これから何が起きて、どうなる???かもしれない」という期待を抱かせないといけない。

なんでか?なんで、15秒なのか?それにはちゃんと理由がある。126ページにしっかりその理由が書かれている。
人の注意を惹くための持ち時間は15秒か、それ以下だ。
「最初の15秒がもっとも重要なんです」。Googleのユーチューブ部門のストラテジスト兼リサーチャーのレイチェル・ライトフィットは、ユーチューブ本部のだたっ広いオフィスでそう語った。
統計によると、ユーチューバーは15秒以内に、視聴者にもっとも見たいと思わせなければならない。
ユーチューバーが誤りがちなのは、その動画を見るべき理由を冒頭で示さないことだ。

なのだ。
ユーチューバーでなくても、コレは守ったほうが良い。そして、その15秒には多くの情報をつめ込まないほうが良い。詰め込んでしまうと著者が「複雑性の落とし穴」という現象に陥ってしまう。

たくさん情報を伝えればつがえるほど司会してもらえるとおもいきや、そうでなくなってしまうという、「複雑性の落とし穴」に。


報酬トリガー


報酬トリガーとは「内外からの報酬で人々のモチベーションを向上させる」こと。ポイントとしては、相手のモチベーションを知ることです。まぁ、いわゆる「人参」のことなのですが、これが単純ではないと。

どう単純じゃないかというと、141ページに書かれているのですが
われわれが求める報酬には、外的と内的の二種類がある。「外的報酬」は何かを達成した時に受け取る、形のある報酬だ。お金とか食べ物とか、トロフィーや、テストで満点をとることなどがこれにあたる。対するに「内的報酬」は、心で感じる満足や達成感など、形のない報酬を指す。コンサートのソロパートで人々を釘付けにしたり、偉大な小説を読み終えた時に感じる満足や喜びだ。同様に、報酬にたどり着きたいと思うモチベーションにも、外的なものと内的なものがある。

なんですって。
ただ、人参をぶら下げるだけではダメ。ちゃんと内面と外面を考えて飴と鞭の飴を用意しなきゃならないと。

外的報酬ばかりに目を向けていると、あまりいいことないと。じゃあ、満足感を得るためには&与えるためにはどうすればいいのか????ということは163ページに書かれている。
シザーズ・エンターテイメントでは、この変化を生き抜くだけでなく、さらに成長を遂げる役目をCMOのタリク・ショーカットにまかせた。「われわれは、説得できる顧客を見きわめて重点的に取り組むべきだと強く思ってます」とショーカットは言う。彼の言う「説得できる顧客」とは、ある時に市場にいるが、たんに見回しているだけの人を指す。繁華街にいてイタリア料理が食べたい気分だとする。だがどのレストランを選べばいいかわからない。「そう考えているときこそが、説得できるときなんです」とショーカットは言う。「人がそんな気分になったときに、目の前に居合わせるよう努力しています」

そりゃ、まぁ、そうでしょうと。バッターが「ここにボールを投げて欲しい」と思っているコースにボールを投げれば、そりゃ、ホームランを打ってくれるでしょう。

でも、それをどうやってしるのか?

その方法も164ページに記されている。

シーザーズはどうやってタイミングよく顧客の前に現れるのか。まず「目につくこと」に注力するとショートカットは言う。広告やグーグル検索や雑誌、独自の刊行物を活用して、シーザーズや、系列のホテルとカジノで好きなモノを顧客に思い出してもらうのだ。
(中略)
二番目の方法は、顧客がもっとも欲しがりそうな時を見きわめて報酬を提供することだ。

評判トリガー、ミステリー・トリガー、承認トリガーは「だよね~」ということがメインで記されているのですが、たぶん「評判トリガー」以降が、世の中で一般的に言われるプロモーションの世界なんじゃないかしら?と思ってみたりもする。

じゃあ、読まなくてよいか?というとそうではない。

キッチリカッチリと情報を伝える方法が、本書を一冊読むとよく分かるようになっている。




アテンション―「注目」で人を動かす7つの新戦略


タイトル:アテンション
著者:ベン・パー
訳者: 依田 卓巳、依田 光江、茂木 靖枝
日本語版解説:小林弘人
発売元:飛鳥新社
おすすめ度:☆☆☆☆☆(良書だ!)

ビジネスモデルの教科書 上級編

2016年10月17日


著者:今枝昌宏
発売元:東洋経済新報社

類似書というか入門書で『ビジネスモデルの教科書』というのがある。そちらはセブン-イレブンや、YKKなどを取り上げて、いろいろわかりやすくと言うか、基本的なことから教えてくれる、まさに「教科書」だったのですが、この上級編は違います。

「競争優位の仕組みを見抜く&構築する」とあるくらいです。よく知っている企業がたくさん出てきますが、それぞれの企業が「具体的にナなにをしている」という説明はほとんど出てきません。それは、知っていて当然という前提に立っています。その前提に立ち、そのビジネスモデルの骨格というか、仕組みを抽出し、ポイントをおしえてくれるのが、本書の立ち位置なのです。


■そもそもビジネスモデルとは■


ところで、ビジネスモデルとは何でしょうか? 『ストーリーとしての競争戦略』として流行っているすとーりーとなにが違うのでしょうか?

という点に対して、著者はこう述べております。
ストーリーとビジネスモデルとの違いがあるとすれば、ビジネスモデルとの違いがあるとすれば、ビジネスモデルが仕組み、つまり反復的に利用可能であり、定型化できる動きを観察対象とするのに対して、ストーリーは仕組みではない、業界依存的な、戦局の変化のコントロールのような最上位の、一回的・一方的な流れを含んでいるということです。

とな。

つまり、「型」に落としこむことができるのが、ビジネスモデルということなのでしょう。というのが、個人的な理解です。

「型」というくらいなので日本人にピッタリ当てはまりそうなのですが、そうは問屋が卸さない。技は盗むという文化というか、精神論がまかり通る国では、「型」を覚えるのも簡単には行かない。システマチックにマニアルで何とかするというのは苦手ですからね。

だから、日本の企業はダメになっていき、だから、日本の企業にはビジネスモデルが必要なんだとな。


■では,どうやってビジネスモデルを見ていくのか?■


コレが本書のコアのコアになるのですが、著者は様々紹介するビジネスモデルをモジュールに分解してビジネスモデルを見ていくのがいいのだとな。では、なぜ、紹介&説明してくれます。ビジネスモデルをモジュールに分けてい見ていくのが良いかというと、
各モジュールはそれぞれ目的を持って作られており、それは事業の成功や競争での勝利を分解した現実的な目的となっているから
なのだとな。

プリウスを真似ようとした時に、クルマまるごと「プリウスっぽいもの」を真似るのではなく、構成しているモジュール単位にプリウスを分解し、それぞれの単位でいろいろ調べていく、と。ハイブリッドシステムや、リチウムイオン電池の充電システムという単位に分解して、マネていきましょうということなのですな。


■目次■


で、本書の目次は下記のようになっている。 ビジネスモデル各論の箇所で、いろいろ具体的に、エッセンスを注意出して教えてくれるのが嬉しい。

例えば「対象市場の定義」の「取引周辺の関係者への顧客再定義」ではぐるなびと食べログを例にとって説明をしている。ぐるなびも、たべろぐも飲食店が顧客であるが、ぐるなびの場合は飲食店へのマーケティング支援で、食べログは飲食店からの広告収入でお金を稼いでいると、教えてくれている。同じ「対象市場の定義」における「製品を使用する環境の販売への再定義」ではドトールコーヒーとスターバックスを例に取っている。ドトールコーヒーの提供価値定義は200円で美味しいコーヒーであり、スターバックスの提供価値定義はThe Third Place。コレは知っている。コレを知っていれば、スタバの顧客満足度が、最近、目に見るように下がってきているのも理解できる。

で、重要な目次。

はじめに
第Ⅰ部 ビジネスモデル総論
第Ⅱ部 ビジネスモデル各論① 事業の内部モジュール編
 第1章 対象市場定義
 第2章 顧客・案件の獲得
 第3章 顧客の維持
 第4章 サプライチェーン
 第5章 資源の獲得
第Ⅲ部 ビジネスモデル各論②  事業全体を貫く仕組み、流れ編
 第6章 好循環
 第7章 ライフサイクル
 第8章 財務モデル
第Ⅳ部 ビジネスモデル各論③  事業間の仕組み編
 第9章 アライアンス
 第10章 コーポレート
第Ⅴ部 有効なビジネスモデルの構築方法
おわりに 普段から行うこと


■で、使えそうなビジネスモデルのポイント■


で、本書の中で使えそうな箇所はここ。

サプライチェーン

サプライチェーンで競争優位性を生み出す箇所は3箇所。

●提供価値
 -製品力以外に「早く手に入る」「カスタマイズできる」「便利だ」を提供
●顧客維持
 -顧客のスイッチングコストを上げて、他社による異なったサプライチェーンを前提とした納入をブロックできる
●財務モデル
 -コストの多くはサプライチェーンで発生しているので、コレを片側れば一気にコストは削減できる。

こういうポイントを打ち出して、行くのが必要ですと。

プロフェッショナルサービスファーム

ワタシの仕事のにかなり近い、プロフェッショナルサービスファームのビジネスモデルも出ていた。

プロフェッショナルビジネスファームの最大の売りは人材。ってか、人材しか無い。そして、あらゆる製品、サービスがコモディティ化する時代にあって唯一、コモディティ化しないのが人材だとな。

そりゃそうだ、と。

で、そんなプロフェッショナルサービスファームの概要とは。。。
●素人の要因を雇用し、プロとして育つための教育を施す傍ら、アップ・オア・アウトにより要因を選定。
●少数のトップタレントには高い給与を支給してリテンションを図るとともに要因の上昇モチベーションを維持する。初期給与を低く抑えてコストの低い労働力を確保できるようにするコスト構造を構築。
●社外に排出した要員を受注チャネルとして利用することも多い。

なんか、ドキドキしますなぁ。

でも、本書の中で一番重要そうなのが「筆者が推奨するビジネスモデルのフレームワーク」で、これは
事業菅の仕組み
 -アライアンスコーポレート
事業内部モジュール
 -顧客維持の仕組み
 -資源獲得の仕組み
 -顧客獲得の仕組み
 -サプライチェーンの仕組み
対象至上主義
 -ターゲット顧客
 -提供価値
財務の仕組み
 -コストモデル
 -レベニューモデル
 -全体財務モデル(利益モデル)
競争優位を生み出す仕組み
 -ライフサイクル
 -好循環

ですな。

あと、重要なモジュールを見つける4つの質問

1)顧客(セグメント)の購買判断は、何を基準になされるのか? 購買決定の思考プロセスはどのようなものか?
2)業界で最も不足する経営資源は何か?
3)業界における最大のコスト要因は何か?
4)最も規模の経済が聞くビジネス機能は何か?

この問に答えていくことで、重要なビジネスモデルのモジュールがわかるということですな。

目にした会社、気になる会社に関して、自分がその会社の関係者になったつもりになって、この質問に答えていく素振りを続けなきゃダメなんだな、きっと。




ビジネスモデルの教科書【上級編】

タイトル:ビジネスモデルの教科書 上級編
著者:今枝昌宏
発売元:東洋経済新報社
おすすめ度:☆☆☆☆☆(名著!)

自分でパパッとできる事業計画書

2016年09月07日


著者:石井真人
発売元:翔泳社

「自分は起業しないから、事業計画書なんて関係ないよ」って、人が多いかもしれませんが、たぶん、そんなこと言っていちゃ、ダメだと。

事業計画は、自分で会社を立ち上げる以外にも、社内でプロジェクトを立ち上げる時にも必要かと。

いや、お客さんにプロジェクトを提案するときにも必要だな。

だって、ある目的のために出資して。出資してくれると、こんなに良いことあるよ。

という説明は、会社を立ち上げる時に銀行に対して行うだけでなく、社内で予算を獲得する時にも、お客さんから予算を獲得するときにも使うわけですよ。

そう考えると、事業計画書のサンプルが掲載されている本書は使い勝手の良い本ですわ。



自分でパパッとできる事業計画書 Kindle版

タイトル:自分でパパッとできる事業計画書
著者:石井真人
発売元:翔泳社
おすすめ度:☆☆(ですな)
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