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陸軍落語兵 (ちくま文庫)/春風亭 柳昇

2009年12月03日
著者:春風亭柳昇
発売元:ちくま書房

名人、春風亭柳昇の自伝。

兵隊になってから、外地での闘いで負傷、敗戦、帰国、そして噺家に弟子入りするまでの話が綴られております。

いやはや、面白い。

生き様がまるで落語です。

まぁ、部隊が部隊で、場所が場所だからということもできますなぁ。

が、春風亭柳昇が言うように、戦地にも日常があるわけでね。

毎日がドンパチやっているわけでもないのでね。

なんか、他の戦記物って、そのへんが意図的に書かれているような気がするのよね。

だって、太平洋戦争中になくなった日本兵の割合で多かったのは、戦死よりも、餓死なのは事実なんだけれどさ。

そのへんの話って見たことないのよね。

と、本の筋とは違うことを感じてしまいました。
陸軍落語兵 (ちくま文庫)/春風亭 柳昇
¥840
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たいとる:陸軍落語兵
著者:春風亭柳昇

おすすめ度:☆☆☆☆(いいよ、もう)
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古典落語 (講談社学術文庫)

2009年12月01日
編集:興津要
発売元:講談社

「芝浜」「目黒のサンマ」「寿限無」「時そば」といった有名古典落語がギッシリ詰まっている。

しかし、落語は名前聞く方がいいですな。

なんて思いつつも、しっかり文字を追って落語を読んだことはそんなに亡かったので、新鮮。

で、思ったこと。

基本構成を全く変えずに話に個性を持たせてしまう噺家って、凄いわ。

そして、この本の見所は400ページから始まる落語の歴史ですな。
古典落語 (講談社学術文庫)
¥1,313
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タイトル:古典落語
編集:興津要

おすすめ度:☆☆☆(こんなかんじ)

はじめての落語。 春風亭昇太ひとり会 (ほぼ日CDブックス)/糸井 重里

2009年03月03日
著者:春風亭昇太
発売元:東京糸井事重里務所

どちらかというとCDブックですね。

収録されているのは「人生が二度あれば」「壺算」「愛犬チャッピー」

とりあえず、ストレートな古典落語は「壺算」

それ以外は天才・春風亭昇太の新作。

耳で楽しむ落語です。

当然、CDが付いています。

が、文字もそれなりの細工がしてありグッドです。

すべての落語本が真似はできないと思いますが、これでファンが増えればと思います。
はじめての落語。 春風亭昇太ひとり会 (ほぼ日CDブックス)/糸井 重里
¥2,300
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タイトル:はじめての落語
著者:春風亭昇太

オススメ度:☆☆☆(こんな感じ)
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お暇なら読んでね

赤めだか/立川 談春

2009年01月10日
著者:立川談春
発売元:扶桑社

仕事を真面目に、一生懸命やりたくなる本。
そして、噺家の世界は非常にいい世界なんだなぁと、思える1冊。
そりゃ、サラリーマンの世界よりも辛そうだ。
でも、この本を中学校の時に読んでいたら、迷わず噺家の世界に進んでいたと思う。

著者は立川談志の弟子の立川談春。
そんなわけで、談志師匠のいろんな面が、この本からわかってくる。
テレビではなんだか偏屈な感じにみえます家元ですが、実際はかなり優しい人のようだ。
いや、芸事には厳しい。
でも、人としての器は大きいと思う。
「小さん師匠があたしに落語を教えてくれて今があるのだから、あたしがアナタを断る理由はないよ」なんて、弟子入り志願に来た若者に言葉をかける家元。さらに、ちゃんとそれに付け加えて「親を説得してから、もう一度来るように」と付け足す、家元。なかなかこんなこと言えないよ。

そりゃ、旧態依然とした世界でしょう。
でも、その分、伝統がある世界なわけですよ。
ちょっとやそっとの歴史じゃない、伝統が。
でも、改革して前に進み続けているわけですよ。
それが噺家の世界なわけですよ。

放任主義と自由と責任。
そんなことを一気に教えてくれる1冊。
そして、何より面白い!読みやすい!わかりやすい!感動できる。
さすが、言葉を扱うことに炊けている噺家さんの本です。
是非とも、中学生に読ませたいね。
もちろん、でもアリだね。
赤めだか/立川 談春
¥1,400
Amazon.co.jp


タイトル:赤めだか
著者:立川談春

オススメ度:☆☆☆☆☆(小学生の時に出会っていたら、『岳物語』以上の衝撃を受けていたでしょう)


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お暇なら読んでね

笑点 第1号

2008年03月10日
発売元:日本テレビ放送網

すごいですよ、すごい。
あの、『笑点』の雑誌です。
それも、定期刊行物です。
あな、おそろしや。
でも、個人的に思いっ切り応援します。
ここまで長く、『笑点』が続くにはワケがあるんですよ。
それは、出演者のキャラクター。うん、師匠方のおもしろい話が聞ける(読める?)だけで、最高です。

タイトル:笑点 第1号
発売元:日本テレビ放送網

オススメ度:☆☆☆☆(ご祝儀!)

ビックコミックスプリッツ 2008.03号

2008年03月06日
発売元:小学館

今週号はGoodです。
巻頭カラーは『上京アフロ田中』なのですけれど、すごいんですよ。
すごいの。
何がすごいって、作者が勝手に実写化しているの。
この発想には、参った。
頭が下がります。

タイトル:ビックコミックスプリッツ 2008.03号
発売元:小学館

オススメ度:☆☆☆(田中に捧げます)

ま・く・ら/柳家 小三治

2007年07月21日
著者:柳家小三治
発行元:講談社
ま・く・ら/柳家 小三治
¥700
Amazon.co.jp


いやはや、むちゃくちゃおもしろいです。
このエッセイ、いや、短編小説?いや、そうではなく、この本に収められているらくごの枕が最高!
何しろ、著者は当代きっての噺家、柳家小三治なわけですしね。
そんな師匠が、講座で話した枕が、ど〜んと収録されているわけ何ですよ。

はっきり言って、すごい。
日本語のテンポの良さがしっかり伝わります。
しゃべりのプロなんだから、当然といえば当然なんですけれど、目で文字を追いかけているだけなのに、耳から言葉が入ってくる感じなんです。
なかなか、こんな体験ありません。
やはり、噺家って言うのは、すごい職業なんですね。
つくづく思いますよ。

タイトル:ま・く・ら
著者:柳家小三治

オススメ度:☆☆☆☆☆(こいつは満点だ!)

寄席演芸年鑑2006年版

2006年12月29日
発行元:東京かわら版

凄い本に出会いましたね。

あれですよ。

落語家というより、芸人さんのことがぎっしり書かれている本。

これ1冊で、寄席ライフが200%面白くなります。

いやはや・・・なんで、今まで出会わなかったのでしょう?

人生の半分くらい、損した感じですね(笑

落語協会、芸術協会、宴楽一門、立川流だけではなく、講談協会、日本講談協会、日本浪曲協会のことまでぎっしりと書かれています。

凄いです! 凄いです! 凄い!

そしてですね、何よりいいのが、この本のスタイル。

単なる仲間内の本じゃないの。

誰が何回高座に上がったとか、落語入門書が数多く発行されたけれど、その中身は似たり寄ったりであったとか・・・芸人は客が育てるという基本的なスタンスが貫かれているのが最高なのね。

こういう厳しさがあるから、落語は生き残り、愛し続けられるのでしょうな。

ブームに流されないで良いお客さんになろうと思える1冊です。

タイトル:寄席演芸年鑑2006年版
発行元:東京かわら版

おすすめ度:☆☆☆☆☆(落語好きには欠かせない本ですな)

東京かわら版 平成18年11月号

2006年12月13日
発行元:東京かわら版

日本で唯一の演芸情報誌。

なんで今まで、こんなに素晴らしい本について知らなかったのでしょう。

落語、講談、浪曲の情報がぎっしり詰まっています!

タイトル:東京かわら版 平成18年11月号
発行元:東京かわら版


おすすめ度:☆☆☆(落語好きには)

極上 歌丸ばなし

2006年08月23日
著者:桂歌丸
発行元:うなぎ書房

笑点の司会に昇進した歌丸さんの半生をつづった自伝。

つづったと言うより、語ったって感じね。

しかし、いろんなことがわかりました。

歌丸さん、実は若かったのね。

そして、若い頃からはげていたのね(笑

そして、何よりもあなたは噺を愛していたのね。

もとい、噺を愛しているのね。

粋なオトコとはこういうことだ、と。

戦前戦後の横浜の町並み伝えてくれる、ものすごい本だと言うこともわかります。



極上 歌丸ばなし


タイトル:極上歌丸ばなし
著者:桂歌丸
おすすめ度:☆☆☆☆(歌丸さんは、やはりすごいね)

びんぼう自慢

2006年08月19日
著者:古今亭志ん生
発行元:筑摩書房


たただしくは古今亭志ん生が語り、小島貞二がまとめた1冊である。

が、そんなことはどーでも良い。

昭和の大名人、古今亭志ん生。

その人生そのものが落語であると語られた大名人の伝記。

薄っぺらい、タレント本とは訳が違う。

これぞまさに、大名跡。

飲む打つ買うは名人級で、貧乏自慢でかみさんを泣かし続けたダメオトコ。

しかし、あれだ。

古今亭志ん生ってオトコは、どんな時でも噺家であることは忘れなかった。

噺が大好きだったわけだ。

偉いもんだねぇ・・・すごいもんだねぇ・・・。

噺の稽古に関しての熱心さには頭が下がります、マジで。

そこいらのビジネス書なんて足元にも及びませんって。

でもね、でもね。

そんな志ん生を支え続けたかみさんもたいしたもんだ。

普通なら愛想を尽かすって。

そして、それを知っていたからこそ、かみさんと家族を大切にした志ん生ってオトコはすごい。

だから大名人になれたんだねぇ・・・と納得できる1冊です。



びんぼう自慢 (ちくま文庫)


タイトル:びんぼう自慢
著者古今亭志ん生
おすすめ度:☆☆☆☆☆(落語嫌いなあなたも、これで好きになれます)

木久蔵一代 バカの中身

2006年03月08日
著者:林家木久蔵
発行元:うなぎ書房


あるときは爆笑落語家、ある時は「笑点」のいや〜んばか、またある時はラーメン党会長、そして絵師、小説家・・・実体は自分をおもしろがせる天才。

それが林家木久蔵師匠である。

笑点ではちょっとぬけている面白いオッサンであるが、この本を読めば師匠のすごさが手に取るようにわかってしまう。

他のことをやってみてもダメだったら、芸人としてもダメなのだから・・・・

師匠の厳しいお言葉。
しかし、それこそが真実である。

バカではこんな言葉をはけるわけがない、と。




【バーゲンブック】 木久蔵一代バカの中身

タイトル:木久蔵一代 バカの中身
著者:林家木久蔵
発行元:うなぎ書房
おすすめ度:☆☆(もう、人生がギャグです)

落ナビ/落語ナビゲート隊

2005年08月10日
編者:落語ナビゲート隊
発行元:文芸社



落ナビ


『タイガー・アンド・ドラゴン』で落語ブームがやってくるよりはるか前に発行された1冊。
現代洋子のマンガで始まるこの本は大変読みやすい。
各寄席ガイドから、前座から始まる落語家の生態、人気若手落語家の紹介から座談会、そしてさわりだけ書いてある名作落語55・・・
これは1冊丸ごと読んで損のない本。

今は飛ぶ鳥を落とす勢い(だとおもう)林家きく姫、このころからカワイイね。
そう思うのは、私だけ・・・・?

タイトル:落ナビ
編者:落語ナビゲート隊
発行元:文芸社
オススメ度:☆☆☆(心が和みます、なぜか)
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