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RFP&提案書 完全マニュアル 改訂版

2016年12月26日

著者:永井昭弘
発売元:日経BP社

プロジェクトが成功するか失敗するか、その全てがかかっていると言っても過言ではないRFP。Request For Proposalこと提案依頼書。

情報システムの導入や業務委託を行うにあたり、発注先候補の業者に具体的な提案を依頼する文書なわけですが、こいつには必要なシステムの概要や構成要件、調達条件が記述されているのです。

逆に言うと、記されていなければダメなのです。

ちゃんと必要なシステムの概要や構成要件、調達条件が記されていないから、プロジェクトが燃えるのです。

RFPがしっかりしていないから、それを受けての提案書もしっかりしないものとなって、そんな提案書をもとに始まるプロジェクトはダメダメになってしまうのです。

そうならないために、具体的な手法が記されている本。

巻末にはRFPと提案書の雛形が収録されているしね。

そいつをなぞるだけでも、かなり質の高いRFPと提案書が作成できると思う。

RFP、端的に言えば「何を」「いくらで」「いつまでに」が記されたものであるのだけれど、詳しく知っている業務に関しては、やたら細かく書かれているのですが、記載事態に網羅性がなかったりして、まぁ、揉めるわけですよ。

で、記載事項に網羅性が無いだけならまだしも、「スケジュール」と「開発範囲」について曖昧だったりするから、カネで揉めたりするのよねぇ。
まじで「どこまでを」「いつまでに」「いくらで」を明確にしないとやばいのよねぇ。そこを明確化しないと、あとで「そんなつもりでなかった!」ということになるわけで。

で、本書の前半は「RFPを書く方の視点」で色々説明がかかれており、後半は「RFPを受ける方の視点」で色々書かれているのが良いのよね。

RFPを書く方にとって、本書から最大のサジェスチョンといったらRFPとの整合性を重視 値段の高低には騙されないという記述でしょうなぁ。値段だけで選んでしまうから、あとあと、めんどくさいことになるのですよねぇ。

で、RFPを受けて提案書を書く方に対しては受注を勝ち取る提案書に必要な4つの秘訣を教えてくれたりするわけです。

それは。。。

1)RFPに盛り込まれた要求をライバルより多く満たしている。特に優先順位の高い要求を満たすことは必須である。
2)単に顧客から求められた要求だけを満たしているのではなく、それ以上の付加価値が提示されている。
3)魅力的な価格が提示されている。
4)上記がすべてユーザーに理解できるようわかりやすく記述されている。

。。。なのですな。

まぁ、当たり前といえば当たり前なのですが、多くのプロジェクトでは、このまともで当然のことができていなかったりするわけですよ。

で、RFPを受けて提案をする側として一番刺さったのは

提案書でもっとも重要なページは「提案の趣旨」であると筆者は考える。極論すれば、この1ページだけでも提案内容を相手に伝えることができなければならない。

ですな。

重厚長大な提案書ではなく、RFPに正対し、しっかりとした提案内容、つまり具体的なプロジェクトプランを提示できるのであれば、提案の趣旨をシンプルでわかりやすくまとめることができる、と。

そのとおりですなぁ。




RFP&提案書完全マニュアル 改訂版 Kindle版

タイトル:RFP&提案書 完全マニュアル 改訂版
著者:永井昭弘
発売元:日経BP社
おすすめ度:☆☆☆☆(具体的に使える素敵な本です)
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