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住宅地盤がわかる本

2016年12月21日

著者:藤井衛・金哲鏑・渡辺佳勝
発売元:オーム出版

サブタイトルは「安全な地盤の基礎・設計の考え方」ですので、想定している読者は設計事務所や、建築事務所のヒトなのでしょうね。何しろイキナリ「四号建物」とかって出てきますから。

ちなみに四号建物とはWikipediaによると
4号建築物(4号建物)とは建築基準法第6条による分類。例えば、木造2階建てで延べ面積が500m²以下のものは4号建築物(4号建物)と呼ばれる。

なのだそうな。

むろん、イキナリ4号から始まるわけではなく、1から3までも存在している。そんな、1から3までも知っている&理解しているヒトがこの本の想定読者なわけですよ。

じゃあ、それ以外のヒトは読む必要ないか?というと、そうでもない。これから家を買う人、建てる人は読んでおいたほうが良いね。書きっぷりは基礎知識ない人でも読めるようになっているから。

この本を読んで「へ~」と思ったところは 不同沈下に関してですなぁ。

不同沈下と地盤
不同沈下と地盤沈下ってそもそも違うのね、と。地盤そのものが均一に沈下していくのが地盤沈下で、建物が地盤と均一に沈下せずに、傾いていくのが不同沈下なのね。そんな不同沈下は地盤が軟弱だからと言って起きるものではなく、地面の中の状況によって発生状況が変わってくる、と。

ちなみに、不同沈下がよく起きる場所としては
 ・池/井戸などの埋立地が一分にあった
 ・沼/川/田の埋立地
 ・斜面を造成した地盤
なのだとな。

これで、発生する箇所の70%近くを占めている。なので、このような場所の家を買う&家をたてるのは要注意ね。

あとは数は少ないけれど、隣接地に盛り土をしたら、その土の重さで地盤が傾き不同沈下が起きるということね。これは、怖いねぇ。自分が不同沈下を起こす側になったら、嫌だわ。

そして、家の傾きにもレベルが決められていて、どのレベルからどうなるのか?というのが品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)で定められている。

室内の床で凸凹の少ない仕上げ面における2点間を結ぶ直線(長さは3m程度以上のものに限る)と水平面との間の傾斜を計測。
レベル1…3/1000未満の勾配の傾斜(瑕疵が存在する可能性は低い)
レベル2… 3/1000以上6/1000未満の勾配の傾斜(瑕疵が存在する可能性が一定度ある)
レベル3…6/1000以上の勾配の傾斜(瑕疵が存在する可能性が高い)

なのだとな。

こういうことを知っていないと、ダメだよな、やっぱ。




住宅地盤がわかる本 安全な地盤の基礎・設計の考え方

タイトル:住宅地盤がわかる本
著者:藤井衛・金哲鏑・渡辺佳勝
発売元:オーム出版
おすすめ度:☆☆☆(家を買う人にはオススメ)
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