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今日からはじめる情報設計

2017年10月10日


著者:アビー・コバート
発売元:BNN新社

サブタイトルは「センスメイキングするための7つのステップ」。

その7つのステップとは

混乱を見極める
意図を表明する
現実を直視する
方向を決める
距離を測る
構造で遊ぶ
調整に備える

とな。

ふむ。。。



今日からはじめる情報設計 -センスメイキングするための7ステップ


タイトル:今日からはじめる情報設計
著者:アビー・コバート
発売元:BNN新社
オススメ度:☆(ふむ)
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FACTA 2017.7

2017年07月21日
発売元:ファクタ

やはり、東芝につきますよね。
今月号のイチオシは時間切れ「東芝倒産」
ここまでしっかり、それも最初から東芝をおい続けていたのはFACTAだけだものね。

で、そんな今月号で他に面白かったのはこんな記事。

車造り激変「カモ」になる日本
UDACITY(ユダシティ)という企業が寿老らしい。先端技術のオンライン教育事業を展開し、約200のカリキュラムには、世界中から400万人の技術者がユーザー登録しているのだとな。で、ここには自動運転やら、EVのエンジニアがわんさかいると。で、ここにはドイツ企業や、IT企業がわんさかパートナーとして名を連ねているけれど、日本企業は入れないと。日本の自動車産業は、イギリスの自動車産業と同じ道をたどるのかね。まぁ、自動車の形が、そもそも大きく変わってしまうのでしょうがね。

「客殺し」銀行カードローン
いやはや。サラ金のカードローンよりもたちが悪い銀行のカードローン。カードローンじゃない方法でカネを借りるとか、しないとだめなのかね。

ネット動画パンクで従量制回帰
昔のように時間ではなく、今度は量で課金しますと。ケータイと同じですな。しかし、そうなると、質が問われると。広告依存のビジネスモデルはたちいかなくなるだろうなあ。広告、凄い、でーたようりょう食べるからね。

「2秒を稼ぐ」直下型地震への挑戦
気象庁以外に緊急地震速報を教えてくれる(出してくれる)会社があるなんてな。その会社の名前はミエルカ防災。こういう会社って凄いな。働いてみたいな。

ビッグデータ「野合の帝国」
データ分析会社SCLエレクションズ、それがケンブリッジ・アナリティカに名前が変わる。この会社の名前はきっちり覚えていくと良いですな。日本でも出てくるのかな?日本にも入ってくるのかな?電通がこういう会社になるのかな?いやいや、電通はやられちゃうんじゃないでしょうかね。

中学校教員6割が過労死ライン超え
やはり、部活は禁止にすべきだよな。いや、やっていいけれど、平日の放課後だけにすべきだよな。大会とか試合とかは、県大会を最上位にして、終わりにすればいいんだよな。で、全国大会とか、週末&長期休み中の活動は、全部クラブスポーツにすれば良いんだよな。激しい部活って誰のためのものにもなっていないから、ごっそりと内容を変えるべきなんだよな。

タイトル:FACTA 2017.7
発売元:ファクタ
おすすめ度:☆☆☆(定番ですな)

ナショナルジオグラフィック 2017.1

2017年06月25日


発売元:日産ナショナルジオグラフィック

今月号の巻頭特集はジェンダー革命ですな。フツーに平安の昔から同性愛が認められていた日本なのだから、そこまで目くじらをたてるなよ、と思うのですがね。

といっても、そんなこと言えるの世界中でタイと日本だけなんだろうな、と。

そして、そんな今月号なので「性の多様化」を一本柱としているのですが、男らしさyq、女らしさよりも、「自分らしさ」が重要なのではないかと。



ナショナル ジオグラフィック日本版 2017年2月号 [雑誌] Kindle版

タイトル:ナショナルジオグラフィック 2017.1
発売元:日産ナショナルジオグラフィック
おすすめ度:☆☆☆(うむ)

初めての人のためのビジネス著作権法

2017年06月12日


著者:牧野和夫
発売元:中央経済グループパブリッシング

いや~この本は素晴らしい。

著作権についての基本的なことがびしっと書かれている。

ちなみに、著作権法のチェックポイントはこんな感じ。
ポイント・1 著作権法で保護されている著作物にあたるか?

 -著作物とは「思想・感情の創作的な表現」
 -編集著作物、データベースの著作物、二次的著作物、共同著作物
ポイント・2 著作者はだれか?
 -[原則]著作物の権利(著作者人格権、著作権)は著作者に帰属する(著作者の推定)
 -[例外]職務著作、映画の著作物、協同著作(一人の著作でない場合)
 -著作隣接権者(実演家・レコード製作者など)はいるか?
ポイント・3 著作人格権(著作者に一身専属)を侵害していないか?
 -公表権、氏名表示権、同一性保持権
ポイント・4 著作権(財産権であり譲渡・相続が可能)を侵害していないか?
 -「複製権」「演奏件」「上映権」「公衆送信権」等の支分権
ポイント・5 著作権の制限はあるか(著作権侵害が認められているか)?
 -著作物の利用者の権利が一定範囲で認められている
 -「私的使用のためのウクセイ」「公正な引用」など
ポイント・6 著作権の保護期間内であるか?
ポイント・7 著作人格権については著作者の遺族の請求権が存続していない。

本書の冒頭にこれが書かれており、本書自体はそれぞれの記述の詳しい説明だったりする。

そして、後半には業務の観点から著作権が問題となる場合のFAQがしっかり掲載されている。

素晴らしい本ですね。



初めての人のためのビジネス著作権法


タイトル:初めての人のためのビジネス著作権法
著者:牧野和夫
発売元:中央経済グループパブリッシング
おすすめ度:☆☆☆☆☆(素晴らしい本ですね)

顧客体験の教科書

2017年04月30日

著者:ジョン・グッドマン
発売元:東洋経済新報社

最近流行りのカスタマーエクスペリエンス。

略してCXのお話がぎっしり詰まった1冊。

サブタイトルは「収益を生み出すロイヤルカスタマーの作り方」。

その作成方法がしっかり書かれているのが素敵。

ちなみに、そんな本書の中でいちばんささったのが55ページにある「CX強化に向けた継続的改善の4つの要素」ですね。

それは何かといいますと
1)物事は最初に正しく実行する(DIRFT)
2)顧客が利用しやすいチャネルとサービスへの容易なアクセス
3)すべてのチャネルを通して提供する顧客へのサービス
4)効果的なVOCシステムによる傾聴と学習
なのですな。

まぁ、言われてみるとあまりにもそのとおりなのですけれど、こういう基本的なこと、ちゃんとやっていないものね。

それと、「顧客リスクモデルの計算」(127ページ)もためになった。

それは
トラブルを経験した顧客の割合(%)×特定のトラブルを経験した顧客の割合(%)×商品を購入しないと思われる顧客の割合(%)=そのトラブルによって失われる可能性のある顧客の割合(%)
なのですわ。

日本ではとかく精神論ばかり語られるカスタマーエクスペリエンス戦略をきっちり定量的な戦術に落とし込んでくれる素敵な本ですわ。




顧客体験の教科書―収益を生み出すロイヤルカスタマーの作り方 Kindle版

タイトル:顧客体験の教科書
著者:ジョン・グッドマン
発売元:東洋経済新報社
おすすめ度:☆☆☆☆(よいほんですね)

大前研一ビジネスモデルの教科書

2016年10月04日

著者:大前研一
発売元:KADOKAWA

大前研一自身が学長を務めるBBT大学、その大学での講義内容をギュッとまとめたような本。

カビの生えたケーススタディではなく、最新の企業情報を例にとってお勉強しましょうよね、と。そんなわけで、事例としてコカ・コーラとか、ゼンショーとか、ローソンとか、ニトリとかが登場する。この箇所を「ふむふむ」と読むだけでも価値が有るのですが、この本のコアはそこじゃないと感じ取りました。

どこかというと、25ページから始まる「分析・考察・結論づけの技術」ですね。

どうやって情報をリサーチ・分析し、考察し、結論を導き出すのか?この大前流のやり方を具体的に教えてくれるのですわ。
それは何かといいますと・・・・

1,情報収集は「全体像」が分かるように行うべし
2,情報収集と分析は「同時」に行え
3,図書館とネットで「一次情報」にあたれ
4,ニュースを見る時は「自分の世界地図」を使え
5,結論を導く時はフレームワークに頼るな
6,その企業・業界が抱える「本質的な問題」は何か


・・・なんですとな。

BBT大学ではこのステップを踏んで、毎週毎週、最新のビジネスモデルを学んでいるんですと。週1ケースで年間50ケース、それを2年で100ケース。

個人的にはそのしきい値を超えることを目指して頑張ります。








タイトル:大前研一ビジネスモデルの教科書
著者:大前研一
発売元:KADOKAWA
おすすめ度:☆☆☆(良い本ですね)

BIシステム構築実践入門

2016年09月02日

著者:平井明夫
発売元:翔泳社

サブタイトルは「DBデータ活用/分析の基礎とビジネスへの応用」ですわ。

やっぱ、派手なことに走らず、地道に、作業をこなしていくことが重要ですよね、と。

で、改めてですが、BIでよくありがちな分析は

●会計データを活用して、利益/コストを部門別に分析する
●プロジェクト管理データを活用して、利益/コストをプロジェクト別に分析する
●販売管理データを利用して、売上実績/目標達成度を部門/製品/顧客別に分析する
●生産管理データを利用して、生産高/生産性/計画達成度を部門/製品別に分析する
●在庫管理のデータを利用して、在庫量/在庫金額/不良在庫を部門/品物別に分析する
●購買管理のデータを利用して、購入金額/納期/不良品率を部門/仕入先別に分析する
●顧客管理のデータを活用して、顧客/Webサイト会員の分布/行動を年齢などのプロファイル別に分析を行う
●eコマースのデータを活用して、商品/コンテンツの人気度や、キャンペーンの効果を分析する

きっと、世の中のBIツールというのはここに記載されているようなことを行うツールなんでしょうな。で、分析というのはOLAPとか、多重クロスとか、ABC分析のことを指していて、クラスタ分析とか、決定木分析とか、ロジスティック回帰分析は含まれないのでしょうな。

で、そんなBIツールの導入ステップだけれど、それは

導入計画フェーズ
要件定義フェーズ
設計フェーズ
構築フェーズ
テストフェーズ
移行/教育フェーズ
PJ評価フェーズ

となっており、でかい塊では他のプロジェクトと大きく変わらない。

まぁ、それはそうだよね、と。

ただし、要件定義移行のフェーズが大きく変わってくるのよね。





BIシステム構築実践入門 (DB Magazine Selection)


タイトル:BIシステム構築実践入門
著者:平井明夫
発売元:翔泳社
おすすめ度:☆☆☆(使えますな)

図解雑学 建築のしくみ

2016年08月17日


著者:斎藤裕子
発売元:ナツメ社

いろいろと建築について調べなきゃならんために読んでみた。

基礎的なことが、網羅されているのでよいね。

たぶん。





建築のしくみ (図解雑学)

タイトル:図解雑学 建築のしくみ
著者:斎藤裕子
発売元:ナツメ社
おすすめ度:☆☆(ですね)

FACTA 2016.6月号

2016年07月17日
FACTA 2016.6月号

発売元:ファクタ

今週号のカバーは「三菱御三家日産頼みの屈辱」、「親ばか鈴木敏文の末路」、「参院選前に甘利事件立件へ」ですわ。

まぁ、経済政策もそうですが、FACTAも苦手な点があるのよね、と。

例えば「燃費不正構造他社も同じ」というところで、「アメリカは机上の空論で燃費を算出していないんだ!だから、アメリカのカタログ燃費の数値は日本より低いんだ!」と息巻いてますが、そもそも、計測方法がアメリカと違うんだけれどね、とか。アメリカだと、燃費は市街地計測、高速走行計測で二種類計測しているんだけれどね、とか、まぁ、いろいろ突っ込みどころもあるんだけれど、それは黙っておこう。

「国連派遣表現の自由調査官を鑑定が監視」という記事も、日本が72にまで落っこちているのは、こうやって監視するからだ!と激怒していますが、なんで72位なのか?上位にランクしている国と、評価基準に差があるのか?ないのか?というところに切り込んで欲しいのですけれど、まぁ、FACTAはそっち側のスタンスなので、あまり目くじらを立てないようにしましょう。

あと、面白かったのが「親ばか鈴木敏文の末路」という記事。内容自体はあまり面白くなかったのだけれど、ソクラムというニュースメディアの存在が面白いね。ソクラムも、元日経の記者が立ち上げたメディアなのね。

もうさ、大手メディアにジャーナリズムってないよな。大手メディアから独立したヒトたちが面白い。そして、そういう人たちはそれぞれの得意分野があるので、一人だけウォッチするのではなく、いろんなヒトを追い続けると面白い。

国連人権委員会に関しては元日経のFACTAと、元NHKの池田信夫率いるアゴラの面白い戦いを見ることができると思う。

このようなジャーナリズムの健全な戦いが今後も繰り広げられることを期待します。

タイトル:FACTA 2016.6月号
発売元:ファクタ
おすすめ度:☆☆☆(定番ですな)

最高のリーダー、マネージャーがいつも考えているたったひとつのこと

2016年07月09日

著者:マーカス・バッキンガム
訳者:加賀山卓朗
発売元:日本経済新聞社

この本を読んで思いついたのは「伯楽」の語源ですなぁ。

伯楽という名馬を見分ける達人は、自分の好きな相手には駄馬の見分け方を教えて、自分の嫌いな相手には名馬の見分け方を教えるという。名馬、なかなかいませんからねぇ。

そんなことを思い浮かべた本ですは。

本の中身は、良いリーダーになること、良いマネージャーになること、それにはどうすればよいのか?ということがまとめられているのですわ。

ちなみに、

優れたリーダーとは「よりよい未来に向けて人々を一致団結させる」事ができる人なのだと。

優れたマネージャーとは「部下一人ひとりの特色を発見し、それを有効に活用できる」人なのだと。

じゃ、リーダーはどうやって未来を描けばいいのかというと

●誰のために働くかを明確にする
●強みを総動員し、弱みを気にしないですむような、核となる強みをつくる

ことが重要な気がしたわ。





最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと

タイトル:最高のリーダー、マネージャーがいつも考えているたったひとつのこと
著者:マーカス・バッキンガム
訳者:加賀山卓朗
発売元:日本経済新聞社
おすすめ度:☆☆(うむ・・・)

日経ビジネス 2016.05.02

2016年07月08日
発売元:日経BP社

大特集は「迫る世界デフレ」ですわな。

在庫が積み上がっている中国の鋼鉄市場が取り上げられているのですが、もう、あれですな、完全に大躍進政策時代の中国と同じですな。ってことは、もうすぐ中国のバブルも崩壊なんでしょうな。

という話はさておき、デフレ克服企業として紹介されている西松屋が良いですな。リーマン・ショックでバッサリ首を切られたメーカーの技術者や、製造管理者を採用したんだとな。で、何をやらせたのかというと、製造業のノウハウ、生産管理の仕方とか、ライン管理の仕方とか、歩留まりの下げ方とかですな、そういうのをサービス業に転換して使うんだとな。頭いいよなぁ。この発想。

こうやって、変化に対応していかないと、ヒトも企業も生き残れないんだろうな。

あと「ローソン 3番手、質で巻き返す」という記事。

徹底的に個人商店の良さを取り入れようとするセブン・イレブンと真逆の戦略をとったのだと。事前に需要を予測して、それにもとづいて本部で商品を発注する「セミオート発注システム」を導入するのだと。そして、今まではあまり表に出していなかった、三菱商事との関係性を全面に出して、グループ総力戦で、セブンに立ち向かうんだと。

サービス業に製造小売業の考え方を持ち込むのはいいんだけれど、これ失敗しそうだよなぁ。セブンは鈴木王国だったわけだけれど、王様は独裁者だったけれど、コンビニビジネスを語る時の主語は、ちゃんと「顧客」だったもんなぁ。機会ロスにならないように、FCオーナーの負担を顧みず夜中でも大量の商品を並べさせるのは、セブン・イレブン本部のためであっても、外向きに語るときは「深夜に来店したお客様が探していた商品がなかったら、可哀想じゃないか」と、かならず顧客視点で語るものな。オムニ戦略だって、息子をセブン&アイkエイエイ人に招き入れるための集団だったかもしれないけれど、それが実現された場合に最大のメリットを享受できるのは顧客であると語っていたものな。

楽天と同じで、一切顧客視点のないローソンは、やばいと思う。

Amazonもベゾスは強烈な独裁者であるけれど、ベゾスが語るのは自社の成長や、株主への還元ではなく「顧客メリット」だからな。

こういう視点て、超大切だと思う。

そんなわけでして、顧客視点がヌケテイルローソンのこの戦略は成功しないと思う。

あと「潰れそうなあの店が潰れない秘密」という記事も良かった。

潰れそうなのに潰れない秘訣は2つに集約されるのだと。
それは

1)ビジネスモデルが独特
2)地域と助け合っている


ザッ昭和で一見、潰れそうな帽子屋さんであっても、1日にお客が3人しかいない帽子屋さんであっても、関東一円から顧客が訪れて、その顧客が何万円もする帽子を購入してくれれば、ビジネスは成り立つと。

希少性、低原価、地域のコミュニティに入り込むというのも、重要なんだとな。

で、そんな今週号を読んでいたら

『チャーチル・ファクター』


チャーチル・ファクター たった一人で歴史と世界を変える力


『リーダー論』


リーダー論 (講談社AKB48新書)

『人生が変わる100のポジティブワード』



人生が変わる100のポジティブワード

を読みたくなりましたな。

タイトル:日経ビジネス 2016.05.02
発売元:日経BP社
おすすめ度:☆☆☆(定番ですな)

日本の名機をつくったサムライたち

2016年02月22日

著者:前間孝則
発売元:さくら舎

著者は石川島播磨でジェットエンジンの設計に二十年間従事していたお方。なので専門家なのですよ。飛行機について。そんな専門家が、日本の航空機産業における偉人を、優しく教えてくれる本。
サブタイトルが「零戦、紫電改からホンダジェットまで」とあることからわかるように、みんなが知っている飛行機が中心なので、「飛行機、全く知らないよ」という人でもとっつきやすくなっております。

で、「サムライたち」とありますので、主役は飛行機そのものではなく、飛行機を設計開発した技術者だったりするのですね。有名なところでは零戦の開発者である堀越二郎(宮﨑駿映画『風たちぬ』のモデルですね)や、日本ロケット産業の父・糸川英夫(この人は隼の設計開発者ですね)が紹介されていたりします。

が、中には土光敏夫といった政財界の有名人の名前が並んでいたりもします。元経団連会長で、石川島播磨重工業社長だった土工さん、なんと、ジェットエンジンの開発者だったのですね。そんなこと知らなかったのでかなりびっくりでしたわ。びっくりしたといえば、戦後初の国産民間飛行機YS-11の開発リーダーだった東條輝雄さんって、東条英機総理大臣の息子さんだったのですな。

様々な侍が紹介されているのですけれど、一番興味が惹かれたのは二式大艇や、九七式大艇を開発設計した菊原静夫さんですね。旧川西航空機設計部長で、新明和工業取締役だった方です。この二式大艇や、九七式大艇が、現役の飛行艇であるUS-2につながっていると思うと胸熱でございますな。

で、いろいろと読んでいると、スバル360や、初代カローラや、プリンス自動車なんて単語がポチポチ出てくるのですよ。戦後、飛行機を作ることができなくなってしまった技術者が、向かった先が自動車産業だったわけで。そう考えるとあれですな。この本の自動車版が読みたくなるわけなのですよね。



日本の名機をつくったサムライたち


タイトル:日本の名機をつくったサムライたち
著者:前間孝則
発売元:さくら舎

DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー 2014年5月号

2016年02月20日


発売元:ダイアモンド社

特集は「アナリティクス競争元年」ですな。

まず、気になったのが「携帯端末広告をもっと機能させる法 Making Mobile Ads That Work」という論文(ピッツバーグ大学カッツ・スクール・オブ・ビジネス助教アンドリュー・スティーブン、INSEAD助教、コロンビア・ビジネス・スクール助教)ですな。

スマホなどに表示する広告で、ちゃんと効くのは「実利的」で「真剣度が高い」商品なんだとな。具体的には生命保険、家具、スポーツ・ジム会員権、証券サービスなんだとな。「真剣度が高い/真剣度が低い」「快楽的/実利的」という2軸4象限でプロットしていくのがよいのだと。スマホとかタブレットって、身近なものだから身近な商品、例えばコーヒーや、映画の鑑賞券、キャンディ、ビールの購入が効果的なんじゃないかと思ったら、逆だったのね、と。

次に気になった論文は「ビッグデータによる競争は終わったアナリティクス3.0 ANALYTICS3.0」(バブソン大学特別教授トーマスH.ダベンポート)ですな。

アナリティクス3.0の話の前に、1.0と2.0の説明を。アナリティクス1.0がビジネスインテリジェンスの時代なわけですよ。コンピューターを使って、いろんなアナリティクスができるようになった、と。GooglaAnalyticsやSiteCatalystの登場が後押しをした時代ですな。アナリティクス2.0がいわゆるビッグデータの時代ですわな。SNSの登場で爆発的に取得できるデータが増えた&クラウドの流行でデータを貯めるコストが減った時代ですな。

で、アナリティクス3.0の時代は単にデータを分析するのではなく、分析した結果を元に製品やサービスを強化していくって時代ですわ。それまでの時代と似てるんじゃね?って気がしなくもないですが、3.0になって、はじめて「アウトプット」を考えるようになったんだな。それまでは「分析屋の分析結果って使えねーよ」って製造の現場で言われていたのが、そうじゃなくなった。ってか、そうじゃなくなるようにしなきゃダメってことだな。


次に気になった論文が「コミュニケーション軽視の風土を改善するグーグルは組織をデータで変える How Google Sold Its Engineers on Management」(ハーバード・ビジネス・スクール教授デイビッドA.ガービン)ですな。

Googleでは優れたマネージャに共通する8つの行動を定義したのだな。
1)優れたコーチである
2)チームを力づけ、こと細かく管理しない
3)チーム・メンバーの仕事上の成功と私的な幸福に関心を示し、心を配る
4)建設的で、結果を重視する
5)コミュニケーション能力が高く、人から情報を得るし、また情報を人に伝える
6)キャリア開発を支援する
7)チームのために明確なビジョンと戦略を持つ
8)チームに的確な助言をするための、主要な専門的スキルを持ち合わせている


へたな自己啓発書と違うので、わかりやすくて、具体的だわ。

で、今月号で一番ハマったというか、おすすめの記事が「インタビュー 消費者の心理はデータから読めるか データは構想に従う Big Data --- Is It Important for Companies?」(セブン&アイ・ホールディングス代表取締役会長・最高経営責任者CEO鈴木敏文)ですね。いや、すごい。この人、天才だわ。すごい。この会社で働きたくはないけれどwこの人はマジですごいと思う。そう思えるインタビューだ。

POSってレジの打ち間違えを防ぐ機械だったということを思い出しましたわ。そんなPOSを「正しく販売データが取得できる仕組み」として捉えて、そのデータを分析することに使い始めたんだってな。

で、他にどこが「すごい」と感じたかというと・・・

想像さえできれば、動き出すことは難しくはありません。やる前から「コストがかかるのではないか」「利益が出ないのではないか」と考えて動けなくなるケースが多いようですが、ニーズがあるという仮説が成立すれば、実現するためにどうすればいいかと考えるだけでいい。できない理由を探すのではなく、できるように近づけていけばいいのです。

これだけだと、よく聞く話だけれど、これにもどついて、実際にセブン銀行を始めたんだとな。ATMだけの銀行なんて儲かるわけ無いだろう・・・と、みんなから反対されたのに、「コンビニにATMがあれば便利だし、使ってくれるニーズがある」って仮説を立てて、「それなのに儲からないのはなぜか?」と課題を設定して、「ATMの設置コストを下げれば、ATMだけの銀行が利益を生むはずだ」と解決方法を見つけて、1台200万円のATMを開発したんだとな。一般的なATMが1台800万円するのにね。機能を豪快に削ってね。そりゃ、形だけを真似したほかのコンビニ系銀行が儲からないわけだよな、とおもうのですわ。


あと、セブン-イレブンつながりで面白かった論文「つまるところビッグデータは不要かもしれない You May NOt Need Big Data After ALL」(マサチューセッツ工科大学スローン・スクール・オブ・マネジメント情報システム研究センターディレクター ジャンヌW.ロス、テキサス大学オースティン校名誉教授シンシアM.ベアス、マサチューセッツ工科大学スローン・スクール・オブ・マネジメント情報システム研究センター博士研究員アン・クアードグラス)ですな。

この論文にある、この文章が痛烈だったな。

店員の意思決定を支援するため、鈴木は各店舗に売上日報と天気予報などの補足情報を送付した。日報には、前日の売上品目、前年同日の売上品目、直近の似た天気の日の売上品目、他店の販売状況が詳述されていた。
セブン-イレブンは生鮮食品を扱うので、配送を一日三回にし、店員が実需に基づいて発注できるようにした。また、店員とサプライヤーを結びつけ、地域の顧客の嗜好にあった商品の開発を推奨した。その結果、セブン-イレブンは日本で30年以上、最も利益を生み出す小売業者となっている。
これは、ビッグデータに関する話でも、データへの巨額投資に纏わる話でもない。数多くのリトルデータに関する話である。より重要なのは、優秀な人材が適切なデータを利用して適切な意思決定をする能力に、自らの事業の成功をかけた話だということだ。


日本でビッグデータがブームに終わってしまった理由が、逆説的にここに書かれていますな。だって、日本の小売業で最も成功しているセブン&アイ、セブン&アイはデータ活用で最も成功している企業だけれど、ビッグデータを扱って成功していたんじゃないんだよな。




Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2014年 05月号 [雑誌]

タイトル:DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー 2014年5月号
発売元:ダイアモンド社
おすすめ度:☆☆☆☆☆(よいね)

理研の闇、日本の闇 下巻

2016年01月24日

著者:鬼塚英昭
発売元:成甲社

もうあれです。

思想的に偏っているので、そこの部分は差し引いて読みましょう。

それでも面白いw

話は、戦後から、今の時代(平成の世の中)にまで一気に進みます。まぁ、さいごのほうに取ってつけたように存在しているSTAP細胞の話はあれなので、そこまでの話をぐぐぐっと読み進めると良いですわ。

仁科研究所とその研究内容の話から、大河内と田中角栄の話までが面白いですわ。理研コンツェルンが財閥解体に伴って解体されるのは歴史の教科書にも書かれていることで、そんな理研からリケンピストンリング(いまのリケンですな)とか、リコーとかが生まれるわけですけれどね。で、リケンは新潟県の柏崎に工場があるのですけれどね。柏崎にはもう一つ有名なものがありますよね。

柏崎刈羽原子力発電所。

そういえば、仁科研究所で研究していたのが原爆でしたなぁ。

で、そんな理研に食い込もうとして、そして食い込んで、一気に地元新潟を発展させたのが田中角栄でしたなぁ・・・。

おっと、点と点がつながって線になりますねって話が満載でしたわ。



理研の闇、日本の闇[下巻]和製原爆もSTAP細胞も幻だった


タイトル:理研の闇、日本の闇 下巻
著者:鬼塚英昭
発売元:成甲社
おすすめ度:☆☆☆(ですな)

早稲女、女、男

2015年12月23日
著者:柚木 麻子
発売元:祥伝社


こんな刺激的なタイトルなので、著者は早稲田卒かとおもいきや、立教卒業でした。

作品の中では好意的に描かれている立教生、モデルは著者なのでしょうか?

まぁ、立教に通うことになったのも、第一志望の早稲田に落ちたからだもね、なんて思ったりもするわけですけれどね。

で、本題。

うちの奥さん、早稲田卒業なんですけれど、「こんなに痛い感じかねぇ・・・」と思う反面、「まぁ、そのとおりだよね・・・」なんて思ってしまうわけですよね。

そして、個人個人に見ていけば、「そりゃ、差はあるだろうけれど」まとめてみたら「ソウかもしれないよね」と共感してしまったりするわけですわな。

そんな、都内の私立大学あるあるがぎっしり詰まっていたりもするわけですよ。



早稲女、女、男 (祥伝社文庫)


タイトル:早稲女、女、男
著者:柚木 麻子
発売元:祥伝社
おすすめ度:☆☆☆(あるあるですな)
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